第二十六節 執事的休日2日目・・のはずが・・・・
なぜだろうか。最近ものすごく書きたいぞ欲が出てきている・・・おかげで2日連続ですよ?
それと・・・
???「アレスの過去は花映塚の後と言ったな?」
作者「ああ!そうだぜ!?」
???「あれは嘘だ」
作者「あぁぁぁぁーーーー・・・・」
アレス「あれ、作者は?」
???「離してやった」
紅魔館、自室
午前8時
はい、皆様おはようございます
最近作者の大バカ者が変な欲に駆られて出番がよく来る、アレス・スカーレット(男)でございます。ついでに二日酔いのせいか、頭がガンガンします。
作者「バカ言うな!!」
アレス「それ以前に出てくんな」
とりあえず、このルナティック大バカ者を回し蹴りで沈めることにしましょう。
作者「バカめ、そんな蹴り、当たるわけ「じゃあこれは?」って、馬鹿止めろ!それF〇聖戦の〇譜で出てくるミストルt、ぎゃーーーーーー!!!!」
アレス「なんだ、知っていたんですか」
あれ、面白いですよね。後編のイ〇-クの王子の強さは凄いですよ。伝説の武器のせいか一部のメンバーしか育たないし。
アレス「まあ、無駄話はともかく、掃除も終わりましたし、どこかに行きましょう」
と言っても、行動範囲がかなり制限されてますがね。理由は昨日の遅帰りが原因。まず帰った時にレミィから
「こんな時間まで何してたのよ!!!」
で、次に咲夜から
「心配させないでください!!!」
と言われ、そこに追い打ちに
「次こんなことしたら、ぎゅっとしてどかーん、シチャウヨ?」
とありがたい脅し。他にもパチェから
「どう、今ならこれ一発で許してあげるわよ?」
とコンディション最高時でも出ないような魔力を持つロイヤルフレアをくらいかけたり
「誰かと逢瀬ですか?デートですか!?」
とこあに物凄く詰め寄られたり最後には
「中国拳法ならってみませんか?もちろん手加減抜きで」
と不機嫌な美鈴からの一言。全く、私は子供ですか!?と思いましたよ。まあそんなこともあり、行動範囲がかなり小さくなってしまったわけですよ。
アレス「酷いですよ皆さん」
???「あら、大切な兄を心配しない妹がいるのかしら?」
アレス「・・・レミィ?何時も言ってるでしょう?ノックしなさいと」
何時の間に私の部屋に居たんですか。
レミィ「そんなことはどうでもいいのよ!」
アレス「できればちゃんとしてほしいのですが?」
レミィ「・・・出来る限り善処するわ」
出来ればではなく絶対してくださいね?それでなくてもこの幻想卿に常識人はほんの一握りしかいないんですから。
レミィ「さて、いきなりだけど、今日はいろんなお客さんが来るわよ」
アレス「・・・物凄くいきなりですね?そういうことは前振りが必要では?」
と物凄くドヤ顔をしているレミィに言う。
レミィ「いらないわ、そんなもの!!」
アレス「前振りもクソもありませんね」
全く・・・もう少し淑女として落ち着いてもらいたいものです。まあ、それはともかく、
アレス「で、その客人とは誰です?霊夢?魔理沙?それとも霧雨の旦那ですか?」
レミィ「なんで人里の人間が出てきたのかは・・・あれが終わってから聞きましょう。とりあえず、霊夢と魔理沙は正解よ」
アレス「は?どういう意味です?」
レミィ「それは・・・」
なにやら急にレミィの顔が真剣な顔に・・・なぜでしょうか?
レミィ「まあ良いわ、それより大広間へ行きましょう。少し話をしなければならないから」
アレス「・・・」
どうやら重大な事のようです。そういう感じがレミィからします。
アレス「分かりました」
レミィ「・・・ねえ」
アレス「どうか、しましたか?」
何か思いつめた顔をしていますが、どうしたのでしょうか?
