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愉悦と虚無の神  作者: ka
120/121

119話

攻略は出来なかった。誰も、攻略することが出来ない。無闇矢鱈に行っても犬死にするだけだった。

カナリアは面白くなかった。全然攻略されないせいで「愉悦」の神は退屈で自殺したくなってきている。倫理は何処へ?


暇だ〜、暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇暇。僕「愉悦」の神だよ?それなのにこんな事許されるわけ無い。ってことで「虚無」を顕現します。

取り敢えず魔導書を用意しましょう。そこに書かれた呪文を唱えると・・・・なんと「虚無」がそこにいるではありませんか。そこを中心に虚空へと変化してく。これが僕か〜、正確には違うけど、まあ同じって事で。


ちょっと!シナリオが崩れてく。バックアップは・・・・わ〜お☆無くなってる。取り敢えず複製して、干渉を受け付けない場所に保管して、事なきを得よう。

「虚無」はそこから消して、ふぅ危なかった。神は独り善がりだから困るね。


「虚無」が消えちゃった。まあ大丈夫か。

ルイ君たちが塔の攻略に行くまでは遊んでおこう。


てくてくと歩いていると、ルイに出会った。だが様子が可笑しかった。カナリアを視界にとらえたはずなのに声をかけることさえしなかった。記憶からカナリアに関する全てが消えたような、そんな感じだった。

それ以外は変わっておらず、人を救う事はやっていたようだ。


塔のボスは僕だ。なら、僕の事を忘れていたほうがボスムーブがやりやすいって訳だ。それに、インパクトが大きくなりそうだし。役になりきって、愉しむ、これが「愉悦」としての当たり前。

「おや、そこの貴方。何か悩んでおられますね。私なら、その悩み解消できますよ」


モブに話しかける。話し方が宗教じみてる様な、胡散臭い様な、第一印象にしては終わっているのである。が、悩みを抱えていたのは事実のようで


「分かるんですか!?そうなんですよ、悩みすぎて夜しか寝れなくて、食事も喉を通るんですよ」


何言ってんだ?夜に寝れるし、食事も摂取出来てるなら、生きていけるだろ。

そう考えると人間って不便だよね、三大欲求は勿論、承認欲求、自己顕示欲、等などあればある程制御が出来なくなる。

そんな欲要らなくない?そんな貴方にはコチラ、蛇のネックレス〜


無言でネックレスを取り出し、モブに渡す。

無言はダメでしょ、神としてどうかと。言語があるんだからそれを使わないと。


いや、気分変わった。ここに破滅という祝福を渡してあげよう。


あ〜あ、またやったよ。親より見た死に様。

もうこれでいいや。「虚無」に変わってその場を爆発させた。せーの、爆発オチなんてサイテー。


もっと親の死に様見ろ。作者、愚痴を書くぐらいならルイ君視点を描写しなさい。

それと、爆発は綺麗でしょうが。爆発させる側の事考えて、行動してよ。全く爪が甘い、うん苺の味がする。冗談はさておき、塔が攻略されるまでグータラしておこう。

次回!塔の攻略編、挑戦者の生存確率は5%!?をお送りいたします。

お楽しみに〜。


変な事をするなァーッ

作者からの叫びでした。ちなみに5%もありません。0.3%ぐらい。え?当たらないじゃないですかこんなの。石が勿体ない!!

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