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第2話 モンスターと戦おう!


「ふぅー」


 起きた。

 うっすらと目を開けると、そこは森の中。

 木がたくさん。

 

「おー。Angel Studyの旅人の服みたいだな」


□説明

名前:旅人の服

内容:村人が普段使いしている服よりも良い品。旅人が着る布地の服。


 ゲームではこんな感じで表示されている主人公が初期に着ていることが多い旅人の服。



「それにしても、もっと魔法世界についての説明があっても良くなかったかな?」



 辺りを見回し安全確認をしながら悩む俺。

 いきなりこんな森の中に放置はきつい。


「とりあえず歩くか」



 ここにいてもしょうがないので歩くことに。

 森でさまよう俺。


 仕事辞めてから夜中くらいしか外に出なかったからなー。

 日光が辛い笑


 

『チュートリアルだよー』


「あっ!?」


 聞き覚えのある懐かしさも感じる女性の声



『ここは魔法世界(魔法世界/マジックワールド)で優羽くんの住んでた地球とは別の世界だよー。魔法や魔物モンスターあふれるファンタジックな世界だよー。嬉しいかなー?』




「やったー!嬉しいなー」


 女性の声に反応する。




『世界観やその他諸々は、ぶっちゃけAngelStudyの世界に近いよー』



 AngelStudyと近いのか。

 わかりやすい。



『そして、魔法世界マジックワールドに行くにあたって、30歳の誕生日を未経験で迎えた優羽くんに天使である私ココエルからプレゼントフォーュー。メニューオープンと唱えて。ほらレッツゴーメニューオープン』


 天使ココエルさん?さま?から言われるままに


「メニューオープン」



と唱えた。




《ステータス》


名 前:天使あまつか 優羽ゆう


性 別:♂


年 齢:30


種 族:人間(天使見習い)


職 業:魔術士F級 


L V : 1


体 力: あまりない


天 力:つよめ


攻撃力: あまりない


防御力: あまりない


俊敏力: ふつう


技術力:良い


加 護:ひきニート女神(日本に帰ることができる)


《天使見習いのBAG》▽生活物品

・天使見習いのステッキ(回復魔法に少し良い補助効果あり。打撃として使用する際光属性となる)。

・キャンプセット一式(食べ物含む)



《天使技》

 ☆雷

 ☆治癒(回復)


《スキル》

 ☆剣

 ☆弓 

 ☆☆ステッキ(棒杖)


《耐性》

 睡眠(社畜だった経験により覚醒)


《特性》

 天使見習いのお散歩(空を飛ぶことができる) 

 エンジェルテンション(ステータスを上げることができる)

 天使見習いのほほえみ(対象を眠らせることができる)

 

 



『《天使見習いのBAG》は手を突っ込めば中に何が入っているかリストが表示され意識すると出すことができるよー。魔法やスキルの最大値は基本的に☆5段階。☆0個で無能者☆1個で覚醒者・初心者☆2個でアマチュア・ぴよぴよ☆3個でベテラン☆4個でプロで☆5個でエキスパートだよー』


「なるほど、魔法やスキルはAngelStudyに準ずると」



『そうだよー!わかりやすいでしょー』


 えっへんとした態度をとる天使ココエルさま。




「ありがとうございます。楽しめそうです」




『まぁ、他にも聞きたいことあると思うけど取り扱い説明書作っておいたから、それ読んでみてー。困ったときに読むと良いよ」




「おー。説明書までわざわざありがとうございます」




『言葉でのチュートリアルは以上だよー。実践として弱い悪モンスターを優羽くんの近くに誘導しておいたから頑張って倒してねー。じゃあばいば、あっ、違った。またねー』


「またねー。あっ、すみません。ありがとうございます。また逢える日をお待ちしてます」


 何故か、またねーと言う言葉を聞いてまたねーと返してしまった。

 何故だろうか?

