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皆ピリピリしているよ

 高校受験もラストスパート。

 余裕がある人は空気を読み、試験を控えている人たちは何かにつけて鋭い気配を発する。

 渡からしてみれば、何このモンスターを前にした初心者探索者の気配みたいなモノは……と言った雰囲気。


 そして渡の友達メンバーもまた、中々に厳しい空気を醸し出していた。

 そう、皆の癒しである子犬系男子もまた、クルルル!  と唸っている様にすら見える。……あれ? 可愛さしかない気がしてきた。


 と、それはさておき。


 そんな皆の空気をリラックスさせようと、精神安定の魔法を無意識で使おうとし……紬に睨まれ「は!?」とする渡。

 これは紬のお陰で助かったと言う話だが、それ以上に渡は紬に対して少し気になった事があった。


(あれ? 紬の奴……魔法の気配を察して居なかったか?)


 これは、紬が魔力を察する事が出来る様になったのか、渡の反応で察知出来る様になったのか、どちらかで紬に対する考えを変えなくてはいけない。

 そもそも、後者であれば何の問題も無い話。だって渡君の事をよく知ってるのね! という、女子の黄色い歓声が飛び交うような内容だ。


 だが、前者であれば話は丸っと変わる。


 魔力や魔法の無い世界で、紬が、魔法の気配を察する事が出来た。これ、普通に可笑しな話で、何で魔力が無いのに魔法を使う流れが解るのさって事。

 そして、無いにも関わらずと言うのはあり得ない話であれば、紬はどこぞかから魔力を手に入れたと言う事になる訳で……これ、マジでヤバイ情報だよね? と、渡は冷や汗を流す事となった。


 何故かって? そんなもの、此方の世界でも魔力を手に入れる事が可能であれば、魔法がバレた際の危険度がさらに跳ね上がるからだ。

 すでに前例がある。そうであるなら、その前例も奪ってしまえと言うのも有るが、何が何でも! という考えは更に加速するからだ。


 渡はそんな未来を考え……ピリッとした空気と同化した。

 いや、むしろ渡のソレは周囲の気配も飲み込む程のモノで、クラスメイト達の方が困惑する事になるのだが。


 ともあれ、受験で色々と考えなくてはいけないと言うにも拘らず、渡は全く違う悩みで頭を使うのであった。

 そして、それを察知してしまった紬はと言うと、この後渡に対して懇々とお話をする事となる。

 魔法を使いそうになった事もそうだが、幾らリードと言う魔法のチートがあるにしても、もう少し真剣になれよ! と。


 とは言え……コレだけ渡に関して察しの良い紬だ。これは魔力を手に入れたと言う訳では無く、何方かといえば渡をよく見ていると言う事では無いだろうか。

 そう考えると、実に微笑ましい話なのだが……例えそうだとしても、この場の空気が和やかなモノになる事は無いだろう。

これは渡の天然(無意識に魔法を使ってしまいそうになる事)が悪い。


てか! この話、会話が無い( ゜Д゜)コンナハズデハ

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