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第52話

  結局、覗きをやろうとした奴らが帰ってきたのは次の日の朝ごはんが終わった後だった

 それまでは、先生の部屋で反省文と説教と昨日の夜から今までずっとやらされていたらしい

 それはもう過酷すぎて言葉にできないぐらい

 まさに自業自得という言葉が的を得ているだろう

 

 その日も俺はいつもの4人で北海道のさまざまな場所を観光し、最高の修学旅行ライフを過ごした

 

 そして、今その修学旅行が終わろうとしていて、俺たちは空港内にいて帰りの飛行機を待っているのだが・・・・・

 

「この雪はいつ止むのかねぇ・・・」

「すごいすごい!翔見て。大雪だよ」

「うんうん」

 

 俺たちが空港に入ってすぐに雪が降り始め、それがあまりにも多く飛行機が飛び立てない。という事態に陥っていた

 最初の方は俺もこの状況は初めてだったのでテンションが上がっていたが、もう数時間近く止まっているせいでテンションがガタ落ちで雪を見るのが嫌になるぐらいだった

 

「なんで最後の最後でこうなんだよ・・・」

「まぁまぁ輝。いいじゃない修学旅行が延びたと思えばさ」

「葵・・・冬休みが縮まるんだぜ・・・」

「私は別にいいよ。家にいるだけだしね」

「まぁ俺もそうなんだけどさ」

 

 冬休みにやることがあるにはあるのだが、親のところに行くということで、帰ってまた飛行機に乗るのもなんかダルイ気がして行かないことにしていた

 

 俺と葵は自分の荷物に座って向こうの方でテンション高く窓から吹雪いている風景を見ている

 翔と優美を見ていた

 すると、学校のほうに電話をしていた先生達が集まって何か話し、俺たちを一か所にまとまるように言う

 

「えーっと、この雪は今日中にやむ気配がないらしいので、一日修学旅行が延びることになりました。まぁお金の方は学校が持つらしいから気にしなくていい。あと泊まるところだが・・・複数のホテルに電話してみたんだがこの団体を一つに泊めれる部屋がないらしいので、別々になる。すまないな、それじゃ各先生についていってくれ〜」

 

 前で先生が言うと何人かのグループに分かれ、各先生についていった

 俺たちは俺・葵・翔・優美で固まって、これからどうなるのかという感じで話をしているといつの間にか俺たちだけ置いていかれる形になってしまった

 

「おい。お前ら何ぼーっとしてんだ」

 

 後ろから俺たちの担任が話かけてきた

 

「これからどうなるのかなぁって話してました」

「はぁ・・・中村と瀬川がいるのになんで動くの遅いんだよ・・・」

 

 担任は俺と優美を見て、いかにも俺たちが足を引っ張っているという感じで見てきた

 俺は視線にちょっと嫌気がさし、話を変えていく

 

「んで、先生俺たちどこに泊まるの?」

「ん?お前たちか?他とは違って特別な場所だぞ」

「やったね!」

 

 横で特別な場所と聞いてテンションが上がる優美だったが、俺・葵・翔はふと頭の端っこに特別と聞いてある場所がよぎった

 担任は俺たち3人の顔を見て、正解!と言いたげな顔をして、すぐにさっきの顔になる

 

「どこに泊まるの?特別な場所なんでしょ?VIPとかが泊まるところとか?」

 

 バカ1人はそのことに気がついていない

 

「ここだよ、奥。俺たちはここに泊まる。そして朝にここから飛んで行くんだ」

 

 この言葉で俺たちの空港内泊まりが確定する

 これは俺自身初めてで、たぶん珍しいことなのだろうがまさか修学旅行で遭うとは思わなかった

 

 泊まるところがわかった優美はさっきのテンションのまま翔に話かけて、さらにテンションを上げていった

 そのテンションの高さに少し俺はイラつき始めたが、それを感じ取ったのか翔が優美を落ち着かせていく

 

「とりあえずどうするのさ」

 

 翔の一言で俺たちは、どう明日の朝まで耐えるかを話し合う

 結局、翔たちは空港の中を歩ける時間帯まで探索すると行ってどこかに行ってしまった

 

「んで、俺たちはどうする?」

「どうしよう?」

「そういや先生どこ行った?」

「あれ?ホントだ。どこに行っちゃったんだろ?」

 

 俺たちが話しあっている間に先生はどこかに行ったのか、その姿を探してみるがどこにも見当たらなかった

 そして、俺たちは外に出てコンビニで夕食を買い、再び空港内に戻り夜をどう楽に過ごすかを考えた

 


空港で泊まることはTVでしか見たことないですが、輝たちだけでもそんなことしてみたいなぁって思って書きました。

なので、この辺は想像です。

間違っているところがあるかもしれませんがスルーしてください(笑)


それではこれからもよろしくお願いします

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