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プロローグ

プロローグは主人公ではありません。

 これは一体どういう事だ……


 ホープ合衆国の霊峰竜角山に突如ダンジョンが現れたと聞いて来てみれば、星剣(せいけん)が妙な反応をしている……

 こんな反応は今まで一度も感じた事がない……



 そう驚いているのは、僅かに尖った耳に肩よりも長い金髪で、誰もが振り返ってしまいそうなほど美しいエルフの女性だ。


 左右の長さが違うアシンメトリーのスカートを履いて、そこからスラッと伸びる綺麗な太腿が覗け、黒のブーツに銀色の脛当(グリーブ)を着けている。 そして何よりも目立つのは特徴的な黒い外套を羽織っていた。





 私の名はアラスカ。

 人種歴史史上最強と言われた男、英雄セッターの1人娘で、7つ星の騎士団所属の名誉評議員という立場にある。

 とはいっても、その肩書きは私が最古参であることと、星剣(せいけん)7つ星の剣の所有者だからだ。





 そして今は7つ星の騎士団は若い者たちに任せて、私は一般の7つ星の騎士団員のように個人活動で尽力している。


 そんな最中、ホープ合衆国のシンボルともいう霊峰竜角山に突如ダンジョンが現れ、国からの調査要請を受けて足を運んだ……までは良かったのだが……




 私は自身の愛剣の反応に驚きつつも、首都にあたる霊峰の町の大統領府へと足を運んだ。

 そこで現大統領と会ったあと冒険者ギルドへと向かう。



 7つ星の騎士団はどこにも属さずに世界平和の為だけに尽力する集団であり、7つ星の騎士団のみが扱える騎士魔法のおかげで、一騎当千の力を持つと言われているが、それは誇張しすぎだ。 確かに騎士魔法の力は神の力というだけあって、非常に強力なものではあるが、それでも最終的には己の力量が問われるものだ。




 冒険者ギルドに入ると、私が羽織っている7つ星の騎士団のみが着用する、黒い外套を見た者から様々な反応が聞こえるのはもう慣れたものだ。



「これは7つ星の騎士団のそれもアラスカ様が来てくださるとは思いもよりませんでした」


 ここの冒険者ギルドマスターが私を接待しようとしてくる。



「わかっているとは思うが、7つ星の騎士団は特別扱いは受けないことになっている。 ここで構わないから知りうる限りの情報を教えていただきたい」


 現状既に冒険者ギルドのギルドマスターが応対している時点で特別扱いになっているが、本来受付をしている者たちがすっかり萎縮しまっているため、冒険者ギルドマスターから直接話を聞くことにした。




 そして準備を済ませた私は、その日のうちに霊峰竜角山の新たに現れたと言われるダンジョンに向かった。



10話分ほど書き上げて、やっとタイトルが決まりました。

今回はダンジョンもので、私のシリーズもののサブストーリーになります。

現段階では今までのようにサハラたちの出番はありません。 現段階では……


シリーズを読んでくれている方は、タイトルでビビッとくるものがあると思いますが、その通りセッターの転生物語です。

ただし、記憶は無いし戻ることもありません。 ただしところどころで記憶が蘇ります。



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