創作物内の商標
V−tuberという言葉を初めて聞いた時、「Uの次だからVなのか」と勝手に納得していた。Virtualなんだね。
(3月31日 5時45分追記)
NHKネタを追加しました。
なろうの現実世界恋愛に出てくるSNSが大半は「ライム」だったりして、登録商標である「LINE」を使わない。避ける理由があるのだろうか?と気になった。
規約で関係しそうなのは14条1項、「当グループもしくは他者の著作権、商標権等の知的財産権を侵害する行為、又は侵害する恐れのある行為。」かと思うが、ただ「SNSを使っています」という状況説明だけなので、何ら侵害しても毀損してもないし、過剰反応じゃないのか?とも思う。
YouTubeが出てくるときは「動画共有サイト」みたいな感じで類似の名称もあまり出てこない気がする。
なろう外では、2020年のTBS系TVドラマ「MIU404」にYouTubeとおぼしき動画共有サイトが「NowTube」として出てきて、NowTuberが私利私欲のためにアップした動画で主人公サイドが窮地に陥る、という描写だったけど、誹謗中傷にならないようにってTBSや制作サイドが配慮した結果だったのだろうか。「炎上系や迷惑系のYouTuberなんていくらでもいるじゃねえか」と見ながら思っていたが、大人だから流してもいいかな(名称は本筋には関係ないし)。
NHKは「不偏不党」を名目に社名や商標を出すのを嫌がり、昭和の時代は山口百恵「プレイバックpart2」の歌詞「真っ赤なポルシェ」を「真っ赤なクルマ」と変えさせたのは紅白の時だったか。主人公の状況説明や時代感も含んでのポルシェだったから作詞者サイドから猛反発を食らってたっけ。そのくせ、大相撲中継では懸賞幕もそのまま映していたし(近年はソフトフォーカスで見えなくしたりするけど、呼び出しの浴衣はそのままだし)、何よりも歌手名・芸名自体が「商品名」なのにね。
たまに放送する「魔改造の夜」、セルフパロなのか社名の頭をイニシャルにして表記する。初回のH野製作所やT社あたりは伏せた意味があったのかもしれないが(いや無かった)、6回目のKセラ、T・DK、Yマハ発動機なんて伏せていないし。5回目のAエイチアイに謝れw。
大昔wの映画、「2001年、宇宙の旅」に出てくる人工知能の「HAL」(HAL-9000)は当時のコンピューターメーカー「IBM」を一文字ずつ前にずらす事で「IBMより進んだコンピューター」との意味づけがされている、というのは有名な話である。IBMに訴えられた、という話は聞かない。
銃の名称は、そのまま出てくるなあ(小説でも映像作品でも)。でもパソコンやスマホでは蓋のリンゴマークが他のマークに変えられていることがよくある(「妖怪ウォッチ」では人魂マークだったり)。