39話
ふぅ~、あいつら、僕に勝てないっていうのによくこれたよね。この状態だと村を襲うことが出来ないし今は糸で身体を動かしてる状態だし、不遇すぎない?これも全部作者が悪いね。
「こうなるなんてね。はぁ、最悪。予想を超えてきやがって下に見積りすぎたね。次は臨機応変に対処しないと。相手には[参照]持ちが居るし油断したら即ぽっくり。まじクソゲー、リセットしたいわ〜」
「居たぞ!」
「ちっ、お前らはエネルギーになってもらう[暴食]」 効果は発動しなかった。
は?こんな時にこれかよ。落ち着こう。ふぅ、[暴食]はアウトか。時空間は魔力消費がでかすぎるから消去法で[虚無]か〜。弱くは無い、ただこの身体だと使い勝手が悪い。権能以外だと対策されやすいし
「取り囲め。そのまま」
「[腐蝕]」
カナリアの近くに居た人間が泥のようになり溶けて死んだ。予想外のことが起こり兵士たちは内心焦っていたがそれを表に出さずに冷静さを保っているふりをしていた。
[腐蝕] 言葉の通り、相手を腐らせ、形を崩す。カナリアは内面から腐蝕させる。
「あはは、良いねぇ。[愉悦]があったのを忘れていたよ」
気分が良い。自然と口角が上がっちゃうね、あ〜久しぶりの身体なんだし遊ばないと
「な、なんなんだよ!あ、あんな動きができるとかき、聞いてないぞ!こ、こ、これは違う!帰らせっ」
1人の頭をもいだ。素手で。脆くて助かったね。
「まずは1人。さぁ、僕と遊ぼうよ。退屈、させないでよね」
−−−−−−−−
愉しかったな〜、やっぱり愉悦だね。それよりも、この後の事を考えないと。いや、考えても意味無いか。その時考えよ。
「逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ」
1人の子供がガクブルしながら、ブツブツと呟いていた。子供の顔は恐怖で歪んでしまっていた。
「そんなに怯えなくてもいいのに。と言うかなんで生きてるの?あはは、そんなガクブルしてないで答えてよ。10、数える間に答えなかったら殺すね。い〜ち」
「逃げなきゃ」
「じゅ〜う。残念でしたここで殺します」
いや〜、僕って優しいね。こんな10秒待たせてあげるとかそこら辺の人間ならしないことだよ。これこそ[慈悲]だよね〜。全ての生物に対して平等かつ優しく接するこれこそ神の鏡だよ。あれ?どこに行ったんだ?
「お前のせいだ!」
何故か怒り出した。多分ヤケクソなんだろうと伝わるが、カナリアはそんな事お構い無しに。
「何が?」
「お前のせいで俺のお父さんが死んだんだ!お前なんて死んでしまえ!」
石を投げてきたよこの子供
「僕のせいで死んだ?あはは、何を言い出すのかと思えば、くだらないことを言わないでよ。君のお父さんは弱いから死んだ。だから僕のせいでは無いし僕に当たることも間違ってる。そんな事も分からないならこの鎌で殺してあげるよ」
「覚えてろよ!いつか殺してやる」
「じゃあ、ここで死ね」
子供の心臓を刺して森の中に捨てた。
その子供の来世は・・・・蝿。蝿?え?蝿なの?可哀想に、すぐに楽にしてあげるからね。手段はヒ・ミ・ツ♡




