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詩全集

どこまでも優しい

作者: 那須茄子

月が膿み濁る刻


血で染め合った あたしたちは

お互いが頑なに手を繋ぎ

共犯であることに

少なからず安心を見出だす


心臓に突き刺さったナイフ

入り乱れる吐息

体温が上がるごとに体を抱き寄せる

温もりまみれで痛いぐらい

あたしたちは火傷したい


残酷な冷たいものは夜だった

それだけは分かる

昨日から明日の片隅で

微かな暖色を帯びる空は近付く

何も待ってはくれない

容赦なく悪者の着ぐるみを着せかかる


よくできた間違い探しだ

得意な方だけど 気がすすまない

比べてしまったら

優しい君は必ず

私を慰めてくれるから

そして君は死にたいと言うから

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