1.42 今後の方針
めちゃめちゃイチャつくダブルカップルです。この人達に羞恥心という感情は無いの面白いね。いや、マユカさんは知らんけど。
「ですぅ」
「何してんのあんたら?」
「んむ?」
凄い。ハヤタさんペアと全く同じポージングだよ。あ、いやちょっと違う。フルキさんが両手で顔を覆いながら、ドウルさんの手錠の鎖の部分を掴んでる。こっちは巫山戯てるだけだ。
というか……え……ドウルさん、ここまで引き摺られてきたの……? うわ凄い、フルキさんの真下にいるドウルさんが無の顔をしてる。足とかピンって伸ばして……完全に諦めの体制をしてるよ。
「あの、後が詰まってるので早くしてください」
「ん?」
と、そんな四人の後ろから更に声が聞こえてきた。
この顔は……あ……ハヤタさんを連れ去った騎士じゃん。ん? 一緒に来たってことはつまり……
「あ……玉座の後ろの部屋にいたんですか」
「貴方も私達に興味を持たなすぎでは!?」
何だろう……よく良く考えれば分かることなのに……どこで寝泊まりしてるんだろうとか、何で気にしなかったんだろう……
扉から遠ざかったハヤタさん達四人を見送ってからそう言い、食堂へと入ってくる。一人二人ではない。騎士の他に召喚士や……
コツ
コツ
ん? あの白い帽子と白い服……コック?
コツ
コツ
え? あの白いエプロン……使用人?
そんな見慣れない人達も、壁沿いに並ぶように続々と部屋に入ってきた。
「……た……沢山いたんだ……」
「ん。ミチルも驚いたのです」
「僕もちょっと予想外だったね」
直接見てないから分からないけど、玉座の後ろの部屋は結構広い空間になってるのかな? ちょっと……というかかなり気になる。後で見に行こうかな。
「あ、そうだそうだ」
「はい……?」
と、全員が部屋に入ったのを確認したハヤタさんは何かを思い出したのか、僕に近づいてきた。そして虚空から手錠を二つ取り出し、
「ん」
口に銜えた。手首に取り付ける部分を。
……銜えても大丈夫なやつなのそれ?
一瞬何をしているのか分からなかったが、先程までの二人の境遇を考えると……
「……あ、二人が捕まってた時のですか?」
「ん、ん」
ハヤタさんとフルキさんが捕まってた時に付けられていた手錠……だから多分、罪詰みが出るより前の、普通の手錠なのだろう。
そういう意図で聞くと、口が塞がっているハヤタさんは声を出しながら頷いた。口が塞がっている、って何?
「……えと、受け取ればいいんですかね……それでは」
「んん! んん!」
ジャララ
「んぇっ!?」
そしてその手錠を受け取ろうとした時、ハヤタさんは大きく首を振った。
え? 渡そうとしてたよね? 受け取っちゃダメなの?
「ん。んんん、ん」
「……まさか僕も銜えろと……?」
「んん!」
「え? レン君?」
ジャララ
まさかと思い、呟いた言葉。その言葉を聞いたハヤタさんは、今度は大きく頷いた。
何考えてんのこの人?……まぁいいや。どうせ何かが減る訳でもないし。変に駄々を捏ねても、この人の事だから考えを改めてくれないだろうし。
「はぁ……えと、し、失礼します……」
「ん」
「え、何……レン君!?」
僕はハヤタの隣へと歩く。ハヤタさんをそれを見ながら、ゆっくりと腰を下ろし、やがて正座をした。多分、高さを合わせるためだろうか。僕は口を小さく開けながら、肩に掛かっていた髪の毛を耳の後ろへと退かす。
「……ん……ぁ……」
「ひ……ひぁぁ……!?」
そして、ハヤタさんが銜えているすぐ横の部分を口で掴む。僕の口の中を、硬くて冷たい、恐らく未来永劫一切感じないであろう謎の味が押し寄せてきた。僕はなるべくそれを意識しないように、ギュッと目を瞑る。
「んむ……」
「ちょ、あれ、ちょぉ!」
「何を、おぉ、おおぉ!?」
「ちょっと黙れです」
というかハヤタさんが近い。近すぎて頬がくっついちゃってるし。後これ、二つ重なってたからちょっと怖かったけど、意外と銜えられるものなんだねこれ。一生役に立たない知識が増えた。
「んん……んっと」
そして僕が銜えたのを確認したハヤタさんは、ゆっくりと口を開き、手錠を離した。正座をしたまま、僕の方を見ている。
「ん?」
僕は手錠を銜えたまま、ハヤタさんの方を見る。
銜えたは良いものの、この後何をすれば良いのだろうか。まるで見当がつかない。
「ん? それだけ」
「ん! それだけかいですかい!」
サラッと放ったその言葉を聞いた瞬間、僕は銜えていた手錠を口から離し、思いっきり叫んだ。
畜生! そうだわ! この人はそういう人だったわ!
