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やりたい事をするニートの日記  作者: 無職ニート
再開
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八月十四〜十七日

 

 この二日は漫画用の物語を進めようと悪戦苦闘していた。八月も半ばを過ぎたので書かなければと思いつつも何だかんだで手が空くと対戦ゲーをしてストレスを溜めていた。何でゲームをしてしまうのか。何ともままならない物である。


 漫画用の短編は、まだ未完成。


 ただ終盤にまで進められたので、ここからは一息で書けると思うのだが。気を抜かずに続けよう。残り日数を数えたら八月は後二週間もない。気が付いたのだが八月以降は進捗らしい進捗がない気がする。


 七月は後半辺りに作業をし続けられていた気がするのだが。俺は妄想を形にする作業より既存の物を形にする方に適性があるのかも知れない。まぁ、七月にしていた背景も大した物ではないので何とも言えない所ではある。明確に形になるから達成感があるというのも要因にあるかも知れない。


 こうして日記を書いているが小説を書いて達成感というのを感じた事はない。やはり文章に起こすというのは俺の中では妄想の延長線上にある妄想の一部でしかないという事なのだろう。物語を書いていても価値を感じた事はないし、逆に金銭を払うまでして小説を読もうと感じたのは三作もない。


 やはり俺は漫画を描くしかないのだ。


 友人と話した時に金を集めるのなら「漫画である必要はないのではないか」と言われた事がある。それでは駄目なのだ。何も残らないし残せない。創作は続ければ続けるだけ形として残るのだ。こうして惰性で続けている日記であろうとも価値はなかろうと無様で嘲笑される物でしかなかろうと残りはする。


 残るのなら例え高潔な姿勢ではなくても、この先に夢のある成功がなかろうと形には残る。俺が信念としている言葉がある。正しくある事よりも正しくあろうとする事にこそ価値がある。そして、正しさというのは必ずしも普遍的な物ではない。


 だから、後悔しない正しさを持つ事。

 それ自体に価値があると俺は思うのだ。


 俺は今も仕事を辞めた事を後悔していない。ただ仕事を辞めた後に何者にもなれずにいる今を後悔する時がくるのかも知れない。まぁ、想像力の足りない俺は俺でしかないのだから他の未来など存在しないだろうと思うのだが。それを言い出せば、生まれた時からこうなる運命だということになる。


 ただ未来など誰にも分からない。

 なら、俺はやりたい事の先に。

 何があるのか見てみたい。


 その為にも漫画を完成させよう。

 がんばるぞー。



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