03-09 名もなき村
蓮たちは帝都の冒険者ギルドに行き、指名で来ていた帝国内の治安維持の依頼を受けた。
その場で早速、関連する情報が入っていないか聞いてみた。
「昨日入った情報によりますと、一昨日にこの辺りで盗賊被害がありました」
ギルドの女性担当者が地図を指した場所は、帝都の北方にあるゴータの町の近くだ。
ゴータは帝都から馬車で二、三日の距離にある町で、王領の北端にある。
一度寄った町なら蓮たちは必ず座標をメモしているので、すぐに転移魔法陣で行けるのだが、帝都の北側はまだ一度も行った事がないので普通に馬車で行くしかない。
トライズの町で思いついたギルドの郵便受けの座標を調べて強引に行く方法もあるが、それだとギルドに迷惑がかかる。
ギルドの郵便システムの仕組み自体が秘密だから、ギルドにとってよほどのメリットが無ければ、そんなことをすれば最悪冒険者の資格を剥奪されかねない。
「馬車で二、三日の距離だ。じゃあ、これからすぐに出発しようか」
蓮がそう言って皆の顔を見る。
仲間たちが頷いた。
「この辺りにみなさんが着く頃には盗賊も移動しているかも知れませんから、もし見つからなければ近くの町のギルドに寄って、最新情報を確認してください」
と、ギルドの女性。
「わかった。ありがとう」
今回盗賊が出たあたりは、内戦で北部から新王側の領主の軍が進軍してきたために、元々そこを守っていた兵士が討たれたり逃げたりしている。
そういう町には占領後、北部領主の兵で構成される仮の守備隊が置かれるが、あくまで仮だし土地勘があるとは限らないから、細かい所までは手が回らないのが普通だ。
そういうこともあって、盗賊が活動を活発化していると思われた。
「じゃあ、一昨日盗賊が出た地域を含めて、まずは帝都より北の地方を回ってみよう」
蓮が仲間たちに言った。
「そうしよう」「よし」
エレーヌとカロル。
蓮たちは馬車に乗り、北の門から出て帝都を後にした。
今回も蓮は一人で御者台に座り、手綱を引いている。
帝都を出てしばらくは、他の町と同じように街道の左右の少し離れた所に畑が広がっている。
農民たちは昨日までの内戦など気にすることもなく、農作業に精を出していた。
「帝都もそうだったけど、農民たちも普通に仕事をしているし、内戦があったなんて嘘みたいだな」
蓮は、後ろの荷台にいる皆に話しかけた。
「農民にとっては、上が変わるだけだからな」
と、エレーヌ。
「そうか。ところで皆は、この先はどこまで行ったことがあるんだ?」
「俺たちは帝都から北には殆ど行ったことが無いな」
俺たちというのは、エレーヌとリディの二人のことだ。
二人は小さい頃は帝国にいたわけだが、殆ど帝都で過ごしていたのだろう。
「私は、ロワーヌから出る事自体が今回が初めてだからな」
カロルが言った。
「ミーシャも、帝国は今回が初めてですニャ」
「じゃあここから北は、皆よく知らないわけだな?」
蓮が返した。
「でも、いろいろな話しや噂は聞いたことがあるぞ」
と、エレーヌ。
「どんな?」
「例えば、あの正面の遠くに見える山脈の向こうは、砂漠が広がってるそうだ」
「へー?」
「右手の山脈のずっと奥には、ドラゴンが住んでいるらしいわ」
今度は、リディ。
