八月十二・十三日
この二日はネーム用の短編を進めようとして。
何故か、趣味の小説を書いていた。
別に進みが悪いという訳でもないのだが二の足を踏んでいるような状態だ。最終盤に入る前。そう言えば欠陥神官の時も似たような感じで右往左往していた気がする。あの時は、とりあえず書いてみて駄目そうなら消してという感じで書き上げた。
やはり二の足を踏んでいるだけでは前へは進めないという事だ。それにしても最近は余裕がない。こうして日記をつけるのも書く事がないから何を書こうかと考えながらゲームに手を出しての今だ。
時間がないというのは理解しているが。
どうにも他の事に手が伸びている。
それは多分、作品を形にするという事にあまり価値を見出せないからだ。俺が作品を書く時に根底にあるのは物語や登場人物などよりもアイデアだ。その次にあるのは読みたいという欲求。そして、誰も書こうとしていないから自身で形にする。
という妥協が俺の原点だ。
キャラ萌えもしないし、シチュ萌えもしない。あくまでも前提にあるのはアイデアで。今はどこか物事が計画通りに動くだけ。システムを組んで実行されるのを眺めているような空虚さがある。
今の俺に足りないのは遊びだ。あまりにも真剣に取り組もうとし過ぎている。俺はまだプロではないし賞も新人に向けた試金石的な部分も多く、受賞作の中には俺からすれば荒削りだと感じる作もある。
よし、まずは。
楽しんでいこう。




