十二月一日
久しぶりの日記だ。
この四日間は小説やマンガではなく、ゲームに対して考える事が多かった。というのも、友人と外食した時にVに関しての話題が出たのでイラスト関連でPCを開いたりした影響で個人制作のゲームに興味が湧いたという感じだ。
やってみたいという感じあるけれど、これ以上は好奇心に任せてタスクを増やしたくはない。ただでさえ小説やTRPGさえも形にまとめ切れていないのだ。俺だったなら中途半端なままの作品なんて評価にすら値しない。
やりたい事としては。
シナリオを一冊分創り、動画にしたいとか。
短編をネームに昇華して、金が欲しいとか。
突破押しもない夢物語ばかりがある。頭に浮かぶのは地に足の着かないような話ばかりで、外食した後に車に揺られながら思いつくまま友人に語ってみれば呆れたのか。疲れていたからか反応が芳しくなく、所詮はニートの戯言。付き合わせて悪く思うばかりだ。
やはり行動だ。
行動にこそ価値がある。
十二月へとなり、バイトが本格化する。もしかしたら日記もまた書くような事が減り、生存報告みたいな文章だけが記される日々になるかも知れない。けれど、二月までにネームを書けるように行動できればと俺は思う。
そして、四月になる頃にはTRPGのシナリオを一冊分書いていて収録して動画化して収益化目指して、余裕があれば雑談配信を週一にしながらゲーム制作を趣味でするような日々が送れれば楽しいかも知れない。相変わらず、金になりそうな事がないという点を除けば最高だ。
俺の悪い癖は。
アイデアはあっても肝心な中身。
あるべき所というか、大切な部分や現実に即した部分というのが不明瞭なまま行動するというのが良くない所になるのだろう。どんな物語を書きたいというよりも、それを書いてどうしたい副次的な物であるはずの物ばかりを求めている気がする。より深く本質的な心を抉りだすような、そんな物語をかけるようになりたい物である。
いや、そんな物に価値はあるのか。
小説や漫画というのは娯楽だ。娯楽であるならば、読んで楽しいとか面白いとか純粋に読んでいて気分が明るくなるような作品でいい。そんな作品がいい。それを目指さずに暗い話ばかりを描くというのは、それこそ逃げではないか。
暗い話を書けば、現実的だとか、芸術的だとか、心を揺さぶれはするだろう。でも、そんなのはジャンプの読み切りで主人公がピンチになってヒーローに出会って助けられるだけでしかない使い古された物語と一緒だ。俺でなくても書ける物語を書く意味はない。
楽しんでいこう。




