第0章、彼らの日常
初めまして、羽翠清使と申します。書いて出すのは初めてになります。
この作品はバトルありギャグありエロ(ちょっと)ありといった作品です。
おかしなところがあったり疑問に思うことがあったら投稿してください。よろしくお願いします。
何気ない朝、時刻は7時。
「おっはよーございまーす! ナイト、起きてください!!」
朝の光がこの女、倖五花陽弧の長い金髪を輝かせる。
情熱を表現するかのような赤い瞳、それとは反対の白き肌、グラマーな体は神々しい。
彼女の笑顔はまるで太陽のよう、こんな女神のような人に起こされて起きないものなどいないだろう。
「…あ、おはよう。」
そしてこの男、夙縁夜が起き上がった。
彼女とは全体が正反対と言ってもいい。
瞳では陽弧が情熱の炎なら夜は燃え尽きた灰色。髪では光のような金髪と暗闇のような黒髪。性格では陽弧は明るい、夜は暗い。まるで昼と夜、光と闇、陽と陰。
名は体を表すというが、ここまでわかりやすいとは。
「おや? ナイト、今日はすぐ起きましたね。どうかしたの?」
「いや、実は今日眠れなかったみたいで…」
「どうして…はっ!? まさか変な悪夢でも見たの!? そういうことならぜひ私の胸の中で良い夢を…」
「いや、いい。」
夜がはっきりと断った。
「原因はわかってるんだ。これ見て。」
夜がベッドから降りて陽弧にあるものを見せた。
「うわあ、すごい汗!」
陽弧に見せたのは汗でぐっしょりとした枕だった。
「うん、この時期になると暑くてこうなる。」
「確かに、もうすぐ夏だもんね。…で、原因がわかってるなら対処法も知ってるってことだよね?」
「うん、それは…お前だ。」
何故か犯人当てみたいになった。
「え!? どういうこと…」
「どうもなにも、寝てるとき添い寝してきただろ? 正直暑苦しい。」
ショックなことを言われ陽弧は悲しんだ。これも陽弧の愛の一つなのに…
「ナイト起きてる? 折角の休みだから布団干したいんだけど…って、カヨさん! またそんな格好して!」
その時、一人の女が夜の部屋に入った。
朝からしっかりとした目つき、夜とは違い黒光っている長い髪を一つにまとめている。すらりとした姿をこう表現するのは失礼だが、まるで筆のようだ。
あと言い忘れたが、陽弧の今の服は裸エプロンである。
なぜそんな格好なのかというと、愛しい夜にならしてもいいから、というわけのわからない理由。
ちなみに、カヨというのは陽弧のあだ名である。
「おはようございますしのぶさん!」
「おー、ネッシーおはよう。早いね。」
彼女の名は一極紫樹、あだ名はネッシーというかわいげのない名なので本人は気に入っていない。故に読んでいるのは夜を含む一部の人だけ。
「ナイトも少しは突っ込んで! カヨさんは着替えて、ナイトは起きて布団を干す。もう寮のみんなは干してるから…って、なにこの汗!?」
また説明するのかと、朝だからけだるげ気味になっている夜は思った。
これから後書きは、メインキャラたちのコメンタリーを入れようと思います。
夙縁夜 「陰と陽の古文書を読んでくれてありがとうございます、ヒーローの夙縁夜です。」
倖五花陽弧 「ヒロインの倖五花陽弧です!」
一極紫樹 「えっと…、私はどんな立場なんだろう…?」
夙縁夜 「もう一人のヒロインじゃないの?」
一極紫樹 「本編の前半はそうだけど、正確にはカヨがこの作品のヒロインよ。」
倖五花陽弧 「そうね、私の登場はけっこう遅いよね。」
夙縁夜 「じゃあクラスメートかルームメイトでいいんじゃない?」
一極紫樹 「そうね。じゃあ改めて、クラスメートの一極紫樹です。」
夙縁夜 「えっと、ここでは本編のことを話せばいいんだっけ?」
一極紫樹 「まあそういうことだけど、何かあるの?」
夙縁夜 「じゃあ前から気になってたこと言うけどさ、なんでこの学校の寮は男女共同なの?」
一極紫樹 「他の寮は男女別々だけど、私たちの寮は入試最下位の人と転校生が入るところだから男女関係なくなるの…」
夙縁夜 「それ大丈夫なの? 何か事件起きないかな…」
一極紫樹 「え!? 事件って…」
夙縁夜 「喧嘩とか起きない? 掃除とかでここ置かないでーとか。」
一極紫樹 「あ…、そう。」
倖五花陽弧 「そう考えると、このメンバーはけっこう仲良いよね?」
夙縁夜 「いや、僕とネッシーは最初仲悪かったよ。」
一極紫樹 「あ、ちょっ…」
倖五花陽弧 「へええ、どんな?」
夙縁夜 「それはまた本編で見れるよ、今日はこの辺にしとくか。」
倖五花陽弧 「次回は私が人肌脱ぎます!」
一極紫樹 「それはどっちの意味なの!?」