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そこにある危機

 ぼくたちは宿に戻ってからもクラーケンの話でもちきりだった。

 宿一軒貸し切っているので、各自個室があてがわれたのに、子どもたちみんながぼくの部屋に押し掛けてきている。

 ベッドの真ん中はみぃちゃんとシロが占拠して、他の子どもたちの侵入を阻止している。

「クラーケンの正体が本によって全然違うのはどうしてなのかな?」

 椅子にもベッドの隅にも座れずに床に座り込んだアレックスが聞いた。

 みんなは、クラーケンの正体はイカ派かタコ派に分かれて議論をしていたが、ぼくはどっちもありだと思っていた。

「クラーケンに遭遇して生きて帰ってきた人がいないから、正体がわからないのかな?」

「それじゃあ、クラーケンの存在さえ誰にも知られないことになるじゃないか」

 それはそうだ。

「海の巨大魔獣が出現したら『クラーケンだ』って叫んだから、それがクラーケンということになったんじゃないのかな?」

「「「「「ありえる!」」」」」

「だから今回のクラーケンは何だろうね」

「タコ」

「イカ」

「クジラ」

 ぼくたちは床に寝っ転がって『ぼくがかんがえるクラーケン』をミニ黒板に描いて遊びだした。

「なんだか随分にぎやかだな」

 ハルトおじさんは床に置いた黒板をうつぶせになって取り囲んでいたぼくたちにあきれていた。

「カイルに相談があるんだ」

 ハルトおじさんの相談事とはクラーケンを写真で撮れないか、という事だった。

「それは難しいですね」

 ぼくだってクラーケンを激写できたら嬉しいが、問題はどうやって撮影するのかという事だ。

 クラーケンは沖合にいるらしいので誰も目視していない。

 船を出すには波が高いし、そもそも船上から撮影したら手振れが酷くてまともに写らないだろう。

「揺れると駄目なのなら、飛竜騎士に撮影を頼むのも無理なのか」

「遠くを見る魔術具とか、作れないのかな?」

 ボリスの着眼点はいいのだが、望遠レンズで動くクラーケンの撮影は困難だろう。

 ぼくは黒板の代わりに広げられた地図を丸めて覗き込んだ。

「何が見えるの?」

 ボリスが聞いてきたので、そのまま手渡して、みぃちゃんを見るように言った。

 “予測不能な動きをして”

 精霊言語でみぃちゃんに命じた。

 視野が狭くなったボリスはトリッキーな動きをするみぃちゃんに振り回されている。

「これは難しそうだね」

「大型の魔獣はみぃちゃんほど機敏に動かないだろうけど、そもそも遠すぎるよね」

 そもそも水平線はどこまで見えるのだろう?

 この世界でも天文学はあるが、地上が丸いとは記載されたものを見たことがない。

 天文学を履修しなければ専門書は読めないが、重力のはたらく世界なのだから丸いだろう。

 丸い世界で遠くを見るためには高さが必要だ。

「高いところから試すだけ試してみましょう」

「空飛ぶ魔法陣を開発したんじゃなかったの?」

 アレックスが無邪気に聞いてくるが、あれを海上で使うには、風圧が海水に与える影響を考えたら使いたくない。

「あれは浮かぶだけで行きたい場所まで飛べるものではないし、海水を噴射させるイメージしか沸かないよ」

 ウィルが現実を教える。

 「陸地で使うならありかもしれません。そうなると遠見の魔術具を作って、動くものを追いかけて撮影できるようにしなければなりません。方法はいくつか考えつきますが、素材が足りません」

