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第3話

書き終わって、ふとキャラ紹介してないや・・・って思いつきました(笑)

次ぐらいにします・・・たぶん


でわ



 職員室の前まで全力で走って、倒れそうになったがなんとか倒れずに済んだ

 そして職員室の前で息を整えてから入る

 

「失礼します あの〜転校した北谷輝なんですけど〜・・・」

 

 恐る恐る職員室に入ると、窓の近くの男性が近づいてきて

 

「おぉ〜やっと来たか。転校初日に遅刻ギリギリとはな。俺がお前の担任だ よろしくな」

 

 そう言って先生は手を握ってきた

 先生は、この学校で人気のあるらしく、廊下を通るたびに生徒に話しかけられていた

 

「着いたぞ ここがお前の教室で2−2だ それじゃちょっと呼ぶまでここで待ってな」

 

 そう言って先生は教室の中に入っていった

 教室の中は何やらガヤガヤしていて、時々聞こえる「転校生まだ〜」という言葉に俺は緊張させた

 そして、先生が廊下にも聞こえるような声で「転校生はカッコいいぞ 女子期待しとけ〜。男子嫉妬するなよ〜」と言った。

 すると教室内はワッっと盛り上がり、その盛り上がりように俺はさらに緊張させる

 

 教室の扉が少し開いて、先生が「北谷入ってこい」と言った

 その言葉で俺は緊張しながらも教室の中に入って先生のところまで向かった

 実際はそんなに遠くない先生までの距離が遠いと思ったのは初めてかもしれない

 

 先生の横に着いたときには、教室内で「おぉ」、「転校生だ」、「カッコいい」など教室内がガヤガヤしていた

 

「はい!静かに! 北谷、自己紹介しろ」

 

 先生が教室内を静めて、俺は自己紹介をした

 

「北谷 輝です。えーっと昔ここに住んでましたが、今のこっちのことはよくわからないので、よろしくお願いします」

 

 ニコっと最後に笑って頭を下げた

 すると教室がわーっと盛り上がり、いろんなところから「よろしくー」と聞こえた

 

 その声に安心して頭を上げると、今朝あった女の子がいた

 そして、その女の子と目が合うと向こうは、笑っていた

 また、顔が赤くなるのを感じたが

 

「北谷ってあの北谷 輝か? 俺のこと覚えてる?」

 

 と、教室の後ろの端っこに立ってこっちに向かって聞いてきた男の子がいた

 しばらく男の子の顔を見ると、さらにこう言った

 

「輝 思い出せないか?翔だよ」

 

 翔・・・・昔を思い出して、すぐに顔が出てきた

 

「えっ!あの翔か?瀬川翔か?」

 

 俺がそう言うと男の子が

 

「そうそう 思い出した?」

 

「瀬川 翔」は俺がまだこっちにいたときに、よく遊んでいた親友だった

 

 よかった・・・昔の友達がいて俺は安心した

 そして、教室の中がまたガヤガヤし出した

 そのガヤガヤした教室を静めようと先生が手を叩いて静めた

 

「なんだ 瀬川と北谷は知り合いか それじゃちょうど横の席開いてるからそこに座ってもらおう。瀬川いろいろ教えてやってくれ」

「はい わかりました」

 

 俺は翔の横の席に向かって歩いている途中に教室の女の子たちがザワザワしていたの疑問に思っていた

 

「それじゃ転校生も紹介したし、いろいろ言うことあるから静かに聞けよ」

 

 先生が前でなにやら説明しているがそんなことを聞く生徒なんていない

 そして、説明が終わり、帰れるようになって、俺は帰る準備をしていると同じクラスの人が集まってきた

「どこから来たの?」、「いつまでこっちにいたの?」、「ねね 瀬川くんとは知り合いなの?」、「瀬川くんとはどうゆう関係?」、

 などいろいろ聞かれていたが、圧倒的に多かった質問は「瀬川君」関係だった

 その関係している瀬川くんは、知らんぷりで外を見ていた

 しばらくは、質問されたことをすべて答えて、クラスメイトは帰っていった

 

「あの〜翔さん?なんであなた関係の質問が多かったのでしょうか?そしてその質問する人が女の子がほとんどでしたが?」

 

 ある程度わかってはいたが聞いてみた

 

「気のせいじゃないの?」

 

 翔はそう言って帰ろうとしていた

 

「いやいや気のせいじゃないよ 翔カッコいいからモテるんでしょ」

 

 笑いながら言うと翔は困ったように

 

「そんなことないよ それに俺困ってるし」

「うわ〜全国の男を今敵に回したね!」

 

 学校を出たぐらいまで翔をからかっていると、校門に女の子が立っていた

 そしてその女の子はこっちを見て手を振ってこっちにきた

 

「遅いよ! あれ?この人が今日転校してきた噂の人?」

 

 女の子は翔に聞いた

 

「そうそう 俺の昔の知り合い 北谷輝っていうの」

「ふぅ〜ん 結構カッコいいね〜」

 

 女の子はそう言いながら翔と手を繋いでいた

 

「あの〜翔君ちょっとお聞きしたいことが・・・」

「ん?なに?」

 

 まず気になることから聞いた

 

