226/394
再開六十一〜六十五日目
ダメだぁ。
一切、進んでないぃ。
前の反省を活かして、先に『なろう』でネーム用の短編を書いてから漫画化するという方法を取ろうとしたけど。そもそも小説を書く速度が遅すぎて、作業が進まない。二月になって忙しさが増すのに、なんで俺は部署の中で一番忙しいとされる場所に配属されているのだろう。
おかしいだろ。
ニートを頑張らせないでくれ。
待て、は?
もう二月の五日なのか。
ふざけるな、もう一週が終わっているじゃないか。
バイト中は時間が早く進んでほしいけど、休みの時間に関しては緩やかに進んでほしいものだ。いや、このペースだと流石にやばい。とは思うけれど、焦って何かした所でろくな結果に繋がった事がないというジレンマを抱えている。
ゆっくり寝たい。
だけど、金を稼がねば……
金が、金が欲しい。自由がぁ、可能性がぁ。
俺はまたこうして、諦める理由を言い続けるのか。
こうして夜は早く寝ないと明日のバイトに支障がでると嘯いて、朝は頭が働かないからと嘯いて。昼の休憩時間は時間が短いと理由を作るのだろう。よし、ダメだ。
明日も日記を書く。
今日の進捗はない。