 ぼくとハルトおじさんが詳しく話し込もうとしたら、ボリスに止められた。

 材料がそろうと寝ないで研究するから明日にしろ、と言われた。

 間違いない。

 ぼくならやるだろう。

 もう寝るから、とみんなを部屋に帰すと、もちろん自宅に帰った。

 徹夜はしないよ。

 開発中の魔術具の実験許可をもらうだけだ。


 翌朝一番に父さんから鳩が来た。

 飛竜騎士が近くにいること、という条件が付いたが実験の許可が出た。

 朝食を食べるとメイ伯母さんの旦那さんの工房を借りて、ハルトおじさんが搔き集めた素材を使って、望遠レンズとドローンを四基製作した。

 魔法の絨毯の四隅にドローンを配置して、風魔法と空魔法と精霊神の魔法陣を駆使して絨毯ごと飛ばすのだ。

 精霊神の魔法陣は魔法の効果を増幅させることが出来るので、絨毯とドローンをリンクするように極小魔石を配置して魔法陣を構築して揚力を全体にいきわたらせるようにするのだ。

 自宅でみゃぁちゃんを飛ばしてみたけど問題なかった。

 今回はぼくが飛ぶから大きめに作っているのだ。

 空飛ぶ魔術具は軍事転用されたくないから、騎士団に披露したくなかった。

 でも浮く魔術具の開発は王国の研究者のトレンドになってしまっている。

 遅かれ早かれ出来るのだったら、自分たちが最先端になりたいじゃない。

 今回だって、写真撮影だけならドローン一基で十分だが、それでも自分で飛んでみたい。

 やりたいことをやろう。

 落ちたら飛竜騎士に助けてもらうことを条件に、父さんから許可が下りたのだ。

 存分に楽しもう。


 お昼ご飯に顔を出すとみんなが驚いた。

「寝食を忘れて研究に没頭すると聞いていたけど、まさか、もう出来たのかい?」

「お昼ご飯はエビラーメンなのに忘れるわけないじゃないですか」

「じゃあ、まだかかるのか……」

 ウィルがかまってもらえない犬のような、せつない顔をする。

「まだ飛ばしていないけど、大体できたよ」

「「「「「「早っ!」」」」」」

「理論はできていたし、素材も潤沢にあったし、父さんから助言も来たからね」

 魔石を散らせて魔法陣を構築するのは父さんの技術だ。

「食べ終わってから、みぃちゃんを被験者にしよう」

「「「「「「みぃちゃんを飛ばすのか!」」」」」」

「人間が飛ぶのは飛竜騎士が到着してから、と父さんと約束したからね。みぃちゃんだったら落ちてもシロが助けられるからね」

 本当はシロが居たら人が落ちても助けられる。

 あとの説明が面倒だからやらないだけだ。

「エビ味噌の出汁がきいた美味しいスープだね。メイ伯母さんは本当に料理上手だ」

 早く実験してみたいけど、エビラーメンはゆっくり堪能した。



 海の神の祠がある広場は高台に位置しており、遠くまで見晴らせる最適な場所だった。

 漁師さんたちが安全に漁にでるためには、クラーケンを何とかしなければいけないので、騒がしくしますがお許しください、と魔力奉納もきっちりやった。

 120ポイントも取られてしまったので、念のために子ども元気薬を飲んだ。

 アレックス以外のみんなが、そこまでして飛ばすのか、と呟いた。

 “……あたしは準備万端よ!”

 “……あたいも行くわ。カメラを貸してくれたら撮影もするよ”

 みぃちゃんとスライムが絨毯の上に飛び乗った。

「スライムも飛ばすのかい?」

「スライムに撮影してもらおうと思ってね」

「落ちたらカメラが壊れるじゃないか!」

 ウィルはスライムの心配はしてくれなかったが、ぼくのスライムは人気者なので他のみんながウィルに冷たい視線を向けた。

「スライムは大丈夫だし、カメラも守ってくれるよ」

 ぼくはスライムを呼び寄せると身体強化使ってスライムを高く投げた。

 スライムはまっすぐ上がり頂点まで達すると体をパラシュートのように広げてゆっくりと地上に降り立った。

「「「「「「「すごいじゃないか!」」」」」」」

 一同の大絶賛に気を良くしたスライムが弾みながら絨毯に戻っていった。

 全員が納得したところでカメラをスライムに渡して、空飛ぶ絨毯のお披露目となった。

 四基のドローンが羽を回して絨毯と一緒に浮かび上がった。

「「「「「「「うわぁ…!!」」」」」」」

 喚声が上がった。

 シロは絨毯の真下にスタンバイしている。

 “……ご主人様。問題なく撮影できますが、演技として警戒しています”