「その女の人はだれ?あと翔とどういう関係?まぁ検討はついてるんだけど・・・」

 

 すると女の子が

 

「あーごめん 私は奥 優美ね 翔の彼女です よろしく 輝くん」

 

 可愛い笑顔で言われて理解した

 

「うん よろしく」

 

 3人でしばらく話しながら歩いていると、急に優美が「あっ 待って〜」と言って前にいる女の子に向かって走りだした

 

 俺は優美がいない間に不思議に思ったことを翔に聞いた

 

「なぁお前女の子すごい苦手じゃなかったっけ?」

「ん?今も苦手だよ でも優美は別」

「ふぅ〜ん 翔も成長したわけか・・・なんかさびしいぞ お兄さんとして」

「輝がお兄さん? あはははー」

「なぜそこで笑う・・・」

 

 そんな冗談を加えながら昔の感覚を取り戻していった

 

 

 しばらくして前に走っていった優美の姿が見えてきて、翔が俺に質問をしてきた

 

「輝 気づかない?」

 

 急に意味不明なことを言う翔に不思議に思いながら答えた

 

「何が?」

「いやまぁもうすぐわかるんだけど、気づいてなかったのかなぁって」

「?」

 

 翔が何言いたいのかよくわからなかったが、優美がこっちに向かって歩いてきていた

 そしてその横には今朝会った女の子がいた

 

「輝って翔の昔の友達だよね?」

 

 優美がそう言ってきたので、「うん」と答えると、優美の横にいた女の子を前に出してきた

 

「んじゃこの子とも知り合いなわけ?」

「?」

 

 何が言いたいのかよくわからなかったが一応クラスメイトだから

 

「うん クラスメイトだしね あと今朝会ったよね」

 

 女の子に向かって言うとクスッっと笑いながら

 

「そうだね」

 

 と言った

 

「んーほんとに気がつかないのか 輝は」

「あれ?知り合いじゃないの?」

 

 翔と優美は顔を見合わせた

 本当に解らなかった俺は置いてかれている感じがして、今朝会った女の子の顔を見た

 すると女の子は、少しムッっとした顔になり

 

「本当に覚えてないの?お母さんのことは覚えてたのに」

 

 と言った

 

「お母さんのことは覚えていた?」

 

 俺の頭の中が最大に動いて、ある人が出てきた

 

「えっ?だってもっと小さかったじゃん えっ?」

「あっ思いだしてきたかな」

「もうちょっとかな」

 

 翔と優美は俺の今の状況を楽しみながら見ていた

 すると女の子は

 

「はぁ〜・・・何年経ってると思ってるの?」

 

 呆れた感じで俺を見てきた

 

「え?でも、もっと・・・え?ほんとに葵なの?」

 

 俺は混乱しながらも言葉を出していた

 

「そうだよ はぁ〜普通、昔の友達ぐらい今朝会った時ぐらいに気がつくよ」

 

 葵は呆れながら言った

 

「だって、それならなんで今朝言わなかった?てか、俺って知ってて・・・え?」

 

 まだ俺の頭は混乱していた

 

 そしてしばらく俺は混乱していたが、時間が経つと共に冷静になっていった

 

「いやぁそれにしても葵が・・・・いまだに信じられん・・・」

 

 昔は俺と翔の後を追いかけていた葵が大きくなったことに未だ実感がわかなかった

「はぁ なんで私はすぐに気がついたのに輝はすぐに気がつかないの・・・」

 

 葵がボソッっと言っていた

 

「あらあら 翔さん」

「なんでしょう 優美さん」

「葵さんが落ち込んでますわ」

「そりゃだって昔、好きだった相手が自分のこと覚えてなかったなんて寂しいもん」

 

 翔と優美はニヤニヤしながら話しあっていた

 すると

 

「べ、別に輝のこと好きじゃない!ただこっちが覚えてたのに、輝が忘れてることにムカついてるだけ!」

 

 葵は顔を赤くしながら大きい声で言った

 

「あらあら 必死ですよ 翔さん」

「そうですね 顔真っ赤ですよ 優美さん」

 

 2人は葵の反応を楽しんでいた

 

「ちょっ 葵、声大きいって」

 

 俺は周りの人がこっちを見ていることに気がついて葵に言った

 すると葵は周りを見て顔をさらに赤くしてうつむいて走っていった

 

「もう お前らちょっとは加減してやれよ 葵だって一応女の子だぞ?」

 

 俺は2人に言って葵を追いかけた

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 

 昔と変わらず葵は走るのが遅くて、すぐに追いついた

 そして、葵を呼び止めて、歩くペースまで落とさせた

 

 しばらく俺たちは無言だったけど、俺のほうが耐えられなくなって話しかけた

 

「見た目は変わったけど、相変わらず足遅いね。昔はよく翔とかと遊んだ時に、葵だけ置いてかれそうになってたな。そんでいつも俺が探す役になってたっけ」

 「翔は翔で変わらずかっこいいままだし、モテて困るとか言ってるし・・・」


 そんな昔話を俺だけ話していた

 すると、うつむいて黙っていた葵がこっちを向いて小さな声で言った

 

「輝・・・」

「ん?」

「おかえり・・・」

「うん ただいま」

 

 そこで俺はようやくここに戻ってきたと実感した

 


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