五月二十四・二十五日
という事で、この二日は小説を読んだり。
趣味で書いてる方の小説を書き直していた。
矛盾したまま放置している所があり、驚いた。
と同時に量が少なく。
遅筆であるのを感じていた。
どうやら俺は文字をギチギチに詰めるのが好きなようで意識しないと日記のように地の文だけで進行し続けるので、キャラ同士の掛け合いがある話とほぼない話の文字数が倍近い違いがあるのにも関わらず体感としてはほぼ同じなのが驚きだ。やはり、キャラの掛け合いで物語を進めると軽快に読めるのがいい。
ただ結構と書いた気でいたのに、まだ六話程度しか出来ていないのでこの作品を投稿するのは何年後になるだろう。とか思いつつ、この筆の遅さは流石にマズいので改善すべき点となる。
物語を進める上で重要となるのは。
物語の大筋となるメインクエストと。
章単位で話を進めるサブクエストだ。
俺が手を止める場合が多いのは区切りがいい所で何を書こうかと考えている場合がほとんどだ。これは物語を考える時のメインクエストは考えたが物語を引く為のサブクエストの内容を詰めずに書いているから生じている問題なのだろうと俺は思う。
サブクエストは主にキャラを主体にして進める物語の部分であり、俺はそこを疎かにしているようだ。それは物語の大枠だけを考えて中身となる部分。話の面白さに繋がる制御部品を疎かにしていたという事に他ならない。
思いつきで書き始めて消す。
これをなくす為に設定を詰めて物語の締めまで考えるようにするようになりはしたが、俺はそこに至るまでの道筋を蔑ろにしていたのだ。物語を一筋で書き切ろうとするなら問題ないが淡白になり過ぎる。
結果としてキャラ同士の物語や関わりの部分を考えずに進めようとして書けずにいる。設定がどうのキャラがどうのと書いていた割に何も考えずに書こうなどとすれば書けなくなり当然だ。
それなら思いつきで。
書いては消していた時と変わらない。
誰がどう感じ。何を思うのか。どう行動するのかを俺は設定を詰めて考えていた。けれど、そこから更にどこでその物語が繋がるのかを考えずに設定だけで書こうとしていたのだ。そんな中途半端な構成で物語を書ける訳がない。
設定を考えて物語のオチも考えて作品という形にする短編程度であれば問題ないが、連載という形にするのであれば考えなければならない内容だ。趣味として短編程度の作品ばかり書いていた弊害か。
今まで何で書けないのか。
やる気の問題とばかり考えていた。
違う。そのやる気を維持する為に省略すべき工程を放置し続けていたから書こうとしては展開を考えてという事をしてやる気を削がれていたのだ。物語の構成だけを抽出して下書きにまとめようと思う。
はぁ、中途半端。
というか、分かった気になり。
何も考えていなかったのだと。
痛感させられた。