「……」
でも……やっぱり胸のつっかえみたいなのが取れない……まともにハヤタさんの顔を見ることが出来ない……やっぱりあの事……いや、怒ってなくても、ちゃんと謝らないと。ハヤタさんを見捨ててしまった事を……
「……あの……」
僕は顔を上げ、未だマユカさんをお姫様抱っこしているハヤタさんの顔をしっかりと捉える。
「あの、ハ――
「あれ? どしたのその耳?」
「……え……?」
が、何故かボクの言葉を遮るかのように、そんなことを聞いてきた。
「いやね、なかなか出したがらなかったから、なにか事情があるのかと思ってたよ」
「え、いや、あの……」
「似合ってる似合ってる。と、そうだ、ミチルちゃんから事情は聞いたよ。これから何する?」
「ま、そんな矢継ぎ早に……」
「……」
「え……え……?」
どんどん言葉を紡いでいたハヤタさんだったが、急に黙って見つめてきた。優しい目だが、次の言葉を催促するかのように感じられる。
気にしすぎ……かな……? 何だろう、ハヤタさんなりの優しさ……いや、どっちでもいい。どっちにしろ、謝ってはいけない雰囲気になってる。
「……えっと、まずは、本当の王城に行こうと思います」
「ほう」
なら……僕の考えを言った方がいい……よね。
僕は少し俯き、これからについての意見を言う。
「そこで事情を説明して、ここにいる全員の衣食住を確保してもらいたいですね」
「なるほどね。ま、僕達だけじゃ……」
言葉を綴る僕を見ながら、ハヤタさんはウンウンと頷きながら僕の話を聞いている。
僕達だけじゃ手助けするにも限度はあるし。少しでもいいからそういった支援をしてくれると嬉しい……難しいと思うけど……
「……それってつまり、無かった、って事ね」
「……はい?」
と唐突に、ハヤタさんは僕の目を見ながらそう呟いた。
え……と、どうしたの急に……? 何故そんなに深刻そうな顔で……無かった……?
「……元の世界に帰る方法」
「……」
そして続いて出てきたその小さな言葉に、僕は完全に理解した。
あ……そっか……そういう事か……僕の提案だと、まるで全員強制的に留まらせるみたいに聞こえるのか……確かに実際そうかもだけど……
僕は視線から逃れるように下を向く。
「……はい……無いそうです」
「……え……!?」
「な、え、ないんですか!?」
「無いよ。最初から用意してないみたい」
そしてそのまま小さく言う。僕達の話を聞いていた召喚者達も、ザワザワと騒ぎ始める。
まぁ……そうだよね。二週間後に留まるか帰るか選んでって言われてたし、帰りたいって思ってる人も沢山いるはずだよね……あれ……ルルちゃんはどうなんだろう……!?
