第二十三節 執事と閻魔(前編)
さて、どう書くか・・・
人里
午前9時
皆様こんにちわ
今現在、幻想郷の説教マシンこと、四季映姫と人里でおでかけ的な何かをしている、アレス・スカーレットです。
さて、先ほどおでかけ的、と言いました。それはなぜか。簡単な事です。
映姫「であるからして、悪いのは男の子であるあなたなのです。だからあなたが謝るのです。それが今あなたの出来る善行です」
これです。何かちょっとでも小さいことが起きるとすぐ説教・・・説教マシンの名は伊達ではありません。
映姫「ふう、終わりました」
アレス「そうですか」
全く、何が悲しゅうて壁にもたれながら説教が終わるのを待たねばならないんでしょうか。誰か教えてください。
映姫「では行きましょう」
アレス「はいはい」
ついでに言っときますが、このお説教大会(?)は里に着いてからすでに両手の指くらいはしてますよ?
映姫「さて、どこに行きましょうか」
アレス「そうですね」
まあお説教はともかくして、どこに行きましょうか。
アレス「ん~~~~~・・・・あ、そうだ、霧雨の旦那の所に行きましょう」
映姫「ほう、それはまたどうして?」
アレス「いえ、最近会う事が無いものでたまにはという感じです」
映姫「なるほど・・・では行きましょうか」
そう言うと先に歩きだす閻魔様。私もそれに従いついていく。
アレス「・・・」
映姫「・・・」
・・・あれ?会話が無い?
アレス「・・・」
映姫「・・・」
うん、無いね。仕方ない、話を振ってみましょう。
アレス「そういえば、最近小町の奴、ちゃんと仕事はしてるんですか?」
映姫「・・・してると思いますか?」
アレス「うん、ごめん、絶対無いと思う」
自分で聞いておいて何ですが。
映姫「全く、あの子には何時も苦労させられます」
アレス「あはは、仕方にですよ、だって小町ですもの」
映姫「それもそうですね」
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小町「くしゅん!うう、風邪でも引いたかな?・・・よし、ちょっと休憩しよう」
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アレス「でも、あれが真面目に仕事をしだしたらそれはそれで気持ち悪いでしょう?」
映姫「ええ、悲しいですがそうですね」
と言い笑う私と映姫。小町も大変ですね~
アレス「あ、着きました」
映姫「そうですね」
会話が弾むとあっという間ですね。さて、では行きますか。私は扉を開けた。
アレス「(ガラガラ)こんにちは~」
???「は~い」
おや、おかみさんですか珍しい。ちょっとした余談なんですけど、この霧雨の夫婦、年齢はすでに40を超えているのに外見と年齢が一致しないんですよ。
アレス「お久しぶりです、おかみさん」
おかみ「あらあら、久しぶりじゃないアレスちゃん!」
ちゃ、ちゃんて。それにしても相変わらず綺麗な人です。
アレス「旦那さんは?それに今日は客が全然見当たりませんが?」
おかみ「ああ、今日はあの人がね、ぎっくり腰でお休みなのよ」
・・・歳ですか?
アレス「ああ、なるほど。でも休業の看板がありませんでしたけど?」
おかみ「あら、忘れてたわ。出してこなくちゃ。あ、アレスちゃん、上がってちょうだい!」
アレス「え、良いんですか?」
おかみ「全然良いわよ!」
アレス「ではお言葉に甘えて、お邪魔しまーす」
おかみ「どうぞ~・・・あら?」
とおかみ。どうしたんでしょうか
おかみ「ええっと、アレスちゃん・・・」
アレス「はい?どうかしましたか?」
おかみ「この子は?」
と指を指すのは若干空気かしていた映姫。
映姫「四季映姫と申します」
おかみ「あらあら、これはどうも。私はこの店の店主、霧雨の妻の千鶴と申します」
おお!?
アレス「・・・あ、そういえば名前忘れてました」
千鶴「あら?もしかしてお歳かしら?」
アレス「あははは、そうかもしれませんね」
案外そうかもしれない・・・注意しよ。
千鶴「あ、いけない、看板出してこなくちゃ、じゃあ、ちょっと出してくるわね」
アレス「分かりました」
では、お先に・・・
千鶴「あなた~~!」
???「なんだーーー!」
千鶴「アレスちゃんがお嫁さん連れてきたわよ~~~」
アレス・映姫「「!!!???」」
え!!?
???「なんだとーーーー!!!!よし、どんな奴か俺が見てやる!!」
・・・・うわお、何この進み方。
書き方で未だに悩んでる自分がいる・・・どうしましょう