過ち
追跡開始から10分。
やっと男たちが止まった。
つかれたー。結構歩いたなぁ。
友達とかとしゃべりながらだとゆっくり歩くし楽しいから疲れないんだけど、黙々と歩くのってかなり疲れるんだ。肉体的にも精神的にもね。
それにしても、ココどこだろ?来たことないし・・・
そこまで遠くには来てないはずなんだけど、何しろ路地裏ばっかり歩いてるから方向分かんなくなっちゃった。ちゃんと帰れるかn
「そろそろ挨拶くらいしたらどうだ、お嬢さん?」
えっ・・・・・・・・・・
「失礼じゃないか、初対面の人にはまず挨拶しなさいって学校で習わなかったのかな?」
マズイ、マズイ、マズイ!!!バレてる、絶対バレてるよコレッ!
何でバレたんだろ?・・・あっ!あの時の物音気付かれてたんだ。
そうとも知らず付いてきちゃった。どうしよう。
とりあえず、謝るしかない・・・よね。
「あのー、えっと…ご、ごめんなさい!」
よし、ちゃんと頭下げて謝った。
てか、今思うと何でこんなことしたんだろ。行き当たりばったりの行動って怖いね。
早く帰ってお鍋たべたいな。
なんてことを考えながら顔をあげると
「良く出来ました、って言いたいところだが、生憎俺たちはそんな優しくないんでね。」
と言うが早いか、懐からアルモノを取り出した。
そう、拳銃。
私はその場から動かなかった。いや、動けなかったんだ。
目の前の出来事があまりに突然すぎて・・・
そして気付けなかった。
後ろにもう一つの存在があることに。
―――ドサッ
さあ、スペシャルゲストが登場です。
一応主人公の優奈ちゃんです!
優「一応って何なのよ!」
さて、今回ですが
優「あ、スルー…」
なんかマズイことになったねぇ。
優「いきなり拳銃はダメでしょ。」
それだけヤバい奴らってことです。
さて、優奈ちゃんの運命やいかに!?
それでは、また次回!