「え……じゃあ、帰りたいって言った人がいたらどうするつもりだったのです……?」
「……喋らせなきゃ良い……らしい……」
「っ!?」
僕の言葉を聞き、質問してきたミチルちゃんだけでなく、その場にいる全員が口を閉じ、息を飲んだ。多分全員。
昔の自分だったら、口を手で押さえ付けられる、位かなって思ってたけど……今ならちゃんとこの意味は分かる。
「ま、結構定番な展開だからそこまで驚かないけど……」
「……」
「まぁ……一発ぶん殴りたい気分ではあるかな」
「……」
右手を強く握りしめ、何時ものように明るい声色だけど、物騒なことを言うハヤタさん。温厚そうに見えるけど、ブチ切れてるという事が考えなくても分かる。
「……と、とにかく。僕達は学校とかがあるので……」
僕は話を無理矢理戻すようにそう言葉を繋げる。
正直……まだまともにお金を稼ぐことが出来ない子供が、そんなことを簡単に出来るわけが無いし。まだ学校に通って……学校……
「あ、そうだ」
「ん?」
と、そこで僕はある事を思い出した。僕は虚空からスマホを取り出す。電源を入れ、メールアプリを開き、メールを打ち込む。
急でごめん。僕達四人の出席情報ってどうなってるか調べてくれないかな?
「メール?」
「はい。ちょっと気になることがあったので」
相手はカルソラちゃんだ。
そういえば近況報告とか全くしてなかったな……セルント王暗殺事件とかも……いや、それは今はいいや。向こうが混乱してもちょっと困るし。
「気になること……どれどれ」
僕達、少なくても二週間位は滞在するらしいから、出席停止になってるか知りたいの。
「二……? あぁ……確かに」
そこまで打ち、僕は真横でハヤタさんが覗き込まれた状態のまま、メールを送信した。
まぁ、すぐには帰ってこないだろうし、というか唐突で一方的な要求だから怒られるかもしれないし……待ってるあい――
ぶわあぁっ
「ん!?」
「っ!?」
スマホを仕舞おうとした瞬間、そのスマホが震え、通知を知らせる、「ぶわあぁっ」という勢いのある音……というより言葉……が響いた。驚きつつも、スマホを開くと、「カルソラちゃんからメール。開く?」という文字が画面に浮かんでいた。
「え、返信早いなこの人」
「え、今の着信音なの!?」
送ったばっかなのにもう返ってきた……凄いなこの人……どっかで僕達のことを見てるんじゃないの?
そんなことを考えながら、僕はその文字をタップし、メールアプリへと飛ぶ。
そマ!? 青雷! とりま、り。がんがる。ノシ
「暗号かしら?」
メールの中には、短いが何を伝えたいのか全く分からない言葉の羅列があった。
そマ? 青雷? とりま? がんがる? ノシ? えっと、「り」は前にフルキさんも使ってたし……もしかして、流行ってる言い方かな? 僕って流行には疎いからな……
「それマジ」
「え……?……ひぇっ!?」
と、僕のスマホを正面から覗き込んでいたルルちゃんが、小さく呟いた。
ち……近っ!? ちょ、前の僕だったらこの距離感は当たり前だったのに……! 十年以上一緒にいなかったから! 前の僕は贅沢者だったよ本当に破壊力がんぐぁっ!?
「青天の霹靂。とりあえず、了解。頑張る。それじゃ」
「え……えと……?」
「って、言ってる」
表情を一切変えず……恐らくこの暗号を解読してくれたのだろうか……答えを教えてくれた。
さ……流石ルルちゃん。流行にも乗り遅れない……完璧すぎる!
「あ、ありがとう」
と、とりあえず、驚いたけど了解、ってことだよね。ルルちゃんのおかげで無駄な返信をしないて済んだよ。
「この女誰?」
「え?」
と、ルルちゃんの顔を見てお礼を言った直後、何故かカルソラちゃんについて追求してきた。
え……何でそんな、本人が会ったことがないはずなのに目の敵に……
「誰って……僕と同じ、生徒会の一員だけど」
「……」
「え、何その目?」
ちゃんと関係性を説明した筈なのに、何故か不服そうな顔をされた。
「……やっぱり……」
「はい?」
と、ルルちゃんが小さく呟いた。何を言っているのかは分からず、「やっぱり」以外全く聞き取れない。多分、何も言ってなかったのだろう。
やっぱりって何……? 怖いんだけど……もっと大きい声で呟いてよ!
