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七章 ・・・死んでみる?君達

あ~、気分最悪な夢を見てしまったせいか最悪な気分の日が続くな~・・・嫌な感じ。今回は短め。あ、それと後書きにちょっと聞きたい事があるので出来ればお答えいただきたいです。今後の展開が変わってきますから。



どこかの森


日時・曜日不明





あれからどのくらい時間が過ぎたんだろうなあ・・・(大体100年)あ、よう、俺だ、蔡だ。

今ちょっとな、そこらにあった岩に座ってあの集落の事を思い出しててな、ちょっと気分が沈んでんだ。いやな、確かにまたいつか会えるって確信があるけどよ、それでもな・・・結構来るもんがあるわ。



蔡「いけねえいけねえ」



こんな辛気臭い顔してたらいつか会った時に笑われちまう!しっかりしねえとな!



蔡「よし!気合入れよっと!とりあえず藍はどこに行ったんだ?」



さっき食料の調達に行くって言ってたけど、だいぶ時間掛かってるなあ。何時もならすぐに終わらせて帰ってくるのに。



蔡「・・・まあいいか」



あいつに限ってやられはしねえだろ。なんせ俺の超絶死亡遊戯訓練を受けたんだし。ん?内容?それはだなあ・・・


1、まず初めに手加減抜きで俺と闘う(この負けた藍は大体8割の確実で気絶する)


2、次に藍を回復してからしばらく休憩。


3、俺の術を使い、藍の身体的、精神的、妖力等の能力に枷を付け、弱体化させた状態でもう一度、全力戦闘(ここで敗北した藍は9割の確率で三途の河を見る)


4、それが終わり藍の回復をしたら次は戦闘中の悪い点を2,3個言う。全部言った所で一気に直す事は出来ないからな。まああいつなら案外いけるも気がする。


5、次は枷を外し、軽い手合わせ程度に闘う(と言っても藍にとってはその手加減も死ぬ気で掛からないとやばい)


6、そして終了。


これをかなり続けてる(大体80年)

初めは毎度毎度大怪我を負うばかりであったが、次第に体力、妖力、治癒力、身体能力等、かなり向上して、今ではかなり頑丈になっているし、破壊力も増している。まあそれでも結構ひどい怪我を負うこともあるし完膚無きまでに叩きのされる事もある。頑張れ藍。いつか俺から一本取ってくれ。

まあともかくだ、そんな過酷な訓練を受けて来た藍ならそこら辺の妖怪など目でも無く、かなり上位の妖怪ですら赤子同然に扱えるだろう。だから心配する事は無い。



蔡「さて、まあ藍はともかく」



しばらく帰ってこないみたいだし、簡単にあの集落からの旅立ちから今日までの事を話しとくか。言っとくけど、かなり簡単にまとめたからな?行くぞ!


1、集落を旅立つ


2、所々馬鹿な妖怪が喧嘩を売ってきたが、まあ八つ裂きにしてこの世からあの世まで送ってあげたりする


3、集落を出てから藍がやけにひっ付いてくるようになった。


4、他の女性に道を聞いていると藍から物凄い殺気が・・・


5、寝る時もひっ付いてくるように・・・寒い時は良いが暑い時は止めて


6、あとは何の障害も無く平和に今日まで歩んできた



以上だ。

え?りあ充?なにそれ?進展?するわけがない。というかしようにもどうすればいいか分からん。

ともかくいたって平和な日が続いたってわけだよ、今日までな。



蔡「平和は平和で考え物だけどな」



贅沢な悩みだがな。それはそうと



蔡「本当に遅いな」



いくら藍でもこれだけ時間が掛かると不安になってくる。



蔡「・・・ちょっと見に行くか」



なんか急に胸騒ぎが・・・俺は藍が入って行った森に向かって行った。

蔡「・・・」



で、ものの見事に迷子ってやつか。



蔡「まあ飛べば問題は無いけどさあ」



ここどこだよ。あたり一面木ばっかりだし、鳥や動物、挙げ句には肉食のやつらの声まで。



蔡「・・・たまには遊びがてらに勘だけを頼りに進んでみるか」



意外な発見があるかもだしな。

でだな・・・



蔡「勘だけに頼っちゃならない」



それを俺は今物凄く身を持って知った。いやだってよ



「「「「「「」」」」」」



なんかどっかのでかい建物の中で色んなお偉い方と思われる奴らに囲まれて、俺はその真ん中で正座してるんだぜ?

