十五章 さて・・・・・どうするよ
とりあえず閉鎖するまでは投稿しようかなあ・・・なろうに投稿するかはまだ未定・・・・
???
???
なんだ・・・ここは。
どこかの、村か?楽しく賑わってるな。でも見た事が無いな・・・あ、あれは藍か!おーい、らーー・・・ん・・?
俺が藍の名を呼んだ瞬間、楽しく賑わっていた村が一転し、燃え盛る家が辺り一面に広がっていた。そして・・・
藍「ハハハハハ!!そうだ!!燃えろ、死んでしまえ!!蔡様が悪いのだ!!あなたが、アナタガ・・・」
???「ふふふ・・・蔡?あなた、少しあれなんじゃない?人間の肩を持ちすぎよ?ズルイワ」
???「寂しいわ~・・・・弟だけ・・・ここの村の人だけ・・・・贔屓はイケナイワ」
???「そう・・・これはあなたが招いた結果よ?あなたが、ね?私達妖怪と人間では価値観が違うのよ?それはわかってる事でしょう?ナノにアナタハ・・・」
藍と、そして知らない三人の女が狂ったように笑みを浮かべ、何か狂気に満ちた言葉を発しながら村人を殺し、家を燃やし、破壊していた。
蔡「止めろ!!止めるんだーーーー!!!」
そして・・・
・
・
・
・
・
蔡「うわーーーーー!!!!はあ、はあ、はあ・・・・・・ゆ、夢?」
俺の視界に広がるのは・・・・自分が寝ていた誰かの部屋、自分が眠っていた布団、そして水で満たされた桶、頭に置かれていた布を洗うために置いてあるのか?ん・・・?
蔡「寝てた?・・・・・・」
寝てた・・・・・って!!
蔡「藍は!?それにあk、痛たたたた・・・なんだこれ」
今になって気付いたけど、俺全身包帯だらけだよ・・・あれ?何か胸が重いな。触ってみるか。
蔡「(ふよん)・・・・あれ?」
おかしいなあ、男の胸ってこんなに柔らかいはず無い・・・嫌な予感がする。けど見ないと進まないよな?ていうか見なくてもわかるぞ?これは・・・
蔡「女になってる?」
まさか、あれ、無い?
蔡「(ちらっ)・・・・・無い」
うん、よしわかった。ならこの後する事は決まってるね!
蔡「・・・・なんじゃこりゃーーーーー!!?」
とにかくこれだ!!じゃなくて!!なんで女の体!?意味がわからんぞ!?ええ!!?おかしいだろうが!!なして!?どうして!!?意味不!!
藍「蔡様!!」
おお!!?急に扉が開いたと思ったら藍が出て来た!!ちょうどいい!!このあり様についt「蔡様ーーー!!」ぐはあっ!!ら、藍?抱きつくのは構わんが、手加減して・・・
藍「よかった、本当に良かった~~!!」
蔡「・・・・」
あれ?なんでこんなに泣かれてるんだ?
藍「ひっぐ・・・うっ・・・良かった・・・・死んでしまわれたかと」
蔡「死んで・・・・は!そういえば亜紀とか神奈子達は!?」
そうか!思いだした!!あの逝かれた野郎に叩きのめされたんだ!!
蔡「そうだ!藍!お前は大丈夫なのか!?」
藍「はい!見ての通りです!」
よかった・・・俺は安心のあまり藍を抱きよせる。
藍「さ、蔡様!?」
蔡「すまん、少しだけ・・・」
そう言うと藍は何も言わずに俺を抱きしめ返してくれた。
蔡「・・・・ありがとう藍」
藍「いえ・・・」
この嬉しそうな顔を見るとさらに安心するな・・・おっと、いつまでも呑気な事してる場合じゃないな。藍に話を聞かないと。
蔡「さて、とりあえずだ、今までにあったことと現状を教えてくれないか?」
藍「はい!まずは・・・・」
・
・
・
・
・
あれから藍の話を聞いたのだが、その内容をまとめてみた。
1、あの雪美夜が去ってから少しして、生き残った者達は敵味方関係無く手当てを行った。
2、しかしどこか休めるところが欲しいのだがどこにもなかった。
3、が、復活していた諏訪子の提案により、諏訪大社で一時休ませてもらえることに(一時休戦)
4、で、一番重症だった俺は個室に運ばれる
5、で、藍が献身的に面倒を見てくれていた
6、で、ようやく目が覚めた俺
以上!
蔡「そうか・・・とにかくだ、ありがとうな、藍」
俺は感謝を込めて藍の頭を撫でた。案の定顔が真っ赤だ。
藍「ごほんっ!で、ではまたあとで!」
蔡「あいよ~」
藍は照れたのだろう、顔を真っ赤にしてそそくさと退散していった。
・
・
・
・
・
あれからさらに数日(ようやく日にちを覚えたようだ)
ようやく動けるようになった俺は藍に手伝ってもらいながら神奈子達が居る大部屋に向かった。なんで向かってるかと言えば呼び出されたからさ。
藍「ここです」
どうやら着いたらしい。入口はいかにも重要な部屋!!といった感じがする。それにしてもここもあれだな、八坂神社と同じくらい何かあるよな~。威厳というか威風というか・・・まあ何でも良いや。とにかく入るか。
蔡「入るぞ~」
中に入ると神奈子、亜紀、諏訪子が居た。
神奈子「おお、来たか!元気にしてるか?」
蔡「ああ、おかげ様でな」
神奈子「そうか」
蔡「お前は大丈夫か?」
神奈子「まあまあさ」
蔡「そうか。亜紀も元気そうだな」
亜紀「はい!」
どうやら元気そうだな、良かった良かった。
???「ちょっと!ここの持ち主の私を無視するとかどういう訳よ!?」
あ、忘れてた。
蔡「そうだったなあ、ちっちゃい子」
と頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
???「わわわわ!!誰がちっちゃい子だ!!それと子供扱いするな!!あたしはこれでも神様だ!!」
そうだったそうだった・・・と、それよりもだ。
蔡「まあとにかく諏訪子さんよ、話、あるんだろ?」
諏訪子「そうそう!今後の事で話があるんだった!」
そう言うと諏訪子は座った。
神奈子「そうだったね。さあ、みんな、話をするよ」
パンパンと手を叩き話をする体制を作る神奈子。俺達は皆座った。
蔡「で?今後の話って?」
神奈子「ああ、それはな・・・」
・
・
・
・
・
とにかく話を聞いた。で、簡単に要約すると
今回の件で戦が良く分からない結果になった。でも今の状態でははっきり決着をつけるのは無理。そこで何か案は無いか?
との事。ていうかさあ・・・
蔡「普通に一騎打ちで良くないか?」
神奈子「まあ、それも良いんだが・・・」
諏訪子「あたしとこいつの状態がねえ・・・」
そうだったなあ・・・見てわかるがボロボロだ。いくら神でもすぐには回復しないか。
蔡「なら、一発勝負は?」
諏訪子「一発勝負?」
蔡「ああ。一回だけ両者攻撃を仕掛けて打ち負けた方が敗者っていう・・・」
これなら体を使わなくても良いだろう。まあ負けた方はまた痛い目に合うけど・・・
神奈子「一発か・・・私は構わんぞ?それで終わるならな。正直殴り合いは出来んし」
諏訪子「そうだねえ・・・」
蔡「じゃあこれで行くか?」
「「・・・・・そうだね!」」
こうして今後のは話は終わった。簡単すぎるけどね・・・。




