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第19-3話

更新遅れてすみません


3回で分けられなかったのでまだ続きます

どれだけ続くかは自分でも不明です(笑)

「終わったーーー」

 

 やっとの思いで宿題 日本史が終了

 残りはあと3つ

 

「はい 次は古典」

 

 そしてすぐに出される次の宿題


「はぁ・・・」

「ため息つかない!ほらやろっ」


すっかり先生気分の葵は楽しそうに次を出してくる

仕方なく出された古典の宿題をやる

しかし長くは続かない


 

「葵〜もう今日は疲れたよ〜 頭これ以上動かない」

「ダメだよ やれるときにやらないと」

「と言っても、もう10時だぞ?早く寝て明日早くからやればいいじゃん」

「しょうがないなぁ わかったよ 今日はおしまい」

 

 葵先生の了解を得て、今日の宿題は終了

 そして少しだけの自由を手に入れた

 

 葵の部屋を出て、下に行き大きいテレビを見る

 最近のお笑い番組は面白くないなぁなどと思いながら見ているとお風呂上がりのおばさんがきた

 

「輝ちゃんもう宿題はいいの?」

「あーはい 今日はもう終了です」

「そっか それじゃお風呂入ってきていいわよ」

「ありがとうです んじゃ御言葉に甘えて入ってきます」

 

 俺は風呂場に向かわず、まず葵の部屋へ行って葵に「風呂に入る」と伝えてから風呂場に向かった。

 別にこんなことしなくていいんだろうけど、念には念を、だ

 風呂場に入る前にチラッとおばさんを見るととても悔しそうな顔していた。

 

 自分の家のと比べ物にならない大きいお風呂に浸かりながら色々思い出していた

 

 小さい時はよくこのお風呂に葵と入っていたころ、どっちが長く潜れるかを競い合った時があった

 そのときは確か俺が勝ったんだけど限界を超えたのだろう。

 俺は気絶をしたらしく“潜っていた”というよりは“溺れていた”のほうが正しい

 そのあと俺の両親、葵の両親が必死に助けたらしいが俺にはここら辺の記憶がない

 気がついた時には葵が横で大泣きしていたということしか覚えていない

 

 他には、どちらが長くお風呂に浸かれるか、とか スーパーボールを何個も持って入り風呂場の中でそれを投げたりしていたっけ

 今思えばバカらしいことを小さい時はよく思いついたものだ

 

 そんなことを思い出しながら俺はお風呂から出た

 

「ふぅ〜お風呂ありがとうございました おばさん」

「あらら 早いのね〜輝ちゃん」

「早いって・・・45分ぐらい入ってたじゃないですか」

「あ そうなの? それじゃ葵に言って次入れさしてね〜」

「はい 了解です」

 

 おばさんの言いつけ通り、葵の部屋まで行き、ノックをして部屋の中に入る

 

「葵 次入れってさ」

「うん わかった 宿題やっときなよ」

「あぃよ〜」

 

 葵は準備をして部屋を出て行った

 そして、俺は宿題をやる気分じゃなかったので1階に行き、大きいテレビを見る

 

 しばらくして映画が始まり、それが思ったよりも面白く集中して見てしまっていた

 途中でおばさんもそれを見るのに参加して二人で見ていたが、最後のほうになってきて何やら面白さがなくなっていき、俺とおばさんは集中力が失っていった

 

「そういや葵まだ風呂入ってんですか? もう1時間半ぐらい入ってますよ?」

「そうね〜 今日は特別長いわね いつもは1時間ぐらいなのに」

「へぇ〜・・・ふぁぁぁぁ〜」

 

 映画のほうもそろそろラストシーンで終わりそうな時間で俺は今日一日中勉強したため早くも睡魔が襲ってきた

 

「輝ちゃん眠たいならもう寝たら?」

「そうですね〜 それじゃ寝させてもらいます・・・・って俺どこで寝るんですか?」

「そうね〜 葵の部屋でいいじゃない? 昔はよく一緒に寝てたじゃない」

「昔ですよ 今は無理です」

「あら?この写真はどうなのかな?」

 

 おばさんは携帯を俺のほうに向けて写真を見せる

 それはGWのときの俺の母が送った写真だった

 

「な、まだ持ってたんですか!その写真」

「だって〜こんなくっ付いて寝てるなんてかわいいじゃない」

「消してください それにこんな大きい家なら空き部屋ぐらいあるでしょ」

「残念でした〜 使ってない部屋は物置と化しちゃってるの あっそうだ 私と一緒に寝よっか?」

「何言ってんですか・・・・あっここのソファで寝てもいいですか?」

「え〜 葵の部屋があるじゃない」

「だから・・・葵も困るでしょ」

「む〜・・・・はぁ・・わかったわ」

 

 おばさんはそう言ってどっかの部屋に入り、掛け布団を持ってきた

 

「今回は私の負け はい 布団」

「ありがとうございます」

「それじゃ輝ちゃん 私ももう寝るわ おやすみ」

「おやすみなさい」

 

 おばさんが自分の部屋に行くのを見てから、俺はまだ風呂場から出てこない葵より先に寝るのは悪いと思いながらもソファに寝転んで目をつぶった

 

 

 

 

 

 

 

 


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