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捜索メンバーたち

 今回の協力は消息を絶った兵士たちの捜索がメインのため少数で向かうことになり、この場にいる9人とそのパーティなら来ることを許可され、必要な物を口頭で説明すると出発は明朝麓に集まるように言ってメーデイアさんは出ていってしまう。


 姿が見えなくなると当然愚痴が飛び交い、オーデンさんにも詰め寄り出す者もいて、こんな事が起こるとは思ってもいなかったオーデンさんも返答に困って見えた。



「とりあえずここでいつまでも愚痴っていても仕方がない。 明日向かう場所が場所だけにとりあえずお互い自己紹介なんかをしておかないか?」


 フレイさんが早速リーダーシップを見せる。 これがキャロが以前言っていた軍神の異名というやつなのかな?


 そんなわけで早速自己紹介がはじまる。



 ☆フレイ

 言わずと知れた登頂組のトップパーティの1つだった『軍神フレイ』の二つ名と『巨人殺し』の二つ名を2つも持つ冒険者、僕のパーティに滞在していることを知って驚かれる。

 男、人間の戦士、パーティ人数6


 ☆アレス

 フレイさんと同じく登頂組のトップパーティの1つだった『戦神アレス』の二つ名がある今は引退した元冒険者。

 男、人間の戦士、パーティ無し


 ☆リセスド=パーラメント

 鞭を使った数々の技で戦う、パーラメント一族の末裔。 噂ではパーラメント一族の先祖が闘技大会で優勝を果たした事もあるとか。

 ダンジョンをたった1人で挑み続けている。

 なんだか自信家な口調で、会うたびに思ったけど飄々とした人。

 男、人間の戦士、パーティ無し


 ☆ドク

 以前ダンジョンで交流を持ったドワーフだけのパーティのリーダーで、仲間からは先生って言われてる。

 特徴的な喋り方で〜ですなって語尾が多いところも先生っぽいのかも。

 男、ドワーフの【鍛冶の神スミス&トニー】の神官戦士、パーティ人数7


 ☆ヘラクレス

 パーティリーダーではないけど、『狂戦士』の二つ名を持っていて、噂だとオーガーを素手でねじ伏せれるって言われているほどの力持ち。

 他のオルクス同様、会話は『片言』みたいな喋り方をする。

 男、オルクスの戦士、パーティ人数5


 ☆ギルガメシュ

 どこかの国の貴族の子息らしいけど長男ではなかったため、冒険者を娯楽として楽しんでいたら『支配者(ロード)』の二つ名がついたみたい。 ダンジョン組のトップパーティの1つで、連れている仲間は全て奴隷なんだとか。

 自分のことを『俺様』なんていうところや、僕たちをなんか見下してるように見えるからやっぱり身分の高い人なのかな?

 男、人間のレンジャー、パーティ人数6


 ☆ハサン

 目つきが鋭くて凄く無口な女性で、自己紹介でも素顔と名前と前衛であることだけしか教えてくれなかった。 自己紹介するまでは前衛なのにローブを着込んでフードに口当てまで着けている謎に満ちた女性。

 必要以上の言葉を喋らないけど、自身のことを『我』なんて言い方をしてる。

 女、猫の女獣人の戦士?、パーティ人数4


 ☆ディルムッド

 2本の魔槍と2本の魔剣を持つドラウの戦士で、ドラウとドゥエルガル、オルクスが人種に加わる以前から生きているんだとか。

 仲間もその時一緒に旅立った仲間らしくて、ダンジョン組の中でも1番最初に攻略するんじゃないかって言われるほどの実力者みたい。

 フレイさん、アレスさんみたいに結構親しみやすい雰囲気の人で、相手の名前は言わないで『貴公ら』って呼んでくる。

 男、ドラウの戦士、パーティ人数4


 そして最後に僕。 自己紹介すると全員の目が睨んでいるようで怖かった。



 以上、総勢34名とメーデイアさんが加わって35人の連邦捜査局(FBI)クランのようなものが結成されたような感じになる。


 もちろんこれは全員が付いてきてくれる場合で、強制できるものではないから減る可能性もある。

 そういう僕も、キャロには来てほしくないと内心は思っていた。



「どうした? まさかこんな事になって怯えているというわけじゃあるまいな、『(オーラ)斬りのマイセン』よ」


 僕がそんな事を考えていたらギルガメシュさんが声をかけてきた。



「そりゃあ怖いですよ。 僕はまだ冒険者になって間がないんですから」

「っは! なかなか素直な奴のようだ。 安心しろ、俺様がいればムカデの10や20どうということはない」


 思ってたよりもギルガメシュさんは良い人に見える。



「それでいい、そこの誰かのように自信家だと見誤ることもあるからな。 恐怖を知る者はそう簡単には死なない」


 ディルムッドさんが親しみのこもった感じで、でもギルガメシュさんにあてるような言い方をしてくる。



「っは! 長生きするだけが人生じゃないぞ? もっと人生は楽しむものだからな」

「ほっほ、なかなか道理にかなっってますな。 なるほど、危険な場所ですらそれを楽しもうというわけですな」


 なんとなく和やかな雰囲気の中、ハサンさんが部屋から立ち去ろうとする。



「ハサンさんどちらに行かれるんですか?」

「明日の準備と仲間の報告」

「あ、そっか。 僕も仲間に説明しないと……」

「オレ、パーティリーダーじゃない。 リーダーに話に行く」


 ハサンさんとヘラクレスさんが部屋を出て行く。 その後をリセスドさんも続いていった。



「ふむ、どうやら馴れ合いは嫌いな連中のようだ」

「俺も嫁さんとこ行ってくるわ……」

「それでは私も仲間に説明しに行かないといけませんな」


 アレスさんと先生も出ていった。 アレスさんがなんだか辛そうに見える。



「連邦捜査局(FBI)だか知らないが引退した冒険者まで引っ張ってくるとは酷な話だ」

「ディルムッドさんは仲間の所へ行かなくてもいいんですか?」

「私の仲間は、言い方は悪いが死に場所を求めている。 まぁドラウの宿命なのかもしれない」


 聞かなくても問題ないみたい。



「俺様の連れている奴は奴隷だからな。 有無は言わせん」

「ギルガメシュさんは、なんで奴隷を連れているんですか?」


 僕のこの質問にギルガメシュさんは、役割を与えてやっているってよくわからない事を言ってきた。


「檻の中でただ燻らせておくのは勿体なかろうよ」

「なるほど、戦闘奴隷か」


 フレイさんには意味がわかったみたいだった。



「マイセン、俺たちも仲間にどうするか相談しに行こう。 君の事だ、思うところもあるんだろう?」


 フレイさんはキャロの事を言ってるんだと思う。 頷いて、残っているギルガメシュさんとディルムッドさんに挨拶してからフレイさんと部屋を後にした。



次話更新はお昼頃か、夕方に更新します。


名前は覚えやすいように一応わかりやすいものをつけていますし、似せてはいますが、元ネタとは別物です(^_^;)

人数が多いのでわかりやすいものにしただけですので、突っ込まないでください。

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