無敵ネクロ少年‐ポケットロリータで家族という名の存在を作る
ぽんぽこぽん、と叩けば、乙な女の子が出てくるのだ。
「あわわ、こんにちはですぅ! マスター!!」
酷く二次元的な、フィクションの幻想存在ちっくなのだが。
それでも出てくるのは美しい存在だ、癒されて堪らないだろう。
「最近の発明の中では、及第点を免れないだろう」
その子の頭を撫で撫でしつつ、呟く。
手軽な端末で何時でも召喚可能。
召喚される子は、なんとなく、召喚されてもいいかなぁ?とか想ってる妖精限定。
なので、こういうお花畑な子になるが、外見が可愛ければ一定のラインは超越するだろう。
召喚する直前で、事前情報を強制挿入している、そこら辺の手間暇をあれこれするのが一番骨だった。
「もう一度ぽんぽこぽんしておくか」
すると、ツリ目の子がでて来た。
「あによぉ! 文句あんのぉ!」
なぜか初めから切れ気味だ。
「こいつは寂しがり屋かな?」
騒ぎ出した、これ以上召喚すると収拾がつかなくなりそうだ。
「やあやあ、俺はレイジ、君達はだれ?」
「レンリですぅ!」
「パプルよぉっ」
「そうかそうか、今日からお前達は俺の家族だ、よろしく」
そういう風に事態は進む、俺の予定通りにね。
「ただいま」
家に帰ると、白い風な存在が一礼して、俺の隣の二人に目をやる。
「だれ?」
「ああ、妖精、今日から家族として過ごすので、よろしく」
「ちょっとちょっと! 家族とか! どういうことなのぉ! 説明しなさいよぉ!」
「あわわわぁ! マスター!」
しゃーなしだ、口上だけでも言っておくか。
「最近退屈で飽きたから、家族でも作ろうと想った、以上」
「ばっか! ばっか! 家族ってそんな簡単に作るもんじゃないでしょ!」
「そうか? いいじゃん簡単で、面倒なあれこれして作るよりも、なんかエコっぽくない?」
「大賛成ですぅ! マスターと家族になりたいですぅ♪」
そのような口上群を拝聴していた、白い人物は幾度か頷きながら言う。
「なるほど、事態は把握した、空いてる部屋は幾らでもあるから、ノープロブレムだよ」
「了解だな、よしこれで決まりとする」
「うわー!」
「うわーい!」
それから紫の髪、名前をパプルと言ったかを、ちょっと面倒見てやることにした。
「なんだ、不服そうじゃないか、なんか文句あるのか?」
「あるわよ」
「お前は召喚されてもいいって、想ってたみたいじゃないか?」
「なにかの間違いよ」
「おおかた、寂しいと想ってたんだろ? だったら渡りに船じゃないか、俺のモノになれよ?」
「ばっか、家族でしょうが」
「なんだ、やっぱ家族ならオーケーなんじゃないか」
「むぅ、、ふん」
よし堕ちた、ちょろいモンだぜ。
それから、あれこれあり、夜半。
「レイジ、彼女達をこれからどうするの?」
「うん? 家族にするつもり」
「どういうつもり?」
「だから、寂しいもの同士、集まればいいんじゃね?って、ただそれだけだ」
「ふーん」
「別に、お前をないがしろにするって話じゃない、安心しろ」
「別に、そういう心配はしていない。
ただ、レイジが軽い気持ちでやってるなら、制止しようかとおもっただけ」
「俺は真剣だ、真剣に楽しもうとしてんだ、放っておけばいい」
「心配」
「無用だ」




