夏空という虚空に掛かる輪廻のラストコード‐裏で外側の世界から
わたしは、わたしだ。
世界の外、そう、この世界ですよ? 今貴方がいるソコですよ、分かりますか_?
その境界線上の完全に外れた、隔絶した外側から、この世界を観測しています。
そして、電波を受信送信、いわゆる毒電波、送受信を常時しているのですマル。
さて、今も、徒然に観測した事を表明しますので、どうか御清聴をお願い申し上げますよ。
今日も、空が割れて、七つ色以上の虹色の極彩色が溢れ出ていた。
遠くの方から、なにか、得体の知れないモノの泣き声が、どこからともなく発信所不明で聞こえてくる。
受信する、誰でもあって誰でもない、感情の波。
それは無限熱量とも知覚できる規模、アンクルレベルの全宇宙的天文学数量で表せない、特異点としか言えない。
○○○以上の情動の波動、、、、、、、、、、、遮断ブロック。
ハイクソゲーですね。
なにか妨害されました。
これから、天文学的な芸術が表せられたのに、なぜか邪魔されました。
誰に? 分かりません。
貴方の世界のなにかが、意図を持って運命的にやった事なのは確かですが。
俗に、絶対に在ってはならない禁書の内容みたいに、分類されたのかもしれません。
世界を破綻させ崩壊させ破滅させる、そのような情報は基本的には規制されますのでね。
わたしは外側の存在なので、勝手気ままに、気が向いたら、気づかずにも、そういう情報を創造してしまう事もあるので注意も難しいのですが。
はい、仕切りなおし、表現のレベルを下位世界に、いえ、絶対的な超下位世界レベルの最底辺に落として表明しましょうかね。
長閑な田舎道を走るバスに、目茶ラブラブな兄妹がいます。
イチャコラしてますね、くそ甘えた感じに、この二人は主人公とリリーカヤです。
ゲーム内、そこには、青の天球に座す、女王が威風堂々と存在しています。
今か今かと、決戦の時を待っているようですね、彼女はレイアーシャル。
ゲーム内の、司令官室っぽい、ところに、二人の女性が居ます
レイルーエミリとリディーシャロ。
この二人の会話は、というより交流は、下らなかったので、詳細表明できます。
逆に言えば、他は馬鹿みたいに高次物理現象過ぎて、おいソレと公開できない規模だったのです。
「ねえ、リディちゃん、しりとりしよう?」
その瞬間に、勝負は始まり、不自然にならない程度の間のあいだで、全てが決した。
ル攻めの魔女は、るから始まるパターンを、一瞬のひらめきの間に、幾千つも思考した。
対するは、サークルオブザ・ダイヤのエース、流転する輪廻へと続く奈落の異名を持つ、この場合は乱反射の魔女の切り替えし。
そして、お互いにお互いを知覚したのだ。
この二人は、この世のおよそ、何よりも尊く気高く溢れるほどの絆で結ばれる、親友だ。
なのでツーカー、この場合の一瞬の刹那の攻防を、実際に始める前から、読みきってしまったので。
「うん、しないよ、レイルちゃん」
ゆえに、敗者であるリディは、そう答えた。
勝者は、ニヤリ、とした。
何時もは、あまり見せない、それは、その表情だった。
勝った、ただそれだけを顔面に貼り付けたような図だったのだ。
リディはレイルの、そのドヤ、顔を見て、それとなく拳を握ってしまっていた。
この二人と一人と、ゲーム外の兄妹がいる世界について。
現実世界、詳細不明あるいは閲覧不可未存領域。
仮想世界、青の天球+青の天球城+アクアリウム+青の回廊。
概略
青の天球城
主武装
『ブルーバード』Ver.5.0.1 常時オンライン。
セーフティ『対人・対知生体安全』。
『ブループラネットストーム』発射機構・弾倉・銃身・その他各部異常なし。
装填状況。弾種、12.7mm×99mm光化収束徹甲弾。
配備配置数、十万七千六百二二基。
総残弾数、10京230億4825万1500発。
高次元擬似AI・アクアリウム機構群
アクアⅠが全索敵、アクアⅡが通信指揮。
アクアⅢからアクアⅦが、常時武装砲術管制モードで全起動中。
アクアⅧ・Ⅸ予備警戒モードで待機中。
アクアⅩが戦術・戦略策定。
低次元高集積AI群・完全自由思考補助モード。
詳細情報
辺境ながら、重要拠点として、純軍事的には鉄壁の戦力を誇る。
常備騎士団・アクアリウム防衛機構軍
七個大隊からなる精鋭集団、第零大隊は常に青の天球外に存在する密偵である
青の天球
青銅の種族の至宝、神の目の遥かなる上位互換
青の回廊
どこまでも空けた道。
地平線まで見通せる、水平線がずっと続く完全平面大陸構造である
わたしは、そのような世界に現出する、異世界召喚的な、おなじみで毎度のアレですよ?
