3話
あれから2年たった。僕は人型になれたけど神格は今だ[愉悦]だけ。権能は虚無の一部か使えるようになったけどそれ以外は何も無し。成長率が終わってるよ。この身体は進化かできるけどそれ以外は利点が無い。まあ、どうでもいいや。あの子も成長したしこの身体とはおさらばだね。せっかくなら自爆しとこ。
ドーンと凄い音がなった。やっぱり虚無は凄いね。これで僕がいた証拠もないしあの子に戻ろ。ちなみに爆発した所は一生汚染されるから人が住めるところではなくなるし魔物は意味わからないぐらい強くなるよ。人にとっては災害だねウケる。
「ダァ!」
「うふふ、元気ね。健やかに育ってちょうだいね」
僕がいると健やかも何もなくなるよ〜。へぇ〜、ルイって名前なんだ。これから楽しくなるねルイ君。君は僕がいる限り最悪なことがおこったりするけど君は僕が死なせないからね。良いように踊ってね。
−−−−十数年後とかも無く5,6年後?もうどうでもいいや−−−−
「お父様!僕今日ゴブリンを倒したんだよ!」
「おお!凄いな。やっぱりうちの子は天才だな!」
(あれからすくすくと育っちゃったよ。子共の成長って早いね〜。おじさん嬉しいよ、これで僕が動きやすくなる。さて、面白いことが起こるといいな〜)
「やっぱりお前は騎士になりたいのか?」
「う〜ん」
「ハハ、お前にはまだ早かったか」
「む〜、僕は大人だもん!」
(な〜んでペラペラと喋れるんですかね〜。これがご都合主義か。作者め許さんぞ)
「そうだったな」
(この子若干僕に似てるんだよね。平和は良いね〜ほのぼのできるよ。僕も身体を取り戻したいね。さて、ルイ君は男爵家に生まれた子です。じゃあ、貴族のルールがぁとかあるのではと思いますがこの家ではありません。なぜかって?実質騎士爵みたいなものだから無いんだよ。いいよね〜僕もこういう家に生まれたかったよ。まあ、僕が全部壊したんだけどね。残念だよ、あの馬鹿があんなこと言わなければ。過去のことを気にしてもどうにもならないしルイ君がどんな人生を歩むのかは見ものだね)
「お母様!お父様が僕のことを子供扱いしてきて」
「それは酷いわね。私があとで言っておくわね」
「ちゃんと言ってくださいね!」
(活発な子だな〜。家族思いでいい子になるよ僕と違って。さて、僕を転生させた奴の候補を考えないと。ゼウスはまずありえない。あの時の僕は力を制限してなかった。最高神たちも無理と考えよう。あいつらはゼウスが悲しむことはしないから。リオナも無理。ドノヴァンも僕との眷属契約で無理。心当たりが無いな〜どうにか見つけたいんだけど。あるとすれば生き残った神がいて僕の隙をついて転生をさせたとしか。あり得そうだな〜探さないとね。いつかだけど)
「お母様ご飯にしましょうよ!」
ルイ 優しい人間でありカナリアに人生を狂わされた被害者。運命は残酷なのだ。
身長 10歳の時 142
体重 35キロ
性別 男
見た目 カナリアと似て中性的
髪色、銀髪、髪型、ショート
肉体にカナリアが宿っており、戦闘、雑談など出来る。
偶に好戦的になるが基本カナリアのせいである。
人を殺すのに忌避感があり、カナリアとは根本的に分かり合うことができない。
たった一度きりの人生をカナリアに滅茶苦茶になることに涙が絶えない。