18話
過去編Part2
(さ〜て、どうなるのやら。僕はそれを見ながらグータラしていましょうかね〜。助けろって?無理無理。それをしたら僕が愉しめないじゃん)
「そろそろですわ」
「どうしたんですか?」
ドサッと押し倒されるルイ。カナリアは惚気話とかも好きらしく、はしゃいでいた。
(押し倒した〜。凄いね、ここまでルイ君が危機感を持ってないのとルイ君を押し倒す度胸が)
「我慢の限界ですわ。早く襲いたくて待っていましたのよ?」
「僕を襲っても何も出てきませんよ。生憎お金も持っていないし。というか、貴族なんですか?」
「そうよ。ここを用意するのも苦労したのよ?じゃあそろそろ」
「逃げっ。力強いですね。鍛えてらっしゃる」
「これも貴方を襲うため」
(凄い執念だね。王女も狙っているっていうのに。まあ、あの時ついでに早い者勝ちって言っておいたしこうなるのも当たり前か。盗聴されているのは分かっていたしあえて、ね。その結果これだ。ふふっ、笑えるね〜)
カナ見てるでしょ?早く助けてよ
〈そうやって助けられるのが当たり前とか思わないでよ。僕は気分で行動する人間なんだから。僕人間だっけ?〉
そんなこと知らないよ!この子力が強いから僕じゃあ勝てない
「早速」
(ルイ君安らかに。いや、別に死ぬわけではないし別に良いか。僕はその間何しようかな〜。こんな時は)
ドンッ 謎の力が働き、現状を変えれた。その力は作者からのプレゼントさ。え?何でお前が、う、うわ〜
「危なかった。なんでこんなことを?」
「責めないのですね。理由は一目惚れだからよ。あと、押し返しても勝ったとは思わないほうがいいですよ」
「いやまあ、そんな事は分かってますよ。これを外せないと逃げれませんしね」
〈ルイ君〜鎖なら魔法で溶かせるんじゃないの?〉
それができたらもうやってるよ。この鎖のせいで魔法が使えないの。カナはこれ外せるの?
〈さぁ〜分からないね〜〉
こんな時にふざけるのはやめてよ。こっちは真面目なの!
〈まあ、そんな怒らずに。できるできないで言えばできるよ。でも、何も無しじゃあ釣り合わないでしょ?〉
何が欲しいの?
〈まあまあ、そんな焦らずに。僕は今欲しいものは無いからいずれでいいよ。それで望みは?〉
ここから逃げる力
〈分かったよ〜この頼りになる可愛くて妖艶な僕がやってあげるよ〉
妖艶なの?僕カナの姿を見たことないから分からないや
バキンッ
「じゃあ、失礼しますね〜」
「悔しい!あとちょっとなのに!」
(女の執念は怖いね〜。僕なら怖くて全部壊しちゃうかも〜。きゃ〜私怖い〜)
「はぁ~、今何日経ってるの?」
〈困っているそこの君!経った日数は何と5日で〜す。なんと、君の両親は大焦り。今から捜索が始まりま〜す〉
遊んでる場合じゃないでしょ!急いで帰らないと怒られる
あんな事を考えたそこの読者。私はそんなことを書ける技術なんてないし書くつもりなんてないぞ。残念だったな、気が向いたら調べて書くつもりだぞ。まあ、そんな気なんて無いんだけどね。と、言う事で次回は私が主人公として、そんな事ありませんので期待しないで下さい。したら、あなたの家にカナリアを百五十六人送ってやるからな。送れないけど