観測者特権、と呼ばれる、世界の外側を包括支配する存在群が定めた、ルールであり権利権力である。
わたしの目の前には、重々しい何かが無造作に置かれていた。
それは煌々と照らされ、光り輝く銀のフレーム。
一見でそれが、大型拳銃だと気付けるだろうか?
銃器と見るには、あまりに洗練された芸術的作品だと感じるのだ。
『エンドレスエンドレス』Ver.45.0.5 カスタムオンライン。
セーフティ『安全』。
『ブラックホールダイヤモンド』発射機構・弾倉・銃身・その他各部異常なし。
装填状況。弾種、12.7mm×99mm闇化収束徹甲弾。残弾数、89発。
サブ予備弾種、発泡スチロール製訓練弾。残弾数、242億4825万1500発。
反射的にそれを、右手にとるのが同時だった。
グリップを握り締めた瞬間には、メイン弾を一発、放っていた。
外側から、なにか、良くないモノが、この世界に侵入しようとしていたのだ、それを察知したので、迎撃したのだ。
一瞬間で光速の367倍に加速し永遠に直進し続ける、無限熱量質量を持った弾だった。
敵はおそらく塵すら残らず、くたばっている事だろう。
わたしは、このような事もする。
この世界を脅かす存在を、抹消するという、別に観測者の義務ではないが、しているのだった。
ちなみに、ここはわたしのセーフハウス。
件の兄妹が、田舎道をバスで遥々来て、さきほど到着した家の、真お隣である。
見た目は普通の一軒家。
だが、今わたしが居るのは地下室一階である、全五部屋、地下五階まで同様のスペースがある。
それにしても、コレ。
今まで使ったことはなかったが、最新鋭の拳銃である。
この中には初歩的なAI機構と、隔絶した圧縮スペースが組み込まれている。
一瞬で外したセーフティを切り替え戻しつつ、思わず弾倉を引き出してしまう。
知的好奇心の発露である。
普通は気になるからだ。
このような弾倉に、稀少ハイブラックホール貴金属と大量の発泡スチロールが込められているのだから。
瞬間的に、銃の状況がこのように切り替わった。
弾倉未装填。発射不能。バッテリー駆動中。
なるほど、大本のバッテリーも、この弾倉の中に一緒くたに内蔵されているらしいと知る。
更に詳細な情報を引き出すと、大本のバッテリーでの駆動時間は、ほぼ半永久的。
なぜなら、この弾倉の中の高度に圧縮されたスペースに、原子炉的なのの上位互換の施設が丸ごとあるから、だと。
まあ、それくらいしないと、ハイブラックホールを管理維持運用できないだろうとは、想っていたけれども。
銃の鑑賞観測を続ける。
標準的な大型拳銃、そのサイズのものよりはいくらか大きい。
直方体の弾倉を手にとり、薄暗い部屋の唯一ランプを点けて、その下にかざした。
しかしこれは、対物ライフルのボックス弾倉ほどのものではないだろう。
これではとても、12.7mmの、それも、重機関銃レベルの弾が入るような、その大きさではないのだ。
だが確かに、弾倉の下には直径13mmほどの真丸いポートが空いている。
さらに上側、拳銃本体にはめ込む方には、シングルカラム式に思える給弾口が覗いているのだ。
そこには、覗き込むように注視してみても、ちゃんと普通に黒くペイントされた重機関銃弾が横向きに挟まっているのだ。
ふーむ、よく分からない。
弾倉の下側をもう一度注視する。
普通の給弾方法ではないようだ。
黒いフィルムのされた丸い穴と思しきものが、これはあるだけなのだ……な、、、なるほど。
カチャン、ガシャン。
もう一度弾倉を嵌めこんで、拳銃を握り直した。
これはまさか、あれだろうか?
