俺って……
できれば、前作の「あのねのね」から見ていただきたいです。
「あのね」
まぁた来たよ、どうして俺に話を持ってくる
「……なんすか?」
連休を目の前にした今日、やはりヤツは俺に休日を与えてくれそうになかった
「あのね、それが友達の友達の友達のまた友達に頼まれたんだけどぉ」
なぜ!?いつも第三者の頼みごとを引き受けるのか貴様は!?
「へ、へぇ〜」
よし!ここでスルーだこの話を無かったことに
「ね、ねぇちゃんと聞いてよぉ!」
無視無視
「ねぇてばぁ!」
お、今日もいい天気だな、前の席の娘やっぱカワイイなぁ
「ねぇ………」
どうしよ、声かけようかなぁ
「む、無視してるぅ……ぅぅぅうう……」
ヤベぇ!!
「ゴ、ゴメン!ちょっとボーとして…」
「うっ…うっ…無視、…うっ、無視しないでよぉ」
て、手遅れ!?
「またアイツが泣かせたぞ殺す!!」
「アイツ、マジハブだ」
以上男子の声
「はぁ、マジでありえない女泣かすなんて」
「ほんと最低」
以上女子の声
あれ?てか俺の前に座ってた娘メッチャ睨んでるし!?
「ほ、本当にゴメン!!」
「無視…してる……ウッ、訳じゃないんだよね?」
「あ、あたりまえだって」
ね、そこまで気付いたら俺が迷惑して……
「エヘぇ、よかったぁ♪」
パァァァァァァァ←(笑顔の効果音です)
「………で、なにしたの?」
はぁぁぁ、笑うとマジでカワイイなぁ、あれ?
「大したことじゃないんだけどぉ、隣り町の小学校の近くで神隠しが起こってるだって、それでねetc、etc……」
(間)
大問題じゃねぇかぁ!!!!
「はぁ?、なにそれ!?警察に言えよ!!」
これだいじなことよ!
「それがぁ、取り合ってくれないらしいんだよetc、etc……」
「ち、ちょっとまて!やたらと大ごとだがそれ俺らがやんの?」
すると彼女はさっきの笑顔で
「うん♪」
そして最後に
「ちょうどぉ、連休だし♪」
俺の休日カァムバァ〜〜〜〜〜〜苦ぅ!!!