 

「とりあえず、ゲーム通りなら、あっ、あったあった。エンジェルスパーク」


 天使見習いのBAGから天使見習いのステッキを取り出し右手に用意する。

 


『主人公専用⋮天使見習いの雷技』

□説明

『雷技:エンジェルスパーク』

・雷の初歩技☆1

・単体に対して有効な雷技

・白光色のキラキラに触れることで心の悪しき者に攻撃。

・悪しき者は、燃えるような痛みを味わう。




『ピカッ』


「おー。ゲームで見る画面よりやっぱり生のほうが迫力あるな」


 雷技エンジェルスパーク威力も良さげだ。

 ゲーム通りなら、天力強めだと、後結構な回数エンジェルスパークが発動可能だ。

 にしても、俺体力、攻撃力と防御力低いなー。

 職業魔法使いだから仕方ないか。


「よいしょっと。うーん、ぼちぼち早い?」


 俊敏力を試すため走ってみた。

 高校卒業してから全力で走ることなどなかなかないため、実際に速くなっているのか判断しかねる笑



「持ち物に武器がステッキしかないのは魔法使いだからかな?笑」


 AngelStudyでは、主人公は初期装備ほとんどが、剣である。




「なるほどなるほど。天使見習い技のアレンジはなるほどふむふむ。なるほど、ゲームでは主人公のレベルに合わせて威力とか範囲とかを数値でいじったりアレンジできたけど、この魔法世界ではイメージすると効果をアレンジできると」


 イメージ力でいろいろと変わるようだ。


 そんなこんなで考えていると、



▽スライムグリーンがあらわれた


 ゲームだとこんな感じで表示されることであろう。

 まるっとしてまるまるまるとしたフォルムのみどり色のスライムがあらわれた。


【モンスター】

□説明

・名前:スライムグリーン

・内容:まるっとしてまるまるまるとしたフォルムのみどり色のスライム。風魔法を覚えているがそよ風程度の魔法しか扱えないため、攻撃力はない。魔術士でモンスターに好かれている者がスライムグリーンをペットとしてそよ風でやすらぐという情報がある



 モンスターから紫色のオーラが出ている。

 AngelStudyでは良い心のモンスターと悪い心のモンスターがでてくる。 


 今、俺に向かってきているモンスターは悪モンスターと判断してよいだろう。


「エンジェルスパーク エンジェルスパーク」


 跳ねて近寄ってくるみどり色スライムにエンジェルスパークを連続で放つ。

 技術力によって連射可どうかが変わる。

 まぁ、☆1の雷技だから連射できるのだろう。



「おー、倒せた!」


 エンジェルスパーク2発が2匹に命中。

 亡き者となった情報とわかる紫色のオーラが空へと上がっていく。

 ゲームの描写と同じだ。


『ぽこぼこどこ』

 

 残り1匹となったみどり色スライムをステッキでタコ殴りする。


「たおせた」


 ぽこぼこしていくうちにどんどん動きが大人しくなっていき、とうとう力尽きたようだ。


 とりあえず、死体の前に手をかざし天使見習いのBAGに入れるように意識し天使見習いのBAGに取り込む。


『グリーンスライムゼリー』

『グリーンスライムのマジックストーン』

と表示された。


 

☆☆☆☆☆☆☆



 グリーンスライム討伐後も、定期的にモンスターがあらわれた。


 AngelStudyと同じモンスターのようで、レッドトマトプが現れたりと楽しく魔法世界生活を堪能している俺。


「トマトうまっ」


 討伐した戦利品であるトマトを食べる。

 うん。食べたことのある安心の味だ。

 トマトを途中で見つけた水辺で洗ってから食べている。



【モンスター】

□説明

・名前:レッドトマトプ

・内容:まるまるとした体型で頭に乗っているトマトはまさにトマト。グリーンスライムよりちょっと強い。





☆☆☆☆☆☆☆


 ある程度レベルが上がったところで街が見えてきた。


 門には騎士がおり、出入りする人間を確認している。



「次、お前、カードをだせ」


 偉そうに言われる。

 ほんと、お役所仕事の人ってなんで偉そうなんだろうね。



「はい。よろしくお願いします」



 天使見習いのBAGに手をつっこみ、魔術士カードを取り出し騎士に見せる。

 身分証明書としての役割のある魔術士カード



「Fランクかよ。ほらっ、Fランクは入門料タダだ。行った行った」


 シッシと行った感じで門を速く通れと言われる。


 Fランクばんざーい。笑



「さてはて、宿屋に行ってその後は、魔術士ギルドに行くかな」

お読みいただきありがとうございます。

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