レミィ「・・・やっぱり良いわ」
アレス「?」
レミィ「あれをして、嫌われるのなら、それも運命よね・・・」
アレス「嫌われる?」
レミィ「・・・」
・・・どうやら今回の何かはレミィにとって物凄く大切な何からしいですね。そしてあの最後の一言から無言になったレミィと大広間まで一緒に向かいました。
そして5分後
レミィ「皆、揃ってるかしら?」
大広間についてレミィは確認をとる。
フラン「大丈夫だよお姉様。全員揃ってるよ」
といつにもまして真面目な感じがするフラン。
レミィ「そう・・・では、皆、しばらく待ちましょう」
アレス以外「「「「「・・・(コクリ」」」」」
アレス「あの、レミィ?話は?」
レミィ「・・・・」
また黙り込んでしまったレミィ。どうやら今回の何かは本当に大切な何からしいですね。
なら・・・
アレス「・・・」
私も何も言わず、ただ待ちましょう、その『何か』が来るまで。
・
・
・
・
・
アレス「・・・」
あれから約20分くらいでしょうか、未だにその『何か』は来ません。
レミィ「・・・・・・・・・来たわ」
アレス「え?」
噂をすればなんとやら、どうやら来たようです。
レミィ「さあ、皆の者、覚悟は出来ているか?」
アレス以外「「「「「(こくり)」」」」」
アレス「・・・」
あのレミィがあの喋り方をするとは・・・
レミィ「美鈴、扉を開けよ!!」
美鈴「・・・」
美鈴は何も言わず、入口の扉を開ける。その先の居たのは,
アレス「っ!」
映姫を先頭に天魔と文とにとり、霊夢に魔理沙、そしてアリス。最後に・・・
アレス「お前ら・・・」
紫を先頭とした・・・私の、元家族達。
アレス「・・・」
紫「・・・」
沈黙。ただひたすら、沈黙。
アレス「・・・何か、用ですか?」
紫「ええ」
アレス「幽香も、幽々子も、藍も、なのか?」
「「「(こくり)」」」
これは、どういうことでしょうか。
アレス「映姫!!」
映姫「なんでしょうか」
アレス「これはどういうことですか!?天魔や文などならともかく、なぜ紫達がここへ!?」
映姫「簡単な事です」
と無表情で淡々と喋る映姫。
映姫「今日は、あなた方の・・いえ、正確にはあなたの『過去』を見るためです」
アレス「・・・は?」
過去?私の?
アレス「それは、どういう意味で?」
映姫「そのままです」
・・・ふざけないでくださいよ
アレス「ふざけないでくださいよ」
映姫「・・・」
アレス「なんです?いきなり来たかと思えば私の過去を見る?ふざけるのもいい加減にしてくださいよ!!?」
映姫「・・・」
映姫は何も答えず、ただこちらを見つめる限り。
アレス「何故です?私の過去を見た所で何かあるわけではないでしょう!?」
映姫「それは、本心でしょうか?」
アレス「?・・・どういう、意味、ですか?」
映姫「最近アレス、あなた、後悔してませんか?例えば、昨日の宴会のように」
アレス「っ!?見ていたのですか?」
映姫「・・・」
無言が肯定を示している。
アレス「・・・確かに、後悔はしています、正直な話」
映姫「・・・」
アレス「なぜあの時話を聞かなかったのかと」
映姫「・・・」
アレス「なぜあの時彼女達が本物なのか疑わなかったのかと」
映姫「・・・」
アレス「でも・・・もう過ぎたこと。もうどうしようもないのですよ」
映姫「・・・」
アレス「もう、仲直りは出来ないんですよ?あれが本当に紫達なのか調べることも出来ないんですよ?」
映姫「・・・それは、どうでしょうか」
アレス「え?」
それは、一体どういう意味でしょうか?
映姫「それが、出来ると言ったら?」
アレス「・・・」
映姫「記憶を探ることが出来ると言ったら?」
アレス「・・・」
映姫「どうします?」
それは・・・
アレス「出来るのなら、したいです」
映姫「・・・そうですか。なら・・・しましょう」
アレス「え?」
映姫「だから、しましょう。あなたの過去を見ましょう」
アレス「・・・出来るんですか?」
そう言うと映姫は先ほどの無表情からこの場には似合わない何かいたずらをするような、そんな表情を浮かべました。
映姫「そのために、今日まで準備をしたんです。出来ますよ」
出来るのでしょうか、本当に。
アレス「どうやって?」
映姫「それは、これです!」
と言うと何時の間にあったのか何やら全長25メートルはあるでかい機械が姿を現しました。よく用意できましたね。
アレス「あ~、これは一体・・・」
にとり「それの説明は私がするよ!!」
なにやら楽しそうなにとり。
にとり「これは記憶再現装置!またの名を
”過去も黒歴史もプライベートもあったもんじゃねえ!”