「ドラゴンか。空を飛んだり、火を吐くんだろ?」
「話には聞くけど、実際にドラゴンを見た人には会ったことが無いから、本当かどうか」
「あれ? ベリエの町の雑貨屋にドラゴンの牙が売ってたから、ドラゴンはそこら中にいるのかと思ってた」
「そこら中にいたら、大変な事になっている」
と、エレーヌ。
「そりゃそうか」
「たぶんその牙は、遠くの町や国から何人もの商人の手を経て来たんじゃないかしら。もしかしたら討伐したわけじゃなくて、骨になっているのを見つけて抜いてきただけかも知れないし」
リディが先程の蓮の疑問に応えた。
「じゃあ。もう絶滅している可能性もあるのかー」
「絶滅しているかは、わからないけど。なんか、残念そうな感じね?」
「いや。本当にいるなら、一度は見てみたいかなって」
ドラゴンの話が途切れたところで、今度はミーシャが言ってくる。
「左手の山脈の麓に広がる森には、トロルがいますニャ」
「へえ? よく知ってるな」
「あの森は、西の獣人国まで繋がってますニャ」
「なるほど。でもトロルって、強いんだろ?」
「図体が大きから、スキが多いですニャ」
「ああ、なんとなく想像できる」
自分も何か言えないか考えていたカロルが、思い出したのかハッと顔を上げる。
「昔聞いたことがあるが、あの右手の山脈の南にある広い森には、エルフ族が住んでるらしい」
「へー? エルフって本当にいるんだ? いつか会ってみたいな」
「でもエルフたちは、人間とあまり接触したがらないらしいからな。会えるかどうか」
そんな話をしながら、蓮たちは次の町を目指した。
日がだいぶ傾いてきた頃に、前方に小さな村が見えてくる。
街道から少し入った所に有るようだ。
蓮は馬の手綱を片手に巻き付け、城を出る時にもらった地図を出して広げてみた。
――あれは何もない、名もない農村だな?
本来ならもっと朝早く王都を出て、この先のウルメンの町まで行ければよかったが。
俺たちは王都を出るのが遅くなったからな。
「農村があるけど、どうする? 泊めてもらえるか聞いてみるか?」
蓮は後ろの四人に聞いた。
「次の町までは遠いんだっけ?」
リディが聞いた。
「宿屋がありそうな町までは、まだ半日は掛かりそうだな」
「それなら、泊まれるか聞くだけ聞いてみてもいいんじゃないか?」
エレーヌが言ってきた。
この辺りは、なだらかだが丘が多くて平坦な場所が少ない。
エレーヌも、この先に野宿に適した場所が見つかるかどうかわからないから、その村で泊まれれば泊まった方がいいと思ったようだ。
「それにこの辺りの治安の話も聞けるかもしれないな。まあ、帝都からそんなに離れていないから、盗賊はいないと思うが」
カロルは元兵士団の副団長だけあって、治安維持の仕事には特に熱心なようだ。
蓮たちは可能であれば、その村で泊まっていくことにした。
もし泊まれなければ、もう少し先まで行って野宿だ。
その村は特に特徴もなく、人口は二桁程度のありふれた村だった。
蓮たちが村に入る手前で、ちょうど農作業を終えて村の外の畑から帰って来る数人の村人が見えた。
しかし、彼らの顔はどことなく沈んでいる様だ。農作業による疲れ以外の、何か諦めの様な雰囲気がある。
――何だろう? 雨が少なくて作物の出来が悪いとか?