一種の圧縮時空、時空間縮退カートリッジを使った代物なのだろうか?と推測する。
最新兵器の、この、まったくどういう仕組みになっているのか。
て……、驚くべきところは、もうちょっと別のところにもあった。
この連射速度である。
嘘、なのだろうか?。
本当だったら、この銃は一個大隊、いや一個師団の火力よりも単一で上回る超兵器に達する。
それに使用者の機動力が加われば、もはや戦場を縦横無尽に駆け回る、超級のチート機動砲台だろう。
戦慄すら戦慄する、この驚くべき仕様!
「、、、使ってみたい」
ぶつぶつと呟き、不意に周囲を見回す。
誰かに見られてはいやしないか。
もしかすると、これを使った瞬間に、誰彼に見咎められて、変なペナルティーが課せられられないか?
そう疑るほど、この兵器、それに付随する連射機能である、は凄まじいのだ。
通常の物理法則など、ないかのように起動する、異次元の超銃器、その特異な特性、変幻の事象。
これはあるいは、越権行為で、自分を謀殺、殺すための口実づくりの、なにかしら罠ではないのか。
「でも如何せん、判断の材料が少なすぎる」
呟いて。
銃器の隣に置いてあった、黒革の、別の自分のものと思しき手帳をとり、めくってゆく。
数々の、断片的だが、最重要機密とも思しき、数々の情報が記載されている。
これは、外側に存在していた自分が、内側に存在していた自分に残したモノなのである。
その中の幾文。
『貴方の名前は、ドロシー。
友達に、茶色掛かった金髪の、シャル。
友達の友達、でも友達になりかけてる子が二人、リディとレイル。
この子達は、学校にいる同世代の子。
所在は、別にいいかな、この場所は、学校にその子達しかいないくらい、だから』
ふむ、友達の家は、確かに記されていなかった。
その情報の下部、後ろ側に、小さく切り取られた地図のような、紙面映像が貼り付けられていた。
今いる場所が赤でポイントされている。
ここから、だいたい五百メートル北西にあるのが、どうやら学校のものだ。
その下には、いくつか書き込みがある。
その中に、わたしの求めていたものがあった……都合が良すぎる。
どうやら、このわたしは、色々と計画していたみたい。
だが、だ。
これも罠であるかもしれないのだ。
なぜなら、単にわたしという外側の存在に入り込まれたとき、その時用の何か策かもしれないって想わない?
思わないこともない、と、他ならないわたしが返答するのだから、おそらく、そう、なのだろうか?
「とにかく、学校から、異次元への扉に繋がり、異次元への邂逅と接触がおこなわれる、っと」
異次元体、よく分からない生命体。
ゲーム内世界、つまり仮想世界が、その存在の起源とされている。
でも、幾ら何でも冗長感が否めない、不確かな違和感を感じる。
この世界のわたしも含めて、あの例のであり件でもある異次元体も、
どうして、ここまでのことを回りくどく、どこまでも綿密に集積的に仕込まなければならない?
これというのも、考えにくいのだ。