「……ち……」
「え?」
「いや、何でもない。後でこのスマホ貸して」
「え……あ、うん……え、何で……?」
が、やがて僕の方を見て謎の発言をした。
舌打ちしなかった……? え、僕何かしたの? 全く分からないんだけども。スマホを貸すこと自体は別にイイけど……え、本当に何……?
とりあえず僕は「よろしくお願いします」と送り、スマホを虚空にしまった。
「えっと……王城へ交渉、って所まで話しましたよね?」
「……」
「……どうかしましたか?」
一段落し、話の続きをしようとハヤタさんの方を見た。のだが、何故か僕の方をじっと見て固まっていた。
「いや……ん……」
「……?」
「な、何でもない……」
「……はい?」
そして濁された。
気になるじゃん……ハヤタさんらしくもないな全く。
「とにかく……えっと、交渉はどっちが行く?」
「ん? 交渉ならハヤタさんの方が良いと思いますが……?」
「何を首を傾げて……もっと自分自身の能力を過信しなさいな」
過信しろと言われてもね……正直、僕よりもハヤタさんの方が交渉とかには向いてそうだし。
「僕よりもレン君の方が良いに決まってるじゃん」
「何でですか!? 誰がどう考えてもハヤタさんの方が良いじゃないですか!」
しゃがみこみ、僕の顔を覗き込むかのように目線を合わせ、そう言ってきた。
ハヤタさんこそ、自分自身の能力を過信して欲しいよ。僕よりも劣ってるとでも思ってるなこの人は? というかしゃがむのやめて。
「じゃあ間をとってミチルが――
「申し訳ないけどミチルちゃんの適性度はすごい低いと思うよ」
「ミチルちゃんには不向きだと思うよ」
「ごめん、俺から見てもあんまりそういうイメージは無い」
「乱れ打ちでスーパーオーバーキルなのです」
しょうがないじゃん。あんまりそういうのに向いてる様には見えないし、事実じゃん。
「……レンとハヤタの両方が行くのはナシなのです?」
「それも考えたけど……まぁ、正直ナシかな……」
「またいつ誰がどうやって襲ってるか分からないから、待機組は危険だと思うんだよね」
何処に、そして何人敵が潜んでいるかも分からないから、なるべく戦える人は残しておきたいし。というか何でドウルさんは何人敵がいるのとかって知らないの?
ちょっと待って。今この人、ハヤタさんのこと呼び捨てにした?
「そういうこと。だから僕かレン君のどっちかは残ってた方がいいと思うのだよ」
「まぁ……事実ミチル達だけじゃアレだとは思うのです……」
「アレ?」
「でしょ?」
「え、あの、アレとは?」
襲ってくる相手を迎撃する……じゃなくて、召喚者を守りながら迎撃する。正直、二人には荷が重すぎると思うんだよね。
というかアレって何? 何故濁した? もっと詳しく教えてよ。
「だからレン君。交渉に行ってきて」
「接続詞の使い方がおかしいと思うのですが……」
繋がってないんだよ。僕が行く理由を半分も説明してないじゃん。
僕はハヤタさんの言葉を聞き、少し考えた後、ため息をつく。
「まぁ交渉に行くなら……僕一人だと正直不安だから、ミチルちゃんかフルキさんのどちらかと一緒がいいですよね」
「ほう……それは行ってくれるということかね?」
「何となくハヤタさんから行きたくないという声が聞こえてきたので」
「……バレた?」
僕の宣言を聞き、右手で口を覆い、少し浮ついた声でそう発する。嬉しそうだ。
バレバレよ。むしろそれでバレないとでも? 全く。気持ちは分からないこともないとはいえ、こういうのは積極的に行おうよ。僕だって正直行きたくないもん。
「まぁそれは後々考えるにして……二人は人数確認をお願いしてもいいかな?」
