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愉悦と虚無の神  作者: ka
27/121

27話

(やぁ、僕だよ。今ルイ君は熱いバトルを繰り広げてる。殴ったら殴られを繰り返しているけど持久力でルイ君が負けているんだよね。サイクスだっけ?あの子普通に硬いらしくDEFが637あるんだよね。これ、人間だとあり得ないんだよ?いや〜世の中何があるか分からないね〜)


「チッ、硬すぎでしょ」


「お前も、な!」


拳と拳がぶつかり合い何故か鳴らない金属音がなっている。次第に観客が増え歓声も飛び合っている


「この!」


「甘い甘い」

ドゴッ


「くっ、それスキル?」


「言うとでも?」


「そうだ、ね!」

バキッ サイクスの骨から嫌な音が鳴る。


「っ!折るかよ普通」


「つい、ね?」


「ついじゃねぇよ」


「そうなんだ。そろそろかな」


「何言っ、ゴフッ」


「効いてきたね、軽めの毒だから死にはしないよ。まあ、動く事は出来ないだろうけどね」


(この毒は僕からのサービスさ。今回だけの)


「いつだ?」


「ぶつかり合ってる時から徐々にね。まさか卑怯とは言わないよね?」


「言うわけ無いだろ。別に禁止して無かったからな」


「持久力じゃ僕が不利だった。これでフェアになったね。さぁ、足掻いてみてよ」


「剛力、硬化」


僕も新しく獲得した韋駄天を使おう


〈それはやめておいたほうが良いよ。韋駄天はステータス補正もあるけど使用となると目が追いつけないからやめておく事を推奨するね。ま、やるかやらないかは君次第さ〉


まあ、最悪カナが治してくれるでしょ

「韋駄天」


「なんで光ってるんだ?」


「効果なんじゃない?僕は知らないよ」

カナには後で話があるから


〈僕に告白?いや〜おじさんちょっとそういうのは〉


違うよ


〈来てるよ〉


硬さに振っているサイクスはとあるスキルを持っていた。DEFをATKに変える[参照]を使用していた。カナリア曰く「[参照]?あ〜ゲームと一緒だよ。あれはDEFが高ければ高いほどATKが強くなるんだけどね大きいデメリットがあって限界値が3千までなんだよ。それを超えると変えるよりも先に身体が壊れちゃうんだよ。それに人間だと3千なんてすぐに超えちゃうんだしオススメはしないよ。強くないわけではないから。ちなみにDEFが100超えるたびにATKを200増やすからぶっ壊れだね」


拳と拳がぶつかりその場を中心に衝撃波が出た。観客は吹き飛ばされたり気絶したりしていたがルイとサイクスは気にも留めない。

そして、勝者が決まった。


「ふぅ〜危なかった、流石にそれは反則級だったね」


「それを言うならお前の方こそ…」

バタン


「流石に疲れたよ。強すぎ」

倒れたサイクスを運ばないと。あれ?動けないやカナにやってもらおう。


〈扱いが酷いな〜。お仕事をやりますか〉

久々のキャラ紹介と行こうか。


サイクス ルイの親友的なポジション。過去に身内の問題が起きており、子供の“死”に憎悪を持っている。カナリアの事をこの時点では知らないがいずれ認知する。


やあ、早めの再会だね。KPとして、TRPGやってたんだよ。セッション中に馬鹿なことしかしないやつが居たんだよ。大変だったね。

あと、パジャマは天井だったよ。今年の下半期は爆死しかしてなかったな〜。許さんぞ


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