この村に泊まれたら、そういう話も聞けるかも知れないな。
蓮は馬を止め、近くを歩いていた村人に馬車の上から声を掛ける。
「すいません。この村で泊まれるところはありますか?」
その村人は、荷台から顔を出していたエレーヌたちをチラッと見て、再び蓮の顔や服装をじっと見る。
「……それなら、村長さんの家で泊めてくれると思います。ご案内しましょうか?」
――今の視線はなんだろう。
「あ。そこまでは。場所を教えてもらえれば」
蓮は村長の家を聞いて、馬車を向かわせた。
「なんか今の人、俺のことを品定めするかのような視線だった」
蓮が後ろにいる皆に言った。
「お金持ちかどうか見たのかしら?」
と、リディ。
蓮たちは冒険者だが、一部の冒険者のような汚い格好はしていない。
今朝まで都会である帝都にいた事もあるが、冒険者にしてはわりと上等な服を着ていた。
そして今は移動中なこともあって、いつも使っている鎧や胸当てなどの防具はアイテムボックスにしまってある。
それもあってか、村人からは少し裕福な旅人と見えたかも知れない。
「かも知れないな。あんまり豊かな村には見えないし、泊めるのと引き換えに高い金銭を要求されるかも知れないぞ」
エレーヌが言った。
「ま。私は野宿でもいいがな」
と、カロル。
「みんなで、一緒にかたまって寝ますニャ」
「まあ、とりあえず村長宅に行ってみよう」
蓮は馬車をそのまま進めた。
村長の家をたずねると、食事は出せないが、泊めることは出来るという返事だった。
そして蓮たちを母屋とは別の、敷地内の小屋に連れて行く。
「ここしか、ございませんが」
村長が案内してくれた場所は馬小屋だ。
「まあ、夜露を防げるだけありがたい」
と、カロル。
「じゃあ、ご厄介になります」
蓮が言った。
「あ、旦那様は母屋のお部屋にどうぞ」
と、村長が蓮に言ってきた。
「え?」
「なんで俺たちだけ馬小屋なんだ!?」
エレーヌが少し不満を顕にしている。
「あ、いえ。そういうことではなく、母屋には空いてる部屋が狭い一部屋しかございません。女性の方々が喧嘩になるといけませんので」
「あ。じゃあ俺も馬小屋でいいですよ」
と、蓮。
「いえ。旦那様にはぜひこちらでお願いします」
――なんだ?
「まあいいさ、レン。今日は一人で御者をさせたからな。いい部屋でゆっくり休んでくれ。馬小屋は干し草もあって、結構暖かいし寝心地もいいんだ」
カロルが言った。
他の皆も渋々うなずく。
――うーん。
「では、こちらへ」
村長が蓮を母屋に案内していく。
案内された部屋は四畳ぐらいの小さな部屋だが、一応ベッドはあった。
部屋は質素だが、汚いという印象は無い。
もしかしたら、嫁いでいった娘が使っていた部屋かも知れない。
蓮たちは食事だけは村長の家のかまどを貸してもらい、リディが作った夕食を馬車の中で皆で食べる。
それが済むと女性たちは馬小屋に入り、蓮は村長宅の母屋の小部屋に行った。
△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
馬小屋の中。
「干し草がふわふわニャ」
一人で干し草に飛び込み、はしゃいでいるミーシャ。
「どう思う?」
エレーヌが他の二人に聞いた。
「レンだけ宿代を後で請求するつもりだろうか?」
と、カロルが頭を傾げる。
「なんとなくだが、村長にしろ村の入口で会った農民にしろ、何か隠し事をしている気がする」
「隠し事?」
リディが聞いた。
「探索の魔法を向けても、悪い企みのような気配は伝わってこないんだが……」
「そう言えば気になってるんだけど、馬小屋があるのに馬がいないのはなぜ?」
