再開三月一日
やっと、二月が終わった。
同時に第八回ストキンproは不戦敗だ。
期限までに作品を上げられなかった。
というよりも、短編として形にすら出来ていないので勝負にすらなっていないという方が正しいだろう。期限以内に作品を完成させるというのも重要な要点だ。第六回に関してもほぼ投げ出すような形で物語ですらないようだった。
俺はこのままで良いのだろうか。
いや、良いわけがないのだが。
まぁ、何にせよ。
この借りは必ず返す。
という事で当初の予定通り。
今月はイラストを進めていくのだが、バイトの予定があるので何とも言えない進行になるだろう。こうしてみると俺は何かを得たいと思うより、何かをして驚かせたりする悪戯が好きでたまらないのだろうと思うのだ。
性格がひねくれているのか、何か目標を立てて努力しようとしたとしても途中で投げ出してきた人生だ。ただ衝動的に動く事もあれば、逃げる事に理由を与えたりもした。見返したり復讐したいなどという憤義も抱けない。
ただ、人に悪戯をしかけるのは心躍るのだ。
もしもだ。
ストキンproの受賞作が一人に網羅されたら?
日刊連載作が一人の作家による一人相撲なら?
既存のジャンルを塗り替えるような流行ができたなら?
ありえない、などと言うのはつまらない。つまらない現実に生きるなら、俺はつまらない現実をひっくり返すような事がしたい。夢みる創作家であるならば。夢の一つくらい見なければ嘘という物だ。行動にこそ価値がある。