て言うんだ!」
アレス「・・・(ぽかーん)」
おもわずポカーンとなってしまった・・・地味に天魔やレミィ、そして紫達も静かに笑ってる。
にとり「これはその人の過去を洗いざらい、あの画面に映像で出しちゃうんだ!」
と指差す先には映画館にありそうなテレビ(?)がありました。
アレス「あ、あの~、まさか、あれ、あなたが造ったんですか?」
にとり「もち!!」
と良い笑顔でサムズアップ。何という技術力。あと、今さらなのですが、さっきの真面目な空気はいつも何か消えていました。今は、こう・・・そう、いたずら始めんぞ!みたいな空気が漂ってます。
にとり「説明戻すよ?で、これを使ってアレスの過去を見ようと言う訳なんだけれども・・・」
アレス「ども?」
にとり「あ~、情けない話、その記憶を見るための元が無くてさ・・・」
アレス「元?」
にとり「そう、元!ようはアレスの記憶が入ってる何かが無くて・・・」
アレス「・・・あ~」
ようはあれですよね?買ったのは良いけど電池が無い!みたいな。
にとり「で、そこで閻魔様に協力を頼んだんだけれど・・・」
アレス「また問題ですか?」
映姫「見れなかったんですよ」
と今度は私が、と映姫。
アレス「見れない?」
映姫「ええ。あなたの過去が」
アレス「どうしてですか?」
女の時なら見れなくてもおかしくは無いですが・・・
映姫「女の時ならそれは別におかしなことではありません。ただ男の時に見ようとしてもなぜか見れない。で、原因を探ってみたところ・・・」
紫が何かを差し出してきた。
アレス「これは?」
紫「その原因」
そこにあったのは達筆な字で何かが書かた一枚の札。
アレス「これの何が?というかどこにこれが?」
紫「あなたが昔”ある人”にもらった本の中にあったのよ」
アレス「”ある人”?」
映姫「ええ・・・では、どうぞ、こちらへ」
と扉の方を見て言う映姫。そこには・・・
アレス「!?清明!!」
清明「久しいの」
最後にあった時の姿から何一つ変わってない私の昔の友人、そしてあの有名な陰陽師、安倍清明がいた。
アレス「なぜ、あなたが・・・」
清明「・・・その札を造ったのがわしだからな。それに今回のこれと関係があるからじゃ」
関係が?
アレス「なぜ?」
と紫の方を見る。
紫「私にも分からないわ」
と本当に分かっていないらしい紫。
映姫「その方がなぜ関係してるかは、あなたの過去、そして彼、いえ、彼女の過去を見れば分かります」
アレス「・・・」
あいつが、一体何の関係が?
にとり「ええっと、続き、良いかな?」
映姫「ええどうぞ」
と言うと出番が終わったのか、後ろに下がる映姫。
にとり「で、続くだけど、その清明さんの札のせいで見ることが出来なくなっていたんだ。で、ならそれを壊せばいいんじゃあないの?って話になったんだけど・・・」
天魔「これがまたとても強力でな」
と今度は天魔が口を開き始めた。
天魔「そこで私の出番が来たわけだ。なぜかわかるか?」
アレス「・・・あ」
確かに、彼女の能力、潰す程度の能力を使えば壊せますものね。
アレス「でも、それならフランでも可能なのでは?」
あの子の能力なら可能でしょうに。
天魔「始めは私もそう考えていたんだが、いかんせん、あの紫でも解けなかったからな、それは無理だと判断したんだ」
アレス「え、あの紫が?」
あの紫が解けないなんて・・・
天魔「で、一度は紫と本気で殺り合った私なら行けるんじゃないかって訳で白羽の矢が立った訳だ。私の能力もあるし」
なるほど、確かに彼女なら出来るでしょうね。
天魔「結果的に言うと、まあなんとか解呪は出来た。さすがにあの安倍清明が造っただけあって物凄く疲れたがな」
と苦笑いしながら言う天魔。
にとり「で、ようやくこれをお披露目する時が来たってわけ!!!」
とドヤ顔にとり。
アレス「それはまた長いサクセスストーリーですね」
にとり「そう言う道のりがあってこそ楽しいんだよ!造るのって」
と楽しそうなにとり。
映姫「では、長い長いお話もこれで終わりにしましょうか。ではにとり、準備を」
にとり「了解!」
そう言うとなにやらあわただしく準備を始めるにとり。
映姫「さて、あとはあなたの意志ですが・・・」
と答えが分かり切っているとでも言いたげな映姫。
アレス「・・・言わなくても分かってるんでしょう?」
映姫「ええ、もちろん」
全く・・・
アレス「・・・なるほど」
今さらですが
アレス「だからあの時レミィは、これで嫌われるならそれも運命、て言ったわけですね」
レミィ「っ・・・」
ふふ、そんな不安な顔しなくても大丈夫ですよ?