おかしいなあ・・・勘を頼りに森から抜けて、たまたまこの建物があったから覗いただけなんだが・・・その時たまたま居たここの者らしい奴になぜか不審者としてここまで連行されちまった。



蔡「でもある意味意外な発見だな」



こんな建物があったんだからよ。



男「黙らないか!!」


蔡「はいはい・・・」



少し喋っただけじゃないか、全く。



男「偉大な神々が前におられるのだ!口を慎め、無礼者!!」



ぶ、無礼者って・・・酷いなあ。



神1「八坂殿、いかがしましょうかのう」



と突然喋った神様らしいおじいさん。



八坂?「そうだな・・・」



と答えるのは俺の真正面に座る女性。外見は悪くない。ちょっと紫色の髪の毛が目にきついがそれでも間違いなく美人だ。座り方はとても女性のする座り方ではないが。



八坂?「他の者に意見はどうだ?」



そう聞くとある者は

「即刻殺してしまいましょう」

と答え、またある者は

「利用すればいかがでしょうか」

などと答えた・・・なんだろ、物凄く腹が立ってきた。なんでだろう。あれか?見下された感じがするからか?



八坂「ふむ・・・」



と腕を組む八坂。あれ?そう言えば八坂って・・・最近聞いたことあるような。ん~~~・・・。



八坂「そうだな・・・まずは先ほどの妖の事を聞いてみるのはどうだ?」



・・・ん?妖?



神1「おお、それは良いですなあ!」


神2「そうですな!先ほどの者の仲間かもしれませんしな!」


神3「もしそうならそうで先ほどと同じように叩きのめしてしまえば良いですしな!」



まさか・・・



蔡「おい、八坂」


男「き、貴様!!」


神1「貴様のような身分の低い者が軽々しく名前で呼ぶんじゃない!!!」


神2「そうだ!!」



うっさいな・・・



蔡「黙ってろ、クソ野郎どもが」



うるさい奴らに少し殺気を飛ばす。



神1「き、貴様!」


神2「ぶ、無礼だぞ!」


蔡「はっ!てめえらのような無駄に態度がでかく腰がすぐ引ける腰ぬけに用は無い。用があるのはその女だ」



とその女に指をさす。



神3「おのれ~!!」


神4「分もわきまえぬ阿呆めが!切り刻んでくれる!」


八坂「止めろ!」



腰ぬけのおじいさんたちが腰の武器を抜こうとした時、八坂の声が響く。



神3「し、しかし・・・」


八坂「この者は私に用があると言っているのだ。お前達は関係無いはずだぞ?」


神4「・・・わかりました」



しぶしぶといった感じで座り直す神様方。それでも殺意の籠った目で俺を睨んでるけどな。


八坂「すまぬな、迷惑を掛けた」



と頭を下げて来た。これには俺も周りの馬鹿達も驚くばかり。



蔡「・・・ふん、あんたは他の腰抜けとは違うみたいだな」


八坂「そうか・・・で、何が聞きたい」


蔡「さっきの話だ。妖がなんだの」


八坂「ああ、あの『犬』の妖のことか」


蔡「犬?」



犬?あいつは犬ではないぞ?見た目は狐だぞ?種族は狐ではないけど。



八坂「ああ、先ほど人間を襲っておったのでな、叩き潰したのだ」


蔡「あ~、そうか、そうかそうか!なら良いや!」


八坂「?」



何が何やら分かってない八坂はともかく、ひとまず俺は安心したどうやら藍は無事のようだ。よかった~~!



八坂「ああ、そういえばもう一人、九尾の妖も居たな」


蔡「・・・え?」



ちょっと待て。



蔡「それって、髪の毛金色の?」


八坂「なんだ?知り合いか?その通りだぞ?」


蔡「・・・」



まさか・・・



蔡「今そいつは?」


八坂「分からん。なかなかの強者だったのでな、そこの者達と協力して闘ったから、どうなったかは・・・」


蔡「まさか、殺したのか?」


神1「は!あの程度、我達の前では赤子同然!生きている望みなどあるまい!」


神2「万が一生きていても瀕死の傷を負っているのだ!そこいらの妖二でも殺されていよう!」


蔡「・・・」



・・・どうやら俺はこいつらの評価を思いっきり下に下げなきゃならないようだ。



蔡「・・・」


神1「なんだ?貴様、あの妖の仲間か?」


神2「なら今ここで殺s「邪魔だ」な、何をする!!」



俺は何も考えずそいつの腕を掴むと壁に向かってぶん投げる。



神2「(どごん!!!)ぐはあ!!!」



思いっきり壁が大破したが、どうでも良い。それよりも・・・



蔡「お前ら・・・死ぬか?」



こいつらを殺したくてたまらねえ。









なぜアレス(蔡)の義理の弟を紫達は手を出したかってことの種明かしを何時にするかって話ですよ。今のところ


1、昔話が全部終わった後


2、その事件の直後くらい


にしようと考えてるんです。どっちが良いでしょうか?

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