閑話
「あいつを止めるためにはどうすれば…殴るか?いや、人質にされるかもしれない。クソッ、そもそもあれが神なのか?悪魔の間違いじゃ」
「いや、それは無い」
否定される。そこには担任がいた。
サイクスは疑問を感じる。違和感か、正解への一歩か。
「人質は無いだと?んな確証ねぇだろ!!あいつはルイを何回も何回も危機に遭遇させようとしたんだぞ!!あいつは邪神だ」
その言葉に確証は無かった。カナリアは変数であり神である。確証はあっても変わり続ける。
曖昧なカナリアらしい。
「いや、邪神なら余計に勝てる、油断しているところを突くんだ。俺のスキルは[確定状態異常]だ、好きな状態異常を相手に確定で受けさせることができる。そして、[過剰供給]が今回の鍵だ。1人を強化させられるが、時間が経てば経つほど過剰になっていく。お前なら耐えられるだろう。供給は気絶すれば止まる。これであいつに勝つんだ」
「それは人質にされなかった場合だろ。された場合はどうするんだ」
「この網を使う。俺の[確定状態異常]で、睡眠、目眩、頭痛、吐き気、恐怖を付与した。これであいつを捕獲して変わらせる。それで問題ないだろ。人質にされなくても使うがな」
「なるほど。なら、その作戦で行く。俺はクラスの奴らに声をかける。人手は多いに越したことはねぇ」
「ああ、お前が切り札でその切り札を出し惜しみしない。任せたぞ」
その後は簡単だった。アンと一緒にクラスメイトに声をかけ、ルイの救出に向けて準備を整えるのだった。誘い文句は脅しだった。
「あいつを止めないと世界が滅びる」と、脅し協力を要求したのだった。
だが、そんな簡単な相手ならもう終わっているだろう。カナリアは神性であり邪悪である。そんな存在が1人間の考え通りに動くのか、知るのは作者のみ。
(何か引っかかる。俺はルイの為にやっているつもりだが、ルイはそんな事を望んでいないんじゃねぇのか?いやそれは無いな、あいつは殺しを行っている。ルイは殺しは嫌いだからな)
迷いが生じた。その迷いがどう出るか、どんな結果になるのか、答えはこの先にある。
成功か失敗か、未来は無数に存在する。分岐し分岐し続ける。一つの未来を知っても変わる。さてさて、ルイはどうなるのか。
少し、カナリアの中を見てみよう。
(ここ、は。そっか、身体の主導権を渡しちゃったのか…失敗だったのかな。カナが僕に返してくれるまで待つしか方法は無いんだ。
蛇からの甘い言葉だったんだ。)
ははっ、意識が戻ったようだね。でも返すつもりはないよ。この身体に飽きが来るまではね、絶望しルイ君はこの世にいたくないって考え、僕はやりたい放題するんだ。
ま、失敗しても何の問題も無いんだし、遊ばせてもらうよ。
やぁ、また会ったね。
この前の友人の話をしよう。
彼は◯戯王プレイヤーだ。そのネタを持ってきたのか、彼は◯ベンセヌフを持ってきた。キャラとして。
彼は、原作に忠実だった。・・・・そう、カードは話すことが出来ない。つまりだ、脳内に直接話しかけて来た。
そして、SAN値チェックを挟んできたんだ。最悪だった。◯の棺で不死身だし、SAN値も低かったし、すぐに拳、キックを振ってくるし、dbも高かった。
クソだった。近くにあった瀕死のNPCにとどめを刺した。これがいけなかった。ラストバトルで、行動不能になってしまった。
え?ロストしたのかって?はっはっはっ、愚問だね。別のPCを身代わりにして生き残ったさ。
身代わりにされたPCは当然、ロストした。
これを通したKPも悪いと思うんだ。
そもそも、カードが拳ってなんか・・・・・・・・違う気が。なんか具現化されるって書いてあったような。
まあ良い。だが、dbが4D6だった。これが駄目だった。キック込みで30のダメージだ。つまり、そこら辺の神話生物なんてグチャグチャに出来る。
POWが2でSTRが69だった。D100で決めたらしい。もう付き合ってられないって思ったさ。
また新しい出来事があったらここに書こう。




