死亡フラグが立ちました。
『死亡フラグが立ちました』
あ、と思った時には遅かった。
気づけば目の前には血に染まった旗が掲げられていて、死神が私を見下ろしている。
――私は、また間違えたのか。
勝利を確信したのがいけなかった。
油断さえしなければよかったのだ。でももうフラグは立ってしまった。今更覆すことなんて、この世界ではもう私にはできない。
私に死亡フラグを宣告するだけの神は私を嗤っているのだろうか。それともシステムでしかなく、やはり感情などないのかも知れない。
繰り返す時の中で溺れていく私は、今度こそ負けないと誓って、次の世界へ旅立った――。
なんか冒頭ポエム的なものを思いついたので書いてみました。続きはありません。