35話
「あ〜、権能が使えないよ〜誰か助けて〜できれば元の身体に戻して〜」
面倒くさいんだよな〜、本当はゆっくり取り戻すつもりだったのに。やっぱり人間に変えようか
「ヒッ!な、何が目的だ」
「何なんだろうね?まあ、死ぬんだし関係無いか。じゃあね」
やっぱり人間の方が効率が良いね。一つの村滅ぼそう
−−−−−−−−
「ぎゃああぁあああっ!」
「叫ばなくても良いじゃん。別に殺すだけなんだしさほら、そこの奴とか幸せそうに死んでるじゃん。あれと一緒にしてあげるから安心して死になよ」
これで20個目。取り戻しつつあるけどルイ君が起きないんだよね〜どうしてだろ?
「いたぞ!」
「何かよう?」
「お前か。最近村や町を滅ぼしたりしてる奴は」
「そうだよ。何か問題がある?魔物と一緒だよ」
「何を言ってている!お前は人間だ!」
「見た目だけで判断するのは人間の悪いところだよね〜。僕が人間みたいに見せてるかもしれないんだよ?不用心で近付くとか頭足りてる?」
「止まれ!それ以上動くと」
「これ何か分かる?君の魂。流石に長引くと僕もキツイから言っておくけどこれを握り潰せば君いや君たちは死ぬんだよ。忠告しよう動いたら殺す動かなくてもいずれ殺す。どっちを選ぶ?10秒待ってあげるよ」
「どうする」
「いや、ここは」
「じゅ〜う、い〜ち。はい終了!君たちは人の言葉を信じすぎないように」
魂わエネルギーに変換。これで[時空の神]は取り戻せた。と言っても使うための地盤が整っていないから意味無いんだよね〜。
「そこの坊主。ここは危ないぞ」
「ごめんね〜」
僕はおじさんを殺した。まあ、運がなかったってことで受け入れてくれれば上々。
こっちは殺戮を繰り返さないといけないんだから誰だって許してくれるよ。知らんけど。やっぱり街を壊したほうが効率がいいや、こんな村とかは人数が少ない。
本当なら首都を壊滅させたりするんだけどこの身体だと厳しいからできないな〜。
権能とかは使わない予定だったんだけどね相手が悪かった。こっちは再生持ちに対しての有効打が無かったしこれ以上の言い訳はやめておこう。見苦しいしね
「ここで人を見かけなかっ」
「隊長こいつです!」
「餌が寄ってきた」
「全員取り囲め!絶対に逃がすな」
「ふふっ、あははっ、なんで勝てると思っているの?現実を見てみなよ。こっちは、いくつもの街や村を破壊し人間をたくさん殺してきたんだよ?それをふまえて勝てると思うの?」
「当たり前だ。ここでお前を止めなければ大勢の人間が殺される。それを止めるのが俺たちだ」
「あっそ。劫火爆烈弾」
戯言を言っていた人間達は死んだ。