小屋の中に今いる馬は、馬車を牽いてきた自分たちの馬が二頭だけだ。
馬は農村では農作業に使われるが、もう農作業も終わっている時間だ。
町に収穫したものを荷車に載せて牽いて行くいくのにも使われるが、今は時期が違う。
すると、ミーシャが耳をピクリとさせる。
「あ。村長宅に来客ニャ」
「こんな時間に?」
四人でそっと村長宅の玄関の方を覗いてみる。
すると、農民と若い娘が訪ねて来たようだった。
「なんて言ってる? 聞こえるか?」
カロルがミーシャに聞いた。
「農民が、『連れてきました。お願いします』」
「村長が、『あの方が気に入ればいいんだが。終わったら、いくらかお金を渡すから』」
「娘が、『お父さん?』」
「農民が、『すまない』って言いましたニャ」
「どういうことだ?」
エレーヌが考え込む。
「レンさんったら、言ってくれれば……」
リディのつぶやきに、エレーヌが反応する。
「ん? リディ? 今なんて言った?」
「え? そんなことより、レンさんが村娘を買ったんじゃない?」
「まさか!?」
と、カロル。
「乗り込んで、確かめよう!」
エレーヌとカロルが、すごい剣幕で母屋に歩き出す。
話によっては、蓮に殴り掛かりそうな勢いだ。
その後をリディとミーシャが追った。
「たいへんな事になったニャぁ」
△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
蓮が部屋で寝ようかと思っていると、ドアがノックされた。
「もうお休みですか?」
ドアを開くと、村長が若い娘を連れて立っている。
娘は美人と言うほどではないが、それなりの容姿だ。
「なんでしょう」
蓮が聞いた。
「お願いします。今晩この娘を買ってやってください」
と、村長。
「え!?」
「お願いします」
そこにエレーヌたちがやって来た。
「おい、レン! 俺たちというものがいながら、女を買ったのか!?」
エレーヌがすごい剣幕だ。
「違う違う!」
「どういう事か説明しろ!」
と、カロルも。
「こっちが知りたい!」
そこに、エレーヌたちの後ろから、若い農民の男性が血相を変えて入ってきた。
「ヒルデ!」
「アルノ?」
と、ヒルデと呼ばれた娘が振り向く。
アルノは後ろから分け入ってきてヒルデの肩を抱き、蓮や村長にきつい目を向ける。
「ヒルデには指一本触れさせない!」
二人の表情を見ると、どうやら恋人同士の様だ。
「アルノ分かってくれ。村の為だ」
村長が、アルノを説得しようとした。
「それは、俺がどうにかするから! ヒルデだけは」
そう言ってアルノが村長に土下座する。
土下座と言っても西洋的な文化だから正座では無く、両膝と両手のひらを床についている形だ。
「どうにかするって……」
「俺が奴隷になる」
蓮が割り込んだ。
「ちょっと待ってくれ! さっきから、わけがわからないんだが。きちんと説明してくれないか!?」
村長宅のダイニングで、ヒルデとアルノ、そして村長を交え、蓮たちは話を聞くことにした。
「なんで、こんなことを?」
蓮が聞いた。
「ご気分を害してしまい、申しわけありません」
と、村長。
「まさか、レンの身分を知ってるの?」
リディが村長に聞いた。
つまりリディは、蓮に対しての接待も兼ねて、娘を差し出したのかと思ったわけだ。
「え?」
村長はキョトンとしている。
――どうやら、俺が貴族だとは知らないようだ。
そういえばリディたちが入ってくる前に、村長はこの娘を買ってくれとか言ってたか。
ということは、村ぐるみで売春の斡旋なのか?
この村長も、そんなに悪そうには見えないんだがな。
何かに金が必要なんだろうか?