 珍しくシロが結果を先に言った。

「これ、スライムなら単体で飛べただろう」

 小声でハルトおじさんが言った。

「おそらくドローンを一基製作したらぼくのスライムなら真似できるでしょう。でもスライムをあまり魔術具扱いしたくないのです」

「そうだな。私もスライムは相棒だと思っている。大量に使役されて、道具のように使い捨てられるのは嫌だな」

 ボリスやアレックスが跳びはねながら絨毯を見守っている。

 ウィルは右口角を少し上げて興奮を抑えようとしている。

 マークとビンスは高度を計算する魔術具と睨めっこしている。

「魔獣の使役は信頼関係があるものであってほしいのです。甘っちょろい考えですが、一概にそうとも言えない気もします」

「子どもらしい感傷ではないと言うのかい」

「ええ。この世界は調和で成り立っています。一か所で大量に素材採取を行なってはいけないし、反対に農地を開墾する時には結界を張らなければいけないなんて、絶滅させるな、同種の植物を大量生産するためには神の許しを乞え、と言われている気がします」

 ハルトおじさんがハッとしたようにぼくを見た。

「人は家畜を飼育して、野生動物の狩りの量を押さえました。その土地の飼料で育成できる数だけを、結界で守られる範囲のみで繁殖させている。それなのに、上級貴族の魔力量で大量にスライムを飼育して、結界の外で使役したらどうなるのか、ぼくは想像したくありません。実験もしたくない」

「ああ。そうだな。欲深い人間が、今後スライムをどう扱うかによって、魔獣暴走を引き起こす引き金にもなりかねないのだな」

「魔法学校での素材採取の実習で使われたあのお香は、魔獣暴走を食い止める際に同族以外は殺せという強い憤怒を引き起こすことで、襲撃の対象を人類以外に魔獣の気をそらす薬品だったのでしょう?」

 ハルトおじさんは何一つ表情を変えず、柔和な笑顔でぼくを見ている。

「…騎士団から情報が漏れているようではないな」

「あくまでぼくの推測です。薬学は上級の教科書を手にすることが出来るようになったので、閲覧できる資料が格段に増えました。そこからこういう事もできうると考えただけです」

 推測はぼくが勝手にしたことだが、起こってしまったことの確定ならシロができる。

「薬品が目的外使用をされることは、ままある。あの悪意のあるいたずらは、学生や生徒の悪ふざけで片付けられてはいけない。ラウンドール公爵が徹底的にけりをつけるべく張り切っておられる」

「それにしては高位の貴族で謝罪に来た人が少なかったので、まだ決め手が足りないのかと思っていました」

「そいつらは一生臭いままでいい。ほら、みぃちゃんはもうあんなに高くまで上がったぞ」

 みぃちゃんとスライムを乗せた絨毯はもうぼくの親指くらいの大きさになっている。

 カメラを大きな魔力に反応してピントを合わせるように設定しているから、カメラに反応があるまで高度を上げたのだろう。

 “……あたい。優秀なカメラマンよ。バッチリ撮れたわ”

 “……この魔獣、なんだか怒っているのかな。結界にぶつかって暴れてるよ”

 “わかったよ。もう降りておいで”

