25話
あの日以降ルイは敵に容赦が無いヤバい奴になっていた。がそれをルイが知ることは無く普段通りに過ごしていた。
(皆の視線が痛いね〜これだといつかルイ君も気づくんだろうな〜。流石に気づかないことはないよね?おい!なんとか言えよ作者ぁ!茶番はここまでルイ君視点をお楽しみに〜。僕?そりゃあルイ君の青春の物語を特等席で見ながらグータラするんだよ。今は頑張りたくない気分だから)
最近僕が歩いたりしてると皆視線を逸らすんだよね。なんでだろ?
「眠いな〜」
「寝れてないのか?」
「寝れてはいるんだけどね」
カナが夢の中でちょっかいをかけてくるからぐっすり眠れないんだよね。困っちゃう
「そうか。お前鈍感だよな」
「何急に。僕が鈍感?そんなわけ無いでしょ」
「自覚ないんだな。まあ、これは置いておいてこの前のあれは酷かったな」
「それはやめてよ。あれは僕であって僕じゃないと言うかなんと言うか」
「なんだそれ?哲学的な話は俺にはわからないぞ」
「哲学というか人格というか言い表しにくいんだよね」
「よく分からないがあれはお前じゃないのか?」
「そういうこと。いつか教えるよ」
「あまり背負いこむなよ?」
「脳筋のくせにそんな事が言えるんだ」
「なんだよせっかく言ってやったのに感謝はないのか?あと、俺は脳筋じゃねぇよ」
「脳筋でしょ。心配は要らないと思うよ」
「そうかよ」
「ねぇ、あれって」
「そうよ。あの侯爵様のご子息を一方的にいたぶってた」
「あの子男爵なのでしょ?処罰は無いの?」
「それがね、あの子小さい時にフェンリルを殺したらしいのよ」
「嘘でしょ!?フェンリルを!?相手にならないというのに」
「何か言われてる?」
「気のせいじゃないのか?少なくとも俺には聞こえないぞ」
「じゃあ、良いのか」
まさか、僕がフェンリルを殺したとかバレてないよね
(フラグキタコレ、こういう展開はいずれバレるのがお決まり。う〜ん、面白みに欠ける。作者はどうしてんだこんなチンケな物書きやがって技量ねぇのか!あったらこんな曖昧な物書いてないか)
「どうした?」
「いや何か言われてた気が。気のせいか」
「それなら良いか。早く寮に戻らないと怒られるぞ」
「まだ大丈夫でしょ」
「早めに行動しとけって言われてるだろ?」
「早すぎても…こだわらなくていいか」
「おい」
「今日の飯はなんだろうな?」
「なんでもいいでしょ」
「おい!俺を無視するな!」
「誰だこいつ」
「よく分からないね。サイクスの知り合い?」
「俺の知り合いでこいつは見たこと無いな」
「お前が痛めつけてきた」
「え?誰それ?」
「異常者なんじゃねぇのか?それよりも帰ろうぜ」
「そうだね」
(可哀想に無視されて身体もメンタルもボドボドダ!)