「村長。わけを教えてくれないか? もしかして、金が必要なのか?」
蓮が再度聞いた。
「俺たちは、口は硬い方だ。それに、場合によっては力になれるかも知れないぞ」
と、エレーヌ。
「……わかりました。実は……」
村長が言うには。
この村は、税金をこの先のウルメンの町の代官に納めているのだが、最近税金が急に上がり、村の人々は自分の食べるのにも事欠く様になった。
蓄えもほとんど尽きかけ、このままだと次の収穫前には餓死者が出始める。
そして、このことは誰にも言わないように代官から脅されている。
そして代官の手下が、来週に前回払えなかった分を再び徴収に来ることになっている。
もしそこで払えなかったら、誰かを連れて行かれるかも知れない。
その場合、この村で一番器量よしのヒルデが連れて行かれる可能性が高い。
連れて行かれれば奴隷として売られるか、娼婦にさせられるかのどちらかだ。
それなら、ヒルデを旅人に世話して、お金を得ようかと思った。
そうすれば、せめて連れて行かれるのだけは防げるのではないかと思ったわけだ。
そして先程アルノは、ヒルデの代わりに自分を奴隷として売ってもらい、金を作ろうとしたわけだ。
そこに蓮たちが訪れた。
蓮はわりといい服を着ていて裕福そうだし、女性を何人も連れていて女好きだと思ったようだ。
「それで、馬小屋に馬がいなかったのね?」
リディが聞いた。
「馬は前回、税金代わりに持っていかれました」
「ひどいわ。馬は畑を耕したり、町に農作物を売りに行く時に使うんでしょ?」
「はい」
「しかし村長? お前たちがやろうとしていたことは、代官とたいして変わらないではないか」
カロルは、ちょっと厳しい口調だ。
「え?」
「結局ヒルデを、旅人に売ろうとしていたのだからな」
「それは……」
村長がうつむき、アルノが村長を厳しい目で見る。
「それで? ヒルデや他の女性を斡旋したのは今回が初めてか? それともすでに?」
「初めてです。殆どの旅人は、何もないこの村を素通りしていきますし」
「わかった」
カロルの口調が柔らかくなった。
もしすでに斡旋していたら、カロルは村長やヒルデの親、このやり方に同意した村人たちを許せなかったに違いない。
――たしかにそうか。
しかし、もう売るものもないし、他にいい案が思い浮かばなかったわけだ。
そして、俺に斡旋しようとしなければ、今回の問題が分からなかったのも事実だな。
まずは、根本的な問題を解決しないと。
「それで、これは前の王の命令で、無理やり税金を搾り取ったということなのか?」
蓮がエレーヌに聞いた。
「いや、代官が口止めしてきたということは、王に内緒だということじゃないか?」
「ということは、代官個人の不正なのね?」
リディが聞いた。
カロルはイラついている。
「王は民を保護し、民は王に忠誠を尽くす。王の代理である代官もそれは同じなのだがな。代官は何をやっているのだ」
「今は内戦が終わって王も替わった。帝都に直訴しに行くことは考えなかったのか?」
蓮が村長に聞いた。
「はい。そんな事をしたら代官に何をされるか」
「しかし、何もしないで黙って言いなりになるのもな」
「私たち農民はここを離れることはできませんから、何をされても従うしかないんです」
――ん?
いまいちピンと来ていない蓮に、エレーヌが説明する。
「つまり、商人たちは税金を上げると他の町に行ってしまうが、農民は土地を持って行くことができない。それで農民にだけ重税を課し、しかも暴力をちらつかせて、口止めをしているんだ」
「それは酷いですニャ」
ヒルデは今にも泣き出しそうだし、アルノは唇を噛み締めている。
蓮たちは顔を見合わせた。皆、助けようという顔だ。
――盗賊への対処は少し遅れるが、こちらも見過ごせない事態だ。
それに、少し手荒なことになるかも知れないが、王様も文句は言わないよな?
「これも、広い意味で治安維持の仕事だよな?」
蓮が皆に聞いた。
カロルが頷く。
「そうだな。含まれると思う」
「じゃあ、どういう手順でやるか」
「まず、証拠を集めないとな」
と、エレーヌ。
――どうするか。どうせ税金の受領書なんてのはこの世界に無いだろう。
証拠になる記録は無いかも知れない。
「あのー、あなた方は?」
村長が聞いた。
「俺たちは冒険者で、新国王から内戦後の治安維持の仕事を任されているんだ。絶対悪いようにはしないから、下手なことはせずに待っていてくれ」
――でも、早く解決をしないと、近隣の他の村も同じように苦しんでいるはずだ。
蓮たちはその後、五人で一緒に馬小屋に泊まり、次の朝早くに代官のいるウルメンに向けて出発した。
蓮たちが村を出発した後、その後を追うように、同じ方向に歩いて向かうアルノの姿があった。
<帝国中心部の地図(再掲載)>
(地図上の町や村は第三章・第四章で訪れるか話題に上る場所のみ)




