三月四日
気がつけば。
もう四日が経っている。
何をしていたかというと、前に書いた作品の設定を詰めたりなどを行なっていた。何故、そのような事をしていたかというと執筆中小説の量が増えてきて、既に二十近くあるという状態になったので消化しておきたいと思ったからである。後はまた筆が止まったから今やれそうな事を探しての事である。
やはり、趣味で設定を練るのは面白い。
ふつうに作品を書くよりも面白い。
と思う一方、それを形にするのは苦労する。俺が想像するようなのは所詮は作品の一場面だけでしかなく、その場面へと至るまでに経過する場面をどう演出するのかというのが必要な力となってくるからだ。
何を描き。
何を描かないのか。
それはまた文章を書くようになり、行動しなければ価値がないというのと同時に感じるようになってきた事だ。何もかもを思うがままに書いていれば文字数は増え、筆がのっていると錯覚する時がある。ただそれを読んだ時にどう感じるのかというのは読んでみなければ分からない。
こうして日記をつけてはいるけれど、俺が日記を読み返すような事はない。それはこの文章に面白さとか奇抜さ。何か伝えたいようなメッセージ性などはないからだ。だが、こういう何の価値もない文章を書くのも心地よい。
もう、眠いので寝る。