 絨毯がゆっくり降下を始めるとみんな、成功か⁉と色めきだった。

 ドローンと絨毯が着陸する手前で、みぃちゃんとスライムは飛び降りた。

 スライムはカメラと写真を触手で掲げて成果をアピールした。

「やったな!クラーケンを撮れたんだな!!」

 ぼくの腕の中に飛び込んできたスライムをみんなが注目した。

 写真を確認する前にみぃちゃんとスライムにご褒美の魔力をたっぷりあげた。

 二匹はこの世界で初めて空を飛んだ猫とスライムになったのだ。

「「「「「「早く写真を見せてくれ」」」」」」

 白黒写真だが、解像度を上げたので、波しぶきがハッキリと写っている。

 そのしぶきの中に確かにうねる触手は影として見える。

 少ししか見えずともその独特な禍々しくも神々しくも見える影にぼくはハルトおじさんと同じタイミングで生唾を飲んだ。

「「ちっちゃい?」」

「イカ?」

「「「「………!!!!」」」」

 倍率を気にしていないアレックスやボリスが、お寿司にするか、などとのんきに言っているが、マークとビンスは計算をはじめる。

「…おそらくこの広場より大きいな」

 概算で予測したハルトおじさんがため息をついた。

「「おそらくではなく確実に大きいです」」

 マークとビンスの声は少し震えている。

「港の結界がいつまでもつでしょうか……」

 その一言で全員が気付いた。

「「「「「海の結界は超えられたのか!!!!!」」」」」

 事の深刻さに全員の顔色が変わった。

「なぜここまであんな災害級の魔獣が近づいているかの議論は後ほどにしよう。まず、現状だが、本体の侵入は辛うじて阻止しているものの、高波の一部が結界を越えている。海の結界を破られたら、結界で止めていた高波の力が一気に港の結界にぶつかる。港の結界がもたないと、この町は高波にのまれてしまう。すぐに領主と町長に住民たちの避難を促してもらおう」

 ぼくとハルトおじさんは飛ばせるだけたくさんの鳩を放った。

 マークとビンスはクラーケンのいる方角と距離を計算し、ウィルとボリスは、メイ伯母さん一家と従業員に住民の避難を促すように頼みに行った。

 ぼくたちが慌ただしく避難経路や、避難場所を検討していると、上空から大きな魔力が近づいてきた。

 この魔力はイシマールさんと飛竜だ!

「ハルトおじさん。イシマールさんが来ます!」

「うん。私が依頼したからね」

 フリーの飛竜はレンタカーのように貸し出されており、飛竜騎士師団とは別にイシマールさんにぼくたちのお守りを依頼したとのことだった。

 飛竜の影がぼくたちの上にかかると、少しだけ安心感が湧いてきた。

 イシマールさんと飛竜が居ればできることが増える。

 ぼくは海の神の祠に魔力を奉納しながら、海の神の魔法陣を解析し始めた。

おまけ ~緑の一族と呼ばれて~

 辺境伯領から帰宅してから目が回るほど忙しくなった。

 最先端の魔術具のほぼ独占販売権利に、味噌醤油の醸造所、その他にも新規事業があとからあとから湧いて出てくる。

 塩田、にがりから作る豆腐、日持ちさせるための高野豆腐。

 お料理に目覚めてから、美味しいもののためには頑張れるの。

 

 また鳩がカイルの依頼を届けてくれた。

 ……牡蛎の養殖ですって!

 成功したら、港町全体の経済力を上げることになる。

 この事業は領主の許可が必要になる……。

 無茶な税率をかけられなければいい……、かけられるわけがない。

 共同出資者はラインハルト殿下だ。

 王太子殿下に男児が誕生したことで、王族としての地位は下がったが、辺境伯領の新製品の販売権を多く保有しているラインハルト殿下は、経済界で無視できる存在ではない。


 新規事業にてんてこ舞いになりながらも、美味しさを追及し続けて、伝説のレシピの再現させた。

 ラインハルト殿下は生魚なんて食えたもんじゃない、野蛮な料理だと手紙で散々けなしたので、冗談で勝負を挑んだら、カイルに便乗して本当にやって来た。

 私は寿司は芸術品だと思っていたけれど、ラインハルト殿下は『小さな美しい世界』と手放しで大絶賛した。

 私の完全勝利として、牡蛎の殻を土壌改良剤として製造販売する権利を勝ち取った。

 

