転生2
今でも思い出すあの日の情景を…
ある街の一角に隠れ家的なバーがあったそこは一人のダンディなマスターと高身長で青く長い髪を結ったイケメンの二人できりもみしていた
するとそこに一人のなにかを深刻なっ表情をうかべたお客が入ってくるそのお客は身長が大体170cmぐらいの若者だった
「いらっしゃいませ!」
マスターの気さくな挨拶にお客は会釈で答える
「ご注文は何にいたしますか?」
「ではデスティニーで」
お客の注文にマスターとイケメンの店員の二人はすぐさま反応する
するとイケメンの店員がおもむろにマスターのいるバーカウンターに入り誰かに合図を送るそしてマスターはブラッドオレンジのような果物を絞ってジュースにしそのジュースとウイスキーをシェイカーに入れてカクテルを作った
「こちら当店からのサービスのデスティニーです!それで依頼の内容は?」
マスターはカクテルをお客に出すと単刀直入に聞いた
お客は出されたカクテルを一口飲み
「依頼はある3人の男達を殺して欲しいのです!」
お客は拳を強く握りしめて言ったその表情は怒りに満ちていた
「何故殺しの依頼を?」
マスターはお客に経緯を聞く
「それは…」
お客はここに至るまでの経緯を説明した…
このバーがある国ガラモル王国の王都の近郊にある小さな農村で事件は起きた
今回の依頼主であるお客と仲が良い家族がいた
その家族の旦那と奥さんと依頼主夫婦は幼馴染みで
両夫婦共に子供がいるのだがその子供どうしも仲が良いのだが
そんなある日事件があった
その日は雲一つない快晴の夜何時もの穏やかな夜に悲鳴が村全体に響き渡った
村人全員が悲鳴が聞こえた家に向かった
そして徐々に村人が集まってくると二人の人物が膝から崩れたそれはお客とお客の奥さんだった
そしてお客とその奥さんと数人の男女が悲鳴が聞こえた家に入るするとそこには涙が止まらない少女とそれを優しく抱きしめて慰めようとする少年と血涙を流して心臓を一突きされて死んでいる男と性の捌け口に使われたのか全裸で首に索条痕がある女性がいた
その光景を見て言葉を失う…いや嘘であってほしいと思った人物が二人いたそれはお客とお客の奥さんだった…
「アイツは復讐なんか望んでいないかもしれないでもせめて安らかに眠って欲しいそれにアイツの無念を晴らしたい!報酬は村のみんなと二人の両親からかき集めた500ルリアだから…」
お客の男は懐から金が入った袋を取り出し涙交じりにそう訴えかける
「わかりました!その依頼お受けしましょう!ただし…」
マスターはそっとお客の男の手に覆い被さるように自分の手を重ねて
「報酬は提示した金額の半分の250ルリアでお受けしましょう!」
マスターは優しい口調でそう言う
「ありがと…ありがと!」
お客はマスターの顔を見たあと泣き崩れた
「一週間後またこのバーに来てください!そしたら良い報告が聞けますから!」
マスターはそっとお客の肩を叩いて言う…