スマイルチャンネルシティー‐の~になろう学園領域の二人
「おはよう!おはよう! おはよーおおお! みんな大好き! わたしはみんなが大好きだぁああ!!!」
あっはっはっは! 大きな声出すのって楽しいよなぁ!!
「やあやあ! ヨシミ!」
友達が挨拶を返してくれる!
「やあやあ! イリス! おうよ! 元気してるぅ!??」
「やあやあ! 元気しってるぅよぉ~!!」
「やあやあ! なにかして遊ぼう! わたしはイリスが超絶だいすきだからなぁ!」
「おお! いいね! 私も私も! ヨシミが大好きなのだよぉ! 奇遇だねぇー!」
二人で手を繋いで、踊るようにその場をメリーゴランドのように回る回るぅ!
さて、ここは、スマイルチャンネルシティー、である。
ゲンチョウカヤ、という所謂VRMMOゲーム内にある、超大規模都市、の一つ、である。
そしてここは、そのシティー内の、~になろう学園、なのだぁ!!!〈ドヤっ〉
「やあやあ! 役立たずどもぉ! 元気してるぅ!」
「やあややぁっ、イリスだよぉ~~!」
いま、二人で生配信している、これは比較的新しく目新しい、新世代の情報発信媒体だぁー!
既にダイレクトにネットに繋いでいるので、RECボタン一つで、全世界にライブできて、とても捗るねぇ☆。
「わっはっはぁ!! 笑いがとまらんなぁ!!!」
「うえぇええ!! ヨシミなにか良いことあったのぉ!???」
「えっ?あっははぁ! べつに無いけどぉ??! ただ何もないけど愉快なのだぁああ!!」
「ががっああん!!! なんだってぇ!!! それぇわたしもだよぉ!!!」
二人で酷く高周波に高笑いするぅ!
やあぁ~みんな幸せになってくれるといいなぁ!
笑い声っていうのは聞いてるだけで、聞いてる人を愉快にさせるからなぁぁ↑!!!
「うっふっふぅ! イリスぅ!」
「なにかな?なにかなぁ??」
「この世界は好きかなぁ!_???」
「おおぉ! なんか哲学的な話だねぇ!
いいねいいねぇ! わたしは世界が大好きだよ! 愛してるんだぁよぉおおお!!!」
「わーい! 気に入ったぁ!!
やっぱりイリスは良い子だぁ! 世界を愛する娘は良い子だよぉおおおお!!!!」
「ヨシミもねぇええ!!」
またも馬鹿みたいに笑い声をあげる。
お互いそろそろ馬鹿テンションに疲れてきたのか、ちょっと落ち着いてきた。
「さて、前座はここら辺でいいよね? 掴みさえ良ければ、視聴者は着いて来るよね? ちょろいちょろい」
「のーぷろぶれむぅ! 人生楽勝楽勝ぉ!! ちょろちょろだぜいぃいい!!!」
わたしは手をパンパンして、イリスも真似して拍手する。
「ふっふ、! イリスぅ好きなモノは?」
「ヨシミ!!」
「気に入ったぁ!! みんなに幸せをハンマープライスでプレゼントぉおおおお!!!」
「はッははぁっ! 意味分からないけどぉっプレゼントォおぉ!」
お互いの頭撫で撫でして、ぴょんぴょん跳ねながらスキンシップに勤しみながら馬鹿笑いする。
「やぁああああ~~~! わたし天才過ぎて困っちゃうなぁ!!!!」
「わたしもわたしもぉ!! 天才天才! 超天才!!」
お互い空に手をあげて「天才だぁ!天才だぁ!」と叫びあう。
「天才は一日にしてならぁぁぁああああああずぅうううう!!!!!!!」
「ならぁあああずぅうううう!!
ぁっ!!ああああっ!!その歌詞から始まる歌知ってるぅぅううううぅう!!!!」
「わっはっはぁ!!!もちろん元ネタはぁそれぇえええですぅうううううう!」」
「わーい!わーい!」
天才は一日にならずぅ!ならずぅ!と空に叫びあう。
「イリスぅ! なにかしたいことはあるかねぇ!??」
鷹揚に校長先生クラスに威厳たっぷりに問いかける。
「無限にしたいことあるよぉ!!!!!」
「そうだよなぁ!!!↑ わたしもだよぉおおお!!!!」
「あれもしたい!これもしたい! もっともっとしたいぃいいい!!!!~~~♪」
「わっはっはっはっはぁ!!だよなぁああ↑ わたしもわたしもぉ!シンパシィいいい!!」
お互いの頭を愛でて、顔つき合わせて微笑みあう。
「ああだいすきだぁーーー!!」
「だいすきだいすきぅうう!!!大好きだぁーーー!!!」
お互いに向けて言葉を投げつけあう!
まるでEXエクストリーム応援合戦のような熱気がぁ、ここに至って立ち込めているぅ!マジでぇ!!まじで!
「ふう、つかれちゃったねぇっ?」
「うん、ううん」
頷いて即首横振り。
「どっちやねん☆♪!」
「あはっは、ちょっとだけ落ち着いたほうが、いいかもねぇ~っ」
「うんうん、わたしたちぃ! 大人のレディーですからぁ!」
「ですからぁ~~!(笑)」
わあ! 今日も世界は平和だなぁ!
こんな平和がずっと続くんだから、人生というゲームは無限の神ゲーとしか言いようがないよなぁああ↑!!!!




