哀鬼
かなわない。涙は枯れ果てた。だから、僕は一人になった。
だから僕は一人を殺した。愛していたから一人を殺した。
それは愛? それはエゴ。 自分だけが正義。選らはれなかった。
選べなかった。 愛していた?いや哀していた。
愛しすぎていた。哀さない。
それはいらない。それがほしい。だから愛しい。
何時しか鬼となっていた。 何時しか狂鬼とかしていた。
愛を知らないから僕はこうなった。
愛を教えてくれなかったからこうなった。
だから僕は・・・だから・・・
僕は沢山殺しすぎた心の中で、頭の中で。
何千何百・・・だから僕は愛をあたえる存在になりたい。
だから僕は哀を与えられたい・・・。