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完璧で完全な婚約

契約魔法について何かお話を書こう、と思い立って書きました。読んでくれたら嬉しいです。

「分かりました。条件を呑んでくれれば婚約します」


『婚約してください』としつこい自分の国の王太子と、私は婚約する事にした。


 ただし、条件を出してだ。

 契約魔法を結んでくれたら婚約する事にした。


 その契約魔法とはこんなものだ。


 契約魔法

 一、顔を合わせたらお互いに愛を告げる

 一、マリアという平民とは話す事ができない

 一、マリアとレオンハルトは近寄ることができない

 一、婚約破棄は口にできない

 一、卒業式の翌日に結婚する

 一、離婚はできない


 なんでこんな契約魔法を王太子レオンハルトに押し付けようと思ったのか。(そもそもマリアって誰? みたいな話だ)

 それにはとある事情がある。



 私が13歳の時、王家からくる王太子との婚約の話をどうにも断ることができなくなった。


 何故か?


 私が侯爵令嬢で希少な『契約魔法』というものが使えたからだ。


 『契約魔法』は心からの合意によって約束すると、魔法の強制力によって行動を縛れるものである。

 その『契約魔法』が使える血を王家に入れたいらしい。


「王家にはたいていの魔法は間に合ってるんですよね」


 とは王太子レオンハルト・ド・イグニスのお言葉である。

 王太子のくせに眼鏡をかけて敬語の知的キャラだ。


 ……うん、まあ、眼鏡キャラは『前世』でも好きだったから良いんだけどね。


 おっと、私は『前世』を信じている痛い系女子ではない。

 前世でプレイしていた乙女ゲームの世界に転生したことを確信した系の女子だ。



 前世でプレイしていたアプリの乙女ゲーム「キラドキの恋をしよう」は100人以上の攻略対象がいた。


 100人以上の攻略対象が居るから必ずお好みのキラキラ男子とドキドキの恋が楽しめる、という訳だ。


 プレイヤーはヒロインの『マリア』(デフォルトネーム)となって攻略対象の大半が通う貴族学園での生活を送る。

 ヒロイン『マリア』は平民だけれど、治癒魔法の能力が高いから特待生として特別に入学できたのだ。


 ゲームイベントでは推しの応援をしてミニゲームを頑張って推しが上位に入ると、絵師さんが特別なスチルを書いてくれたり、声優さんがキャラに新たに追加のセリフを言ってくれたりする。



 例えば、眼鏡男子が眼鏡を外して迫ってきて(眼鏡外しかけでアップの描き下ろしスチル)、


「このくらい近づいたら貴方のかわいい顔がよく見えます。……でも、もっと近づいたら…………」


 とか。(例えが好みの眼鏡男子の例で失礼)


「○○、私の為にありがとう」


 とか、順位一位の人の名前を声優さんが呼んでくれる。



 そりゃもう大人気のゲームだった。

 主要キャラばかりがイラストやボイスが追加されまくるのではない。

 皆の努力(課金やプレイ時間)で推しが活躍するゲームを作り上げていけるのだから!


