五月十二・十三日
この二日は趣味の小説を書いていた。
3,000字程度の内容でも時間が掛かる。
ただ何事も始めると楽しい物だ。
基本的に俺はキリがいい所で手を止めて放置しているのがほとんどだ。ただ気分で書いたのを消したりするので残らないというのもある。何にせよ、久しぶりに物語を進められて良かったという話だ。
話が変わるけど。
久しぶりになろうの日刊ランキングをみたら環境に変化が出ていて驚いた。中でも驚いたのが書籍化作品以外だと婚約破棄物やローファンで流行りの配信物に転生物という感じで冒頭十数話の作品がないという事についてだ。書籍化作品ばかりの環境の次に訪れるのが他ジャンルで流行りの作品とは予想外だ。
ふむ、仮に今の環境で流行る作品。
人に読まれる作品とは、どんな物だろう。
趣味全開で書いた作品は読まれず、流行り物の単語を入れるだけでも読者は増えた。けど、日刊に載るような事はなかったので日刊で載るような作品という作品とは、どのような物か考えよう。
女は価値に固執して。
男は能力に固執するのかも知れない。
考えてみた結果。異世界恋愛だと"価値がないとされた存在が評価され認められる"というのが読者の性癖としてあるのかも知れない。物語上での聖女という役割は替えの効かない存在であり。他の人気の薬師というのも役割が替えの効かない技術者だ。
という事は。
主人公が特別扱い。
または替えの効かない人。
として認められるのが良いのだろう。
そう考えると悪役として登場する存在ざ特別扱いされようとしてヘイトが向くのは、分不相応の評価をされる事に対して理不尽を感じるからなのだろう。嫉妬ともいえるかも知れないが努力してきた側からすれば何ともやるせない話だ。




