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    執事と閻魔(後)

なかなか進歩しないのが文才、どうしましょうか・・・


霧雨店、二階、客間



皆様、こんにちは。

旦那の勘違いのおかげで良よくわからない事になってどうしようかと悩んでいる、アレス・スカーレットでございます。

さて、なぜそのよくわからない目に会っているか、それは前回を見た人は分かっているでしょうが、お嫁さん(勘違い)発言のせいなんです、ええ、本当に。

どこからどういう風に見たら嫁を連れてきたって風に見えるのでしょうかねえ?不思議です。


映姫「ええっと、どうします?」


アレス「どうしましょう」



今は女の姿、見方によっては同性結婚ってやつになるんですが、あの旦那は私の体質をご存じなので大丈夫でしょう。それよりも問題はどうやってこの場を乗り切るか、でしょうね。



アレス「正直に話してしまった方が良いのでは?」


映姫「それが良いでしょうね・・・それ・・れでざん・・です」


アレス「え?何か言いました?」


映姫「いえいえ!何でもありません!」



本当でしょうか?何やら顔が真っ赤ですけど。



アレス「それにしても旦那、遅いですね」


映姫「そうですね」



この部屋に来てからかれこれ10分は経っています。何してるのでしょうか?



アレス「まさかウェディングドレスとか注文してたりして」


映姫「ふふ、まさかそんなk(バン!)・・・無いとは言えなくなりましたね」


アレス「た、確かに」



だって今目の前にドアを思いっきりぶち開けて『ウェディングドレス』を持ってぜえぜえいってる旦那が居るんですもの、そりゃ言えなくなりますよ。



旦那「どうだ!」



とものすごくやったぜ!!みたいな顔をする霧雨の旦那。



アレス「いや、もう何言えば良いのか分かりません」


映姫「ええ、確かに」


旦那「そうか、そんなに良いか!」



うわ、そう受け取ります!?まあ確かに凄く良いですよ?本当に。それこそこんなことが無ければ是非とも家に持ち帰っても良いほどに。



旦那「いや~、それにしてもやっと結婚する気になったのかこんちきしょうめ!」


アレス「いえ、ですかそれはかんちg「あなた~、式はどこであげます~?」・・・」



今さらなのですが、この幻想卿に何時の間にウェディングドレスが入っていたんですか?



映姫「八雲紫でしょう」


アレス「・・・」



よし、今度殺そう。



旦那「そうだな~、博麗神社はどうだ?」


千鶴「でもこの服装にそこはあまり合いませんよ?」



そりゃあ、和と洋ですからねえ。



旦那「そうだな、確かに」


アレス「あ、あの~「よし、知り合いに相談するか!」・・・もうどうにでもして」



たぶん私の生きてきた中でベスト5に入るほど精神的疲労が大きいでしょう。一番はなんでしたっけ?ティラノ君に軍団で追っかけまわされた事でしょうか。昼夜問わずに。



旦那「そういう訳だ、少し待っててくれ!」


アレス「はい、もうどうにでもしてください」


映姫「そうですね・・・」



話を終えると旦那は部屋を出て行った。それにしても相変わらずの行動力の高さですね。さすが魔理沙の父親なだけありますよ。



アレス「後でミスティアの屋台で一杯どうです?」


映姫「そうですね、こんな日はそれが良いでしょう」



今日はデロンデロンになるまで飲みますよ?



千鶴「あらあら、大変ね~」


アレス「千鶴さん・・・」


映姫「お気になさらず」



さて、どうすれば良いのでしょうね・・・



千鶴「大丈夫よそんなに悩まなくても」


アレス「と言うと?」


千鶴「私がちゃんと言っておきますから」


アレス「今千鶴さんが女神に見えました」



本当に。



千鶴「あら、お上手ね」


アレス「いえいえ、本当にそう見えたんですよ」


千鶴「ふふ、そう。じゃあそろそろ止めに行かないと」


アレス「そうですね、よろしくお願いします」


映姫「お願いします」



ああ、やっと平和に・・・



千鶴「ええ、任せておいて。とても楽しめましたし」


アレス「私もたのs・・・え?」


映姫「楽しめた?」


千鶴「あらやだ、お口が滑っちゃったわ」



え、まさか嵌められた?



千鶴「ごめんなさいね?最近ちょっとお暇過ぎてね?」


アレス・映姫「「(ポカーン)」」



・・・ああ、そういえばこの人、おしとやかな性格でしたけど、いたずらっ子な所もあるんでしたね、今思い出しました。



千鶴「じゃあ私は行くわね~」


アレス「・・・あははは、はぁ~」



乾いた笑いとため息しか出ない・・・さて、私達も帰りますか。



千鶴「あ、それとそのドレス、持って帰ってちょうだいな」


アレス「え?それは出来ませんよ!」


千鶴「あら、確かにおイタ(いたずら)はしましたけど、早く落ち着いてほしいのは本心よ?」


アレス・映姫「「・・・・」」


千鶴「じゃあ、私は行くわね~」



そう言うと千鶴さんは部屋を出て行った。



アレス「・・・帰りますか」


映姫「そうですね。それとそれはどうするんですか?」



そうですね、私のため(それが花嫁に渡すための物かそれとも私が着る用かは分かりませんが)に造ってくれたんですし・・・



アレス「持って帰ります」


映姫「そうですか」



さて、とりあえず箱に入れてっと。



アレス「とりあえず、ミスティアの屋台でも行きますか?」


映姫「そうですね」



さっきも言いましたが、今日は飲みまくりますよ?



アレス「また咲夜やレミィに怒られるなあ」



まあ良いですよね、たまには。









追記



あれから霧雨の旦那の妻、千鶴は旦那の元に向かい、話をつけたそうだ。



旦那「そうか、まだ結婚するわけじゃないのか」


千鶴「ええ、まだ」


旦那「まだ?」


千鶴「ええ。それにあの子は恋人ではなく友達なんですって」


旦那「何だよ、それを先に言えよな」


千鶴「ただ・・・」


旦那「ただ?」


千鶴「他に気になる方がいると」


旦那「ほう、それは?」


千鶴「まだ秘密とのことですわ。あと、あのドレス、必ず必要になるからもらっていきますって」


旦那「そうか。まあ元からあいつにやる気でいたから別にかまわん。しかし・・・そうか、気になる奴が・・・なら今のうちに場所とか考えといても問題は無いな!」


千鶴「そうですね、あなた」



色々無い事を言われたが・・・




















よし、これからは誰かわからなくなったらやばいんで名前を出していこう!よしこれでいこう!

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