表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
65/118

二十章 何か面白い事は・・・あ、これは勘弁

・・・・・ねみいいいいいいよおおおお!!!

今回は旅の間のちょっとしたお話し



どこかの平地



よう皆、俺だ、蔡だ。



あの紫が仲間になったよ事件、そして旅の目標地点が決まって早3日経った現在、俺達は未だ平野を歩いて歩いて歩きまくっていた。



「なかなか平和だな~」



で、さらにのんびり平和に過ごしている俺達であった。



「蔡様、平和こそ最大の幸せでございます。あまりそんな事を言っていますといずれ取り返しがつかないような事が起きてしまいますよ?」



と隣からちょっとしたお小言を言ってくるのはどうして男なのか未だに疑問に思う弄りがいのある女男こと、亜紀である。



「やかましいわ」


「痛っ!」



少しばかり額を指で突いて黙らすことにした。



「何するんですか~!」


「黙らっしゃい女男」


「ひどっ!?」


「そうですよ蔡様」



と隣から腕に抱きつきながら言ってきたのは我が団体の頭脳こと、藍である。



「そんな事言ったら、今の蔡様はどうなるんですか?」


「俺?」


「そうですよ。亜紀が女男なら、蔡様は男女ですよ?」


「そうですよ!」


「・・・」



うむ、確かに今の俺はそうだな。あれから3日経ってるのに未だに女の体から元の体に戻ってないんだよなあ。でも何となく認めるのもあれなので少し黙らせることにした。むろん、亜紀と同じ方法で。



「やかましいわ」


「痛い!」



腕を離し額を手で押さえて涙目になる藍。

うむ、可愛いのは別にかまわんがそんなに痛いのか?あれ。



「そんなに痛いのか?」


「「はい」」



両者同時に肯定の意を示す。

おかしいなあ、力なんかほとんど入れてないのになあ。まあいいや。

それよりもだ・・・



「それよりも・・・紫、何をそんなにいじけてるんだ」


「いじけてなんかないもん・・・」



とスキマというやつから上半身だけ出し指先をいじいじしながら明らかにいじけている紫。

たぶん話に入れないからだろう。

あ、それと今さらだしどうでも良いが昨日からスキマを使って自分だけ楽してやがるんだぜ?こいつ。

どうよそれ・・・・まあ、それはどうでも良いとして。



「とりあえず止めとけやそのいじいじは。それって争いのもt」


「大の大人がいじけるとか・・・・は、ただの餓鬼か」


「ああん?それって私に対する喧嘩売り?」


「いやはや何を言ってるんだか。頭が良いならこれが喧嘩売りに見えるわけがないだろうに。やはり少し頭があれなんだろうなあ。蔡様、こいつはやはり馬鹿です」


「頭に来たわ!!!ちょっと教育が必要ね!!半殺しにしてあげるわ!!!」


「は!!その言葉そっくりそのまま返してやる!!!」


「蔡様・・・」


「何も言うな亜紀・・・・・倒れそうだよ・・・・」



主に精神的にな!!

全く・・どうしてこいつらはこんなに仲が悪いんだ?少しは仲良くしようとk



「「ありません(無いわ)!!!!!」」


「お前ら息合い過ぎな!?」



こいつら相性良いんじゃないのか?ったく・・・



「それはともかく!さっさと掛かってこい!!今ならもれなくあの世に逝かせてやるよ!!」


「それはこっちの台詞よ!!せいぜいあの世であなたのお母さんに教育してもらうことね!!まあ常識手的な事を!!だけどね!!」


「貴様~~!!」


「・・・・・・・」



・・・・・もう嫌だこいつら。



「とりあえずだ」



後で少し静かな所にでも行って瞑想でもするとしてだ、今はこいつらを止めよう、うん。

かと言って話し合いではあれだし・・・でもだからと言ってなあ・・・。



「蔡様」


「ん?どうした亜紀」



どうしようか悩んでいると亜紀が声を掛けてきた。



「もういっその事をお二人を叩きのめしてみてはいかがですか?」


「・・・・何?」



まさかの亜紀からの提案内容に驚く俺。



「だって精神的にもあれは面倒だと思います、負担もあります。ならその原因のあの2人を一度叩きのめしてはいかがかと。発散にもなりますしね」


「ふむ・・・」



なるほどなあ。確かに良いなそれ。少しばかり亜紀の黒い部分をみた感じがするけど。

まあそれはさておき・・・



「そうだね、それは良い、主に俺の精神的負担軽減のためにも」



そうと決まれば俺は未だに喧嘩している2人を止めるべく、にっこり笑顔で2人の間に入ることにした。



「藍?紫?」


「なんですか蔡様!!私は今いそが・・・し・・・・い」


「そうよ!!これは重要なこと・・・なの・・よ・・・」



なにやら俺を見て急に覚えだす2人。ん?俺はいたって笑顔なのだが?んん?



「何か怖いのか?お2人さん?」


「「・・・・」」



何も返答も無く未だにガタガタと震える2人。



「まあいいや。さあてお2人さん?そろそろね?俺の精神的な意味でもね?結構来てるわけよ?お分かり?」


「「・・・・(こくこくこくッ!!!)」」



怯えながらも首を縦に振る藍と紫。だからと言ってなあ?



「だからと言ってなあ・・・・」



俺が・・・



「いつまでも・・・」



平気な訳・・・



「無いだろうがーーーーーー!!!!!」


「「きゃーーーーーーー!!!!」」



いいかげんにせえやーーーーーーー!!!!

あれから少しして・・・・そこにはすっきり顔の女性と服全身ボロボロの金髪の2人の女性が見かけられたとか・・・

なお現場に居た同行者によると



「怒らせてはならない人っているものですね・・・」



とかなんとか・・・・






















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