十月九〜十五日
という事で、前回から一週間が経過した。
この一週間は魔術が発展した二つ名がある世界観の物語が書きたいな、と思いつつ、既存の世界観に合う物がないので一から設定を考えようとして思い浮かばないという感じで過ごしていた。色々と世界観を考えるのは好きだがキャラや物語から世界観を考えようとすると、どうも頭が働かない。
まぁ、既存の作品と被らないようにと考えているのも悪いのだろうが。人間優位の世界観で魔術が体系化されると考えた場合、二つ名のような称号や通り名が付随するのに違和感を覚えるのだ。展開的に功績と呼べるような物とは一体何かを考えた場合やはり人同士の争いになる。ただ大規模な戦闘が何度も起きるのは異常だし、悪党を捕まえたとして二つ名のような物が語られるとは思えない。
そうなると魔獣が存在する世界観をと考えると今度は都市間での情報網が発達していないと二つ名が語られるのは不自然だ。吟遊詩人と呼ばれる者が流布しているのだとしても物語には流行り廃りがある。語られる存在が何名何十名ともなれば、二つ名が定着するとも思えない。というか、この場合だと二つ名の功績は魔獣退治になる訳だが、物語となるような危機が頻発していれば人類の存続すら危うい気がする。
何というか。
どういう物語を書きたいのか。
不明瞭だと良くないね。
定期的にとあるキャラを書きたいと思いつつ、世界観などで停滞する場合が多い。もっと気軽に物語を書ければいいのだが。何だかんだ身を削るように書いた物語というのも嫌いではない自分がいる。性癖をそのまま描けるような作家になりたいね。
という事で、今回の日記は終わり。
流石に一週間も書かないと。
感覚が狂うでござる。