 カイルが提案したことでも、ラインハルト殿下のお墨付きがあれば、貴族に強引に権利を買いたたかれることがなくなるのだ。


 追加の情報として、牡蛎の殻から雨水を浄化する魔術具が作れるとヒントをもらえた。

 離島では雨水を飲料水にしているので、是非とも実用化させなくてはいけない。


 カイルは牡蛎の殻でアクセサリーを作ってくれた。

 みぃちゃんのチャームはブレスレットにしていつも身に着けることにした。

 これも新しい事業にできそうだ。


 カイルへのお礼はストーカー化している友人のウィルの目を覚まさせてあげることにした。

 本人の了承もなく写真を撮らない。

 友人に調査員をつけない。

 友人関係で大切なのは信頼だから、まずは自分がカイルから信頼される行動をすべきだ、と諭した。

 右口角を少し上げて真面目に話を聞いてくれたけれど、この子はきっとまたやるだろう。

 ラウンドール公爵は自分の関係者を徹底的に調査をする人だ。

 親の倫理観の方が、他人の忠告より影響力が強いだろう。

 今度王都に進学する娘に観察してもらおう。


 沖合に大型魔獣が接近することは港町では良くあることで、海の結界と港の結界に守られているから町の住人も安心して暮らしている。

 だが、今回は沖合に大型魔獣が居ついてしまい外国からの船が入港できないことで、王都の飛竜騎士師団が動いた。

 高台の領主館に七騎の飛竜が降り立つのが見えた。

 ……胸騒ぎがする。


 大型魔獣をむやみに討伐してはいけない……。


 緑の一族に伝わる教えだ。

 大型魔獣は周囲の魔獣を捕食して大型になる。

 魔力の集合体なのだ。

 周囲の魔力量を考慮しないで討伐したら、大量の死霊系魔獣を生み出してしまう。

 王都の騎士団がそんなヘマをするはずがないのだが、なんだか胸の辺りがモヤモヤするのだ。


 海の神の祠の広場で魔術具の実験に行っているはずの子どもたちの馬車が急ぎで戻って来た。

 何事だろう?

 「メイさん!ご家族と従業員に高台への避難を促してください!!」

 ウィルが血相を変えて、他の住民たちにも避難を促すように協力してほしい、と言った。

 クラーケンが海の結界を壊す勢いで暴れているから、万が一結界が壊れたら、高波が町を襲うことになる、とボリスが補足説明をした。

 ウィルはカイルの元に戻ることなく、パニックを起こさず住民に避難を促すにはどんな言葉がいいだろうか、と相談してきた。

 慌てず、大げさに言わず、でも結界を突破されたら海水が町を襲う事を、根気よく伝えるようにと、助言をした。


 子どものいる従業員に娘たちを託して、夫は商業ギルドへ事態を説明しに、私はご近所に声をかけて回った。


 大型魔獣が海の結界を破壊しそうになるほど外洋の魔力が薄くなっているのか……。

 緑の一族の使命は、地脈を見守ること。

 大地の魔力が濃い地脈を見張り、地脈がずれることで起こる歪みを止めるのは……。


 カカシお婆ちゃん助けて!


 救援を呼ぶ笛を吹いた。

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― 新着の感想 ―
[一言] 二重線以下《おまけ》部の誤字報告 ・みぃちゃんのチャームはブレスレッドにしていつも身に着けることにした。→みぃちゃんのチャームはブレスレットにしていつも身に着けることにした。
[一言] よくあるテンプレなら子供が誘拐されたーとかで魔物が暴れ狂うけど、こちらの世界ではどうなのかな? ストーカーをストーカーして報告させるのか。公爵家にも報告書回ってヤバいことになりそう。
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