 まあ、でも100人いても当然主要キャラというのは居て、その筆頭が「王太子レオンハルト」だった。

 ゲームのタイトルイラストの中央にいた。キラキラしい金髪に金色の瞳のちょっと目に痛い男だ。


 そしてその婚約者としてヒロイン「マリア」にライバルとして立ちはだかる「契約の魔女エリザベータ」。

 銀色の髪に銀色の瞳で、こちらも目に痛い。

 いや、まあ、エリザベータとは私の事なんだけれども。

 名前はエリザベータ・ド・タージ・ノクリスね。


 物心のついた頃に思い出したゲーム情報にこの世界の貴族たちはものの見事に合致してた。


 王太子の他には宰相の息子で眼鏡男子。伯爵家次男の子犬男子。現役魔術師長のナイスミドル。

 ショタっ子の天才魔導具師。騎士団長の脳みそまで筋肉の息子。


 物心つくときに思い出した主要キャラの名前は100%一致だった。

 いや、まあ、ちょっと忘れててうろ覚えの名前とかはあったけれども。

 偶然の一致というのはないだろう。うん。


 それはともかくここからが問題だ。


 メインヒーロー王太子レオンハルトのシナリオは、必ず1回はクリアしないと他のシナリオの話が分からないところがある。

 この世界の価値観・文化・魔法の原理・魔導具・比較的簡単難易度の要所で挿入されるミニゲーム等々。


 その思い出した乙女ゲームの記憶では、エリザベータが『契約魔法』を武器にヒロイン「マリア」に立ちはだかる。


 あの手この手で様々な契約魔法でヒロイン「マリア」とメインヒーロー「王太子レオンハルト」との恋路を邪魔する。

 マリアとレオンハルトの仲を疑うたびに契約魔法の項目を追加してくるのだ。


 例えば、レオンハルトの愛に疑問を感じたら、

「一、顔を合わせたらお互いに愛を告げる」

 という契約魔法。


 マリアとレオンハルトが親しく話していると感じたら、

「一、マリアという平民とは話す事ができない」

 という契約魔法。


 マリアとレオンハルトが話すことはできないのに、学園の庭で会って瞳を交わしているのを見たら、

「一、マリアとレオンハルトは近寄ることができない」

 という契約魔法。


 私はエリザベータがかわいそうでたまらなかった。


 エリザベータは強い契約魔法を使えるのに使わなかった。

 この世界の「政略結婚」がいかに重要でレオンハルトはそれを理解していると信じていた。

 だから、「必ず結婚する」「離婚はできない」等の「契約魔法」を強要しなかったのだ。


 そして、悲しい事が起き始める。

 レオンハルトとヒロイン「マリア」が次々と追加される契約魔法をかいくぐり、愛を育んでしまうのだ。


 すると、とうとうエリザベータも、


「一、婚約破棄は口にできない

 一、卒業式の翌日に結婚する

 一、離婚はできない」


 などの契約魔法をレオンハルトに結ばせようとする。


 だが、契約魔法は心から合意しないと成立しない。

 エリザベータは契約魔法の不成立をもって、レオンハルトの心を知る。

 エリザベータは、レオンハルトとマリアの真実の愛の前に涙しながら身を引き、隣国へ亡命する。

 ちゃんと契約魔法は解除して。……優しい!


 ……ヒロインの方でプレイしていると契約魔法をかいくぐるのが面白かったりした。

 だけど、いざ自分がエリザベータになると、とっても理不尽。

 やばいほど理不尽だった。


 以上! こんな記憶を思い出して、レオンハルトと結婚したい! なんて思うわけがない。

 断りしかない。


 後、私は、どっちかというと目に痛いキラキラ外見の王太子は好きではなく、落ち着いた穏やかな感じの眼鏡男子が好き。


 なのに、王家の都合の政略結婚で嫁がなくてはならない。

 理不尽だ。

 私自身のうまみがまるでない。

 国外にでも逃げようか、とも思った。


 と思っていたら、王太子が私の好みを直接言ったわけではないのに、いつの間にか目が悪くなったのか眼鏡をかけ始め、私に敬語で喋り、穏やかに微笑むようになった。


 そこで私はぎりぎり思いとどまった。


 貴族に生まれて恵まれた生活をしてきた以上、政略結婚はある程度しなくてはならないだろう。

 国外に逃げても好みの眼鏡男子が居るかは分からない。


 そこで思い至ったのだ。

 王太子が眼鏡をかければまあまあ私の好みの眼鏡男子だと。

 理不尽な記憶も、今生きているレオンハルトがやったわけではない。

 やってもないことで糾弾するのは、逆に私の方が理不尽だろう。


 よし、思いとどまろう。


 そこで、公爵家当主であるお父様を通じて、王家に交換条件を出した。

「契約魔法を結べば婚約してもいい」と。

 こんなに上から目線の婚約の承諾など断られる可能性もあると思っていた。


 だけれど、王家からは二つ返事で了承の返事がきたのだった。



 婚約式が行われる前に、王宮の広い部屋の一室で、私の契約魔法が発動する。

 それこそ、王太子とその婚約者間での珍しい契約魔法ということで、王宮の重役たちは勢ぞろいしているし、もちろん王太子の家族(つまり陛下や王妃様、そのご兄弟等)も揃っている。


