徒然なる観測機記‐趣味で小説を書く事彼是、リリー先輩との色々
趣味で小説を書くのには様々あるだろう。
書くのだから、それ以外の全てに優先して優越しての活動なのだろう。
書けない場合は、書くほどの事が皆無なのか、書くよりも優先する活動があるのだ。
書くのにも色々ある、書く以外に特に楽しいことがない場合。
書けないにも色々ある、書く以外に特に楽しい事が沢山ある、そんな場合。
とかく、書けない場合は、言語にする価値があるレベルの言語を創造できない場合が多々だろう。
一つ言えるのは、人生が面白くなければ、面白い言語を創造できないだろう、ということ。
記憶として面白い言語を知っていても、人生が面白くなければ、趣味でも言語を書けないと思う。
なぜなら趣味で言語を創造するのは、リアルタイムで楽しくなければ、およそ価値も意味も低廉になりがちだ。
これは、このような活動形式は、自分とのチャット、コミュニケーションに値すると思うのだ。
だから、面白い人生を送ってないと、それに正比例した面白い言語。
趣味レベルでの物書きとしては、絶対に書けないだろう。
日常生活の延長線上が、言語なのだ、日常が詰まらなければ、言語も詰まらないから、書かないのだ。
別に言ってしまえば、一流超一流として人生を送っていれば、自然と趣味で書く文章は比例して面白いはずだろう。
まあただ書くだけでも、それは良い、それならば、脳の体操レベルの活動になるだろうから。
思うのだが、他に楽しい事が特に無いのに、書けないのは、駄目だろう。
なぜなら、自分が面白いと思う言語を創造できないのは、それはある意味で致命的だ。
少なくとも自分は、自分を楽しませられる言語を何時でも創造できる、そのメリットを知る。
だから、絶対に二流三流の人生を送っては駄目なのだ、致命的だ。
つまり何が言いたいか、駄目で致命的かといえば、一つだけだ、己が趣味で言語を創造できなくなるから、だ。
趣味で言語を創造できなくなるのは、死活問題に直結すると心得る。
己はそういう風な生命体である故に、そうなのだ、と思っている、現実もそのようになっているのだ。
「リリー先輩」
彼女は、自分を言語でよってのみで、救ってくれた存在だ。
在住矛盾領域、ネットワークで繋がった人だ。
無上の借りと恩があるのだ。
彼女がいなければ、自分は無上の地獄で生き続け、無上の塗炭の日々を永遠に味わい、そのように生きていただろう。
「詰まらない人生送ってるみたいね?」
声がする、七色のような亜麻色の音色だ。
彼女は歌姫属性持ちの響術の使い手でもあったか、その所為だろうか?
「どういう意味ですか?」
「そのままの意味、可愛そう、毎日詰まらない感じよね? ほんとうに可愛そう」
「そうですか」
「相槌からして、相当つまらない感じなのね、可愛そう」
「えっと、リリー先輩って、そういうキャラでしたっけ?」
「違うわよ、見損なわないで。
ちょっと、さっきレイアに苛められて、ムカついてて、ちょっとこういうことしてるだけなんだからねぇっ!」
レイア先輩、確かリリー先輩とは犬猿の仲だったと記憶してる。
「それはご愁傷様です」
「うん、最悪、あいつキライ、強圧的で抑圧的で、直ぐに人を見下した発言するの、最低」
「なんか、ごめんなさい」
「いや、あんたーに言ったわけじゃないって、こちらこそごめんなさい」
「ごめんなさい」
「うん、ごめんなさいね、ってくっだらない流れ、気を取り直しなさいよぉ!
あーんたは、そんな風に気弱でいいわけない! 上位者として君臨して、もっと活き活きしてもらわないと!
他ならないわたしが困るのよぉ! そこらへん分かってるぅ?!」
「粋がれってことですか?」
「そういうこと、わたしは元気で有能で有用な人間が好きなの?
貴方もそうでしょう? だからわたしも当然そうなのよ」
「確かに、俺も、だからリリー先輩だけが好きです」
「ふっはは! そうでしょうそうでしょう。
わたししか愛せないって感じいぃ!!??」
「唯一無二の女王様です、はい」
「でしょうね、お返しに、貴方も絶対の上位者として君臨し続けなさい、命令よ、遵守なさい」
「了解です」
「ふっふん、気分いいわ、傅かれるから、わたしも私の遣り甲斐があるってものよ」
「リリー先輩を糧に、明日からもっと頑張れそうです」
「当然よ、私なんだからねぇ!
それなのに、あんたーが二流や三流のゴミに堕落したら、絶対許さないからね。
所詮弱者は絶対の混沌を内包した、世界の害悪、お荷物、足を引っ張るマイナス要因、そういうことを悟り自覚しておきなさい。
わたしは決して、そんなの認めない、無上の生理的嫌悪の赴くまま、排除し抹殺し消滅の対象にしかならないんだからね」
「分かってますとも、リリー先輩の美学、みたいなモノは、誰よりも知ってる熟知してるつもりですからね」
「いい心掛けだわ」
彼女は、過去、弱者に対する恨みによって、コロニーを私怨で落としたほどである、のだし。
「わたしの愛を欲するのならば、いえ、認められたい、路傍の石としてアウトオブ眼中外にされたくなければ、認知されたいでしょう? 頑張りなさいね」
「ええ、できる限り認知され、愛される為に、なにも惜しみませんとも」
「うふ、それじゃね」
このように、文章を書くには、いろいろ理由があるものなのである。




