表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

第6話 こねこちゃん!?エンジェルスパークリング


 翌朝、自宅でいろいろと済ませたあと、魔法世界へと趣き、教会でお祈りしたあと魔術士ギルドへとやってきた。


 

 今日は、ウルフの群れの調査をすることに。

 教会にてお祈りしたら天使さまの声が聞こえたのだ。

『ゆうくん、ウルフの森で迷子になっているこねこちゃんを助けてあげてほしいなー』 

 って。


 行かないという選択肢はないわけで。 





「ささっと行ってささっと帰ってこよう」


『魔術士ギルドの受付ギルド員の女性からはエアシップが使えるなら早めにたどり着けますね。調査だけですのでソロでも大丈夫と思われます』と言われてある。



「ゆうおにいさん。かわいいマントだね」


 ミーシャちゃんに出会った。


「でしょ?昨日手に入れたんだ。めっちゃレア」


 昨日、にゃんころゴーストを倒してからマントをゲットした。

 にゃんころゴーストの中でも上位のモンスターしか着ていないレアなマントだ。

 白色のマントに、にゃんころゴーストの可愛らしいシルエットが描かれている。

 技術力上昇の効果があるマントなのだ。

 AngelStudyで主人公が初期に有用する品である。

 昨日の夜、ゲットした。


「女性の魔術士が着ているイメージだけど、ゆうおにいさんかわいい顔してるから似合うね」


 30歳の男にかわいいとはミーシャちゃん褒めてくれてるのかな?

 まぁ、童顔ってよく言われるけど。



「あっ、そうだった。抹茶ゼリー売るとき、このソースかけて売ってみて。チョコソースって言うんだけど、頑張ってるミーシャちゃんにプレゼントフォーュー」


 ミーシャちゃんにチョコソースをプレゼントした。

 これで、抹茶ゼリー全部売れることを祈る。



☆☆☆☆☆☆☆


 というわけで、ミーシャちゃんとバイバイしてはじまった街を出てウルフの森とやらに到着!!


 ウルフの森 ウルフに注意と看板があった。


 ずっと空を飛び60分くらいで着いた。

 本来の馬車道だとかなりの迂回が必要で時間がとてもかかるとギルドの人が言ってた。

 

「またねー。ジャスミンちゃん。乗せてくれてありがとう」


 ウルフの森に向かう途中偶然昨日助けたジャスミンバードに遭遇。

 乗せてくれた。

 俺の天使見習いのお散歩よりスピードが速い。

 くやしい。


「きゅうん」 


 ジャスミンバードのジャスミンちゃんはヒトナキすると翼を羽ばたかせ去って行った。

 因みにジャスミンバードはBランクモンスター。

 正直、昨日戦ってたら、かなりの苦戦を強いる相手だったと思う。

 清き心で良かった。





「打倒ウルフ。こねこちゃん救出作戦レッツゴー!!」


 

 空を飛んで、とりあえずウルフを探す。


「多いなー。えっと、こねこちゃんはっと」


 空中に浮いたままエンジェルスパークを発動させれば比較的安全に戦えると思う。

 

 しかし、ウルフ系統は風魔法が得意。

 上位種じゃないとエアシップは使ってこないけどエアカッターって言って風の斬撃飛ばしてくるから空飛んでてもダメージ食らっちゃうんだよね。


 うまく避けないと。




☆☆☆☆☆☆☆


 こねこちゃん探しを始めて、30分が経過。

 モンスターの強さはE〜DランクがほとんどでさっきCランクのウルフを一匹倒せた。


 Cランクのファーストウルフの特性は一匹で活動すること。いわゆる、一匹狼である。

 

 そのため、他のモンスターの妨害がなく、特別危ないって感じもなく倒すことができた。 

 


「あっ、発見?白いネコ?」


 高台に追い詰められている白いネコを発見した。

 小さいこねこだ。


「にゃーんにゃーんにゃー」


 こねこと目が合った。

 助けてーと言っているような声で鳴いている。



「ちょっとお待ちをっと。エンジェルスパークリング」


 エンジェルスパークの範囲魔法である。

 エンジェルスパークの熟練度が上がると覚える雷技。


『主人公専用⋮天使見習いの雷技』


□説明


『雷技:エンジェルスパークリング』


・雷の初歩技☆1

・複数に対して有効な雷技

・白光色のキラキラの円陣に触れることで心の悪しき者に攻撃。

・悪しき者は、燃えるような痛みを味わう。

・エンジェルスパークよりも若干威力が落ちる。



「わぅん」

「わぅん」

「わぅん」

「わぅん」

「わぅん」



 ウルフが次々に力尽きていく。


『シューンッ』


 他にウルフが集まってこないうちにこねこちゃんの元へ降り立つ。


「よいしょっと救出大成功」



 警戒心はないのだろう、こねこちゃんは、俺の顔を舐める。



☆☆☆☆☆☆☆



 こねこちゃんを救ったあと、安全地帯まで運んだ。

 



 回復技でケガを治し、食べ物を与えたりしてたら、こねこちゃん俺に懐いてしまった。

 

 そして、俺は思う。

 こねこじゃないと、多分、ホワイトタイガーだ。

 白いトラのこどもだと。



お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