アレス「そんなことであなたを嫌いになりませんよ」
とレミィを抱きしめてあげる。
レミィ「・・・本当?」
アレス「あれぇ?信用できませんか?」
レミィ「・・・いえ、出来るわ」
アレス「なら良いじゃないですか」
さて、ちょっと幸せそうなレミィには悪いですけど、にとりが呼んでいるので行きましょうか。
その前に・・・
アレス「・・・紫」
紫「・・・何?」
彼女、いや、彼女達に言っておきたい事があります。
アレス「もし、これで、私の勘違いって事が・・・真犯人が、分かったら」
紫「・・・」
アレス「その時は・・・改めて友達になりましょう」
「「「「!?」」」」
アレス「では」
驚いた顔をしている紫達をおいて、私はにとりのもとへ向かった。
にとり「お、来たね」
アレス「で、私は何をすればいいのですか?」
にとり「今回は前回の反省をふまえて、これを着けといて!」
とシンプルな造りをした腕輪を渡された。それにしても前回の反省って?
アレス「これを、着けるのですか?」
にとり「そうだよ。それ着けたらあとはあの席に座って待っといて!」
と言うにとり。席?私は気になって振り返ってみると・・・
アレス「・・・何時の間に」
そこには映画館にあるあの椅子が人数分ありました。しかもご丁寧にポップコーンやコーラ付きで。後、何か書いてありますね。ええっと・・・
ポップコーンとコーラ、提供者 八雲紫
アレス「・・・盗んでないですよね?」
大丈夫ですよね?
にとり「はいは~い、では皆さん、準備出来ましたのでお席についてくださ~い!」
にとりがそう言うと皆、席に着きだす。私も席に着きましょうか
にとり「ではこれより、彼の・・・アレス・スカーレットの過去を、見ていきたいと思います。中には誰かにとって思い出したくない過去や・・・」
一杯ありますよ?
にとり「懐かしい過去が出てくると思いますが、目を逸らさずにご鑑賞ください!」
・・・頑張りましょう。
魔理沙「やべえ!めちゃくちゃ楽しみだぜ!」
霊夢「そうね・・・これで少しは彼の事を知れるのかしら」
アリス「もちろんよ・・・でも彼ってどのくらい生きてるのかしら?」
レミィ「私が聞いた話だと一番疲れた思い出は肉食恐竜に追いかけられたのが一番疲れたと聞いてるわ」
「「「・・・・え?」」」
文「あややや、これでまた色々知れますよ!?私、とても興奮してます!!」
天魔「少しは落ち着け(どごっ!)」
文「ぶはっ!?天魔様!?あなたとんでもなく強いんですから加減してくださいよ!」
天魔「ならそうしてもらえるようにちゃんとした”事実”を書け」
文「・・・・・はい、善処します」
パチェ「彼も大変ね」
こあ「そうですねえ、これだけの方に自分の昔話を見られるんですから」
美鈴「私なら発狂しますよ」
フラン「私は別に発狂しないよ?」
咲夜「私は・・・ある意味発狂します」
紫「・・・ねえ、藍」
藍「はい、なんでしょうか」
紫「私達、仲直り出来るかしら?」
藍「・・・大丈夫ですよ。絶対出来ます!」
紫「・・・そうよね」
幽々子「そうよ、私達は無実なのよ?」
幽香「そうそう。だから大丈夫よ」
アレス「・・・」
映姫「どうかしましたか?」
アレス「・・・いえ、何でもないです」
にとり「では皆さん、始まりますよ!・・・さて、閻魔様からお借りした浄玻璃の鏡をこの部分にはめて・・・よし!」
映姫「あ、それと言い忘れてましたがアレス」
アレス「はい」
映姫「今からすることはあなたの過去を一から全部見ること、または見せることになります。かまいませんね?」
アレス「ダメなら今頃こんなことはして無いでしょう」
映姫「そうですか・・・では、最後に一言」
アレス「?」
映姫「今回ここに来れなかったあなたの友人達にもあなたの過去が見れるようにしてますので」
そう言われましたけど、不思議と止める気は起きません。
アレス「・・・うわっ、それえぐいですね?」
映姫「今さらでしょう」
アレス「・・・ですね」
にとり「はじまるよ~」
はあ、せめて顔を逸らさないようにしないと・・・
これは意味不な文が出来ちまった!!そして長い!そして過去編突入!
これでしばらく(どれくらいかは・・・分からねえ)は現代編が書けなくなっちまった・・・すいません皆さん。
この気分が続くのであれば次の投稿は今日の夜か明日当たりですかね。