 部屋の中央で、半透明の契約書用紙がひるがえる。

 そこには、


 契約魔法

 一、顔を合わせたらお互いに愛を告げる

 一、マリアという平民とは話す事ができない

 一、マリアとレオンハルトは近寄ることができない

 一、婚約破棄は口にできない

 一、卒業式の翌日に結婚する

 一、離婚はできない


 と、鈍く光る文字で書かれていた。


 私は、乙女ゲーム「キラドキの恋をしよう」でのエリザベータの無念を汲んで、すべての契約を最初から結ぶことにした。

 ゲーム開始前の今の時点なら、婚約したければ王太子レオンハルトはすべての契約に同意するだろう。

 最初が肝心なのだから。嫌でもこの契約を呑んでもらうし、契約を結びたくなければ婚約しなければいい。

 私は頭が良いなあ。


「さあ、これに同意できるなら婚約します」

「もちろん!」


 もっと考えるかと思われた王太子レオンハルト様はきっぱりと頷くと、半透明の用紙の横に出現している光る羽ペンを掴んだ。


「いや、ちょっと待ってください!」


 私は淑女らしくなく、声を上げてレオンハルト様を制止する。


「何か?」


 レオンハルトは目をパチパチさせて首を傾げた。


「いや、何かって。色々突っ込むところはおありではないのかと」

「ない。私は心からこの契約に同意します」


 レオンハルトは、私の手が届く前にそう言いながら素早くサインしてしまった。

 そして、にっこりとほほ笑んでから口を開いた。


「愛しているよ。エリザベータ」

「私も愛しています。レオンハルト様」


 突然口をついて出た言葉に、照れて顔が熱くなる。

 そんな私たちを周りが『微笑ましい』、とでもいうような顔で見守る。


 私は顔が真っ赤になっているのを自覚していた。

 立ち上がって、


「いや、やっぱりこの婚約……っ」


『婚約をなかった事に』と、口にしたかったのにできなかった。

 早速、自分自身が契約魔法に縛られていること立て続けにを証明してしまった。


 呆然として立ち尽くす私の手を、レオンハルトがそっと握る。


「さあ、私たちの婚約式ですよ。愛しい人エリザベータ」



 皆に祝福されつくした婚約式終了後、少しの後、私たちは決められたスケジュール通り、貴族全員が通う学園に通い始めた。


 そして、学園に通うにあたってもちろん生徒名簿をチェックした。

 そしたらなんと、貴族の学校に特待生として通う平民の女の子は8人居て、そのうち4人が「マリア」という名前だった。


「愛してます、エリザベータ。ああ、学園の名簿……マリアってありふれた名前ですよね。昔、皆に愛された「マリア」って名前の女王が居たから平民に人気の名前らしいですよ」


 とは、名簿を見てフリーズする私の後ろから肩越しに覗き込んだレオンハルトの言葉である。


「契約魔法にも「マリアという平民」と出てきましたが、何か怖い夢でも見たのですかね? 安心してください。そもそも私は王太子として、平民の女性とは一切話す機会はありませんから」


 ふふっ、とレオンハルトが笑う。


「別になんてことない契約だったので喜んで了承しました」


 そう、私の耳元でささやかれたのだった。


 その後、学園生活は穏やかに過ぎていき、18歳の時に卒業するときに改めてみた特待生の名簿では「マリア」という平民は2人に減っていた。

 何で?

 そもそも学園では、トラブル防止なのか平民に全然会わないから何でなのか分からない。


 その事についてレオンハルトに聞くと、


「愛してます、エリザベータ。まだ、その『マリア』へのこだわりは健在なのですね。そう、なんでかと聞かれても平民の事は平民全体の事は考えても個々の事情はちょっと……。特待生の成績を保つのは平民には厳しいらしいですし。成績でも落ちたのではないでしょうか?」


 と、ちょっと困ったように言われる。

 私もそう言われると、そういうものかと思う。



 それから、私も日々が忙しいし、だんだん前世の記憶というものはどんどん忘れていってしまった。

 なんせ、この世に生まれてからもう18年も経つのだ。


 ちなみに、契約魔法で約束した通り、卒業式の次の日にレオンハルトと結婚した。

 盛大な結婚式で国中が祝福してくれて感動した。


 王太子妃になり、日々の穏やかでそれでいてよく忙しい日々を送っているとなおさら、

『乙女ゲームなんて私の妄想なのでは?』


 と思えてくる。


 私の契約魔法は、外交や国内での重要な契約時などに大活躍(大活躍とか自分で言ってしまう)で忙しい。

 それは、王家も多少無理を言っても手に入れたい能力だなって自分でも思った。


 そんな折、風の噂で、平民用の治癒院に凄腕の治癒魔法士「ナターシャ」という女性が現れ、平民が死にづらくなったと聞いた。


 風化しかけた記憶がふと蘇る。

 確かヒロイン「マリア」は治癒魔法の能力が高いという設定だった。


「ナターシャ」という女性の噂が気になって、レオンハルトに確認すると、


「愛しています。エリザベータ。ええ、そうですね。平民が死にづらいのは国の力として喜ばしいことです」


 とあっさり答えられて、むしろ私も


「愛してます、レオンハルト。そうですね……」


 と返事した。

 名前がそもそも違う。私の気にしすぎだろう。


 穏やかな日々を送っている内に、レオンハルトとの間には『一姫二太郎』が生まれた。


 母親として、王妃として、レオンハルトの妻としての幸せな日々を送っている内に、もう私は乙女ゲームの事など思い出さなくなっていった。



【レオンハルトの言う事には。】


 私はレオンハルト・ド・イグニス。

 イグニス王国の王太子だ。


 私は生まれた時から王太子になることが決まっていた。

 現王と正妃の第一子だからだ。


 物心ついた頃から最高の家庭教師を付けられ、王になるための教育を施されている。

 また、だいぶ前にマリアというそれはそれは民にも貴族にも大人気の美貌の女王が居て、顔も悪くないし、優秀な血を取り込み続けた王家は大体の魔法(攻撃魔法防御魔法治癒魔法)は間に合っていた。

