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並盛りのつゆさく
牛丼としてはどうしたいのだろう。
雨垂れは天気の好転と捉えるか。
つゆの残りもないならば。
掻かれる飯もありもねんすく。
りよくの器にはいるこそべけれめ。
何なら入ることができる? まだ。
コ金を当たらふて誉れのことも透けなる。
透けなるが陰徳の栄動すなる縁なりか。
わからないことはわからないままで。
その意味を包んで守りたい手筈。
それならそうすればいい。あなたも。
牛丼としてはこのままでもいい。
しかし、器がそれを許さない。良不両。
器もまたわたしの一部なのだから。
捨てることも今更できはしないんだよ。
受けるのが器の大義なら。拝包身。
やがて来たる解平の日に向をむけるのみ。
願わくば。おにおんにならずに。和む。