「え……あ、はい」
「ん……」
突然話を振られたからか、フルキさんは少し戸惑ったものの、直ぐに返事をした。が、ミチルちゃんは不服そうな目をしている。
「何か良いようにつ――
「文句は後にして、さっさとやろ?」
「……ですぅ……」
が、フルキさんの一言で渋々ながらも人数確認を承諾してくれた。承諾……なのか分からないけど。そしてそそくさと、フルキさんは奥から、ミチルちゃんは手前から、人数確認を始めた。
「えっと……じゃあその間に、何故セルント王が召喚を行ったのか、についての説明からしましょうか」
「何故? あ、そっか確かに」
最初に高校に手紙が来た時にも挙がった疑問。別世界の人達を嫌悪しているくせに、何故呼ぼうとしていたのか。それに関しては、ドウルさんの記憶をみて分かった。
「ハヤタさんは、妖精の間、って覚えていますか?」
「妖精? あ、転記する直前の?」
「はい」
僕はハヤタさんの目を見る。ハヤタさんにのみに、質問をするように話を振る。
多分、召喚者も、この作戦に加わっていない騎士や使用人達も、妖精の間については知らないと思うし。
「妖精の間って何?」
と、唐突に背後から透き通った声が響いた。僕はそちらに視線を向ける。
「ん……端的に言うと、小さくて羽が生えている子達が沢山いる所、かな」
「シンプル」
「神様がいる所にあったから、僕達は未来永劫その場には行けないね。残念」
「それでいて、出入口……でいいのかな? 召喚者もこちらに来る際、あそこを通るそうです」
「……んん?」
僕はルルちゃんに簡単に説明した後、ハヤタさんに顔だけを向け、説明を再開する。
流石に説明がしにくいな……ハヤタさんもちょっと首傾げちゃってるし……えっと……
「多分、別世界とこっちの世界を繋ぐ架け橋のようなものなのだと思います」
「なるほど。理解理解」
「実際僕も、妖精の間にある台座から飛ばされましたし」
「そういや僕もそうだったね」
花の形の台座の上に座って、女神さんの変な呪文を聞いて……あ……そういえば走りながら変な音を出す方法を聞き忘れてたんだっけ。懐かしいな。
「そして肝心の妖精ですが……僕達転記組の場合は自分の意思で体内に入りますが」
「えちょっ、体内に入るって何!?」
「そのままの意味だよ」
と、マユカさんが若干引き気味で聞いてきた。ルルちゃんも目を少し見開いている。
まぁそうだよね。小さな人が体内に入るっていうのは……普通に怖いよね。あの時の僕、よくじっと出来たよね。
「召喚者達は、無意識かつ無理矢理、妖精を体内に取り込んでいるらしいです」
「……なるほど」
「え嘘!? まさか私の体内にも!」
「どうなってるかは分かりませんが……多分居ますね」
「ひええぇっ!?」
マユカさんが自分の体をあちこち触りながら悲鳴をあげている。すぐ横でハヤタさんも手伝うようにマユカさんの体を触っている。
「で、妖精の力は?」
「妖精の力は、水を通して見られますが……見えた人はほとんどでいなかったので、扱えない可能性は高いですね」
「なるほど……で、その妖精を……減らす、でいいよね? 目的は分かったの?」
マユカさんの体をぺたぺたと触りながら、こちらを見ずにそう言う。今なら、何故転移……今回だと召喚……がダメなのか、何となく分かる気がする。
というか凄い距離が近いなこの人達。羞恥心は無いのだろうか。無いのだろうな。ちょっと羨ましい。
そんな光景を眺めながら、僕は続きを話す。
「はい。最終目的としては、神界への侵入だそうです」
マユカさんにも羞恥心は無かったようですね☆