 常に私はあらゆる面で称賛を浴び続けていた。


 しかし、そんな状態でも政略結婚は決められていた。

 相手はこれまた小さいころから『契約魔法』という希少な魔法を使えるエリザベータ・ド・タージ・ノクリスという侯爵家の令嬢だ。

 『契約魔法』は王家の人間は使えない。


 エリザベータ嬢は『契約魔法』というなかなか見ない希少な魔法を使えるだけあって、とても興味深い令嬢だった。


 『契約魔法』とは、心からの合意によって約束すると、魔法の強制力によって行動を縛れる不思議な魔法だ。

 今までなんで王家が持っていなかったのだろうというくらい有意義な魔法というのは間違いない。


 当然のように、王家としてノクリス侯爵家にエリザベータ嬢との婚約を打診した。

 が、断られた。

 それが面白かった。


 地位も知識も蓄積された血筋による美貌と魔法力も、何もかもが役に立たないのは初めてだった。


 エリザベータ嬢をよくよく観察すると、パーティーではいつも眼鏡をかけている男性の方をちらちら見ている。

 私は眼鏡をかけ始めた。


 更にエリザベータ嬢を観察すると、乱暴な言葉遣いが苦手なようで、令嬢にがさつな言葉遣いをする者にわずかに眉をひそめていた。

 我が国の宰相のように丁寧な言葉遣いをする男性が好みのようだ。

 私はエリザベータ嬢の前ではできるだけ丁寧な言葉遣いと優雅な所作を心掛けた。


 すると、面白いことにそれだけで私にエリザベータ嬢の視線がくるようになった。


 そして、それは快感だった。


 王太子ともあろうこの私が令嬢の為に、自分を変えるのだ。

 そして、今まで私を断り続けていたエリザベータ嬢が、婚約を了承する代わりに、『契約魔法』で特定の条件を呑めと言ってきたのだ。


 その契約魔法とは以下のようだった。


 契約魔法

 一、顔を合わせたらお互いに愛を告げる

 一、マリアという平民とは話す事ができない

 一、マリアとレオンハルトは近寄ることができない

 一、婚約破棄は口にできない

 一、卒業式の翌日に結婚する

 一、離婚はできない


 可愛らしい、詰めの甘いエリザベータ嬢らしい条件で、私はすぐさま了承した。

 エリザベータ嬢の為に、私が自分を曲げるのが快感だったからだ。

 エリザベータ嬢からしたら、了承に困難を感じる契約だったようだが、私だけでなく周りも微笑ましく私たちを見守ってくれていた。


 エリザベータは『レオンハルト(つまり私)とは離婚しないで末永く仲良くやっていきたいし、そこには愛も欲しい。『マリア』(平民の女性に人気の名前。平民の女性と限定してしまわないのがエリザベータの愛らしい所)という平民には渡したくない。そう思ってくれているのだ。


 可愛らしいではないか。


 私は契約だけでなく、心からエリザベータに愛を囁いていた。

 頬を染めたエリザベータはそれはそれはかわいかった。


 貴族の学園に通い始めると『マリア』という平民がなんと4人もいた。

 仕方ない、人気の名前なのだ。


 そして、その中に治癒魔法が著しく際立っている『マリア』という平民が居た。

 なので、エリザベータの気をひかないように折を見て名前を変えて平民向けの治癒院で働かせるように部下に命じておいた。

 王家の部下たちは優秀で、平民『マリア』をうまい事治癒院に誘導していた。


 変な所で勘の良いエリザベータは、治癒院にいる『ナターシャ』(『マリア』から変えた名前)が気にかかったようだが、無難な返事をしておくと、すぐに忘れたようだった。


 エリザベータと私はその後、愛し合い穏やかな生活を送った。

 王族としては珍しい得難いことだ。


 エリザベータは王家の中で大活躍し、周りの国々、貴族たち、平民の代表等と話し合ったのちに『契約魔法』を使って様々な取り決めをしてくれた。

 そのおかげで争いごとは少なくなり、イグニス王国はますます繁栄していったのだった。

読んで下さってありがとうございました。

もし良かったら評価やいいねをよろしくお願いします。

また、私の他の小説も読んでいただけたら嬉しいです。

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