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第二十一・一 古き友たちの宴会

八雲ファミリー等が出るのさ!


 


月曜日



どっかの桜の木の下




午後3時




皆様、こんにちわ

幻想郷を愛する妖怪、八雲紫ですわ。

さて、いきなりですけど、今日はちょっとした集まりがありますの。ただのお茶会ですけど。



???「来たわよ~」


???「紫様、こんにちわ」


紫「あら、幽々子に妖夢、いらっしゃい」



こののほほんとしているこの子は言わずもがな、西行寺幽々子、そしてもう一人が魂魄妖夢、庭師である。



幽々子「お邪魔するわね~、大きいブルーシートねえ・・・あら、藍や橙は~?」


紫「あそこで色々準備してもらってるのよ」



そこには和菓子やらお茶やらお酒など色々忙しそうに準備している藍達がいた。所々に「手伝ってくださいよ!」とか「全く、たまには自分で動いてください!」など色々愚痴みたいなものが聞こえるがこの際無視である。



幽々子「そうなの、じゃあ妖夢?」


妖夢「はい、私もお手伝いしてきます!」



そういうと藍達の所に向かっていった。



幽々子「そう言えば、幽香は?」


紫「まだよ、あいつ、いつも遅れてくるから」



さすがに妖怪の部類では遅いだけある。



幽香「ちょっと、誰がとろ魔よ!」


紫「あら、噂をしたら」


幽々子「なんとやら、ね」



そこに立っていたのは凶暴、狂暴、恐暴という3拍子の言葉がとてつもなくお似合いな風見幽香がこちらを見下ろして立っていた。この3つがここまで合うのは世界でも稀じゃないかしら?



紫「こんにちわ」


幽香「はいはい、こんにちわ」


紫「相変わらずの遅刻?」


幽香「まだ始まってないから遅刻じゃないわよ」


紫「それもそうね」



そう言うと、靴を脱ぎかなりでかいブルーシートに座る幽香。



幽香「なんでこんなにでかいのよ」


紫「宴会仕様よ」


幽香「でかすぎよ!10人は軽く入るわよ?」


紫「気にしないの」



そう、気にしてはならない。



藍「紫様~、もうすぐ準備が出来ますよ~」


紫「そう、がんばって~」


藍「うぅ~、しんどい・・・」



哀れ、藍。



幽香「あんたも相変わらず人使いが荒いわねえ」


紫「なんだかんだ言ってやってくれるんですもの、甘えたくなるわよ」


幽香「そのうちふっ飛ばされるわよ?」


紫「大丈夫よ」


幽々子「それにしても、相変わらずの名前だけお茶会ねえ」


幽香「そうね」



なぜかって?それは簡単。



橙「わーーー!!お肉が焦げてるーーー!!」


妖夢「藍様、ウィンナーもやばいですよ!!」


藍「むっ!それはまずい!」



・・・見て分かると思うけど、バーベキューよ。



紫「・・・楽しいでしょう?」


「「・・・違いないわね」」



さすが幻想郷の住民である。



幽香「でも・・・」


紫「・・・分かってるわ」


幽々子「・・・」



唯一、残念で仕方がない事がある。それは・・・彼がいない事。



「「「・・・」」」



・・・・・・・・



藍「出来ましたよ~・・・どうかしました?」



そう言うと料理が乗った皿をシートの上に置いていく藍と橙と妖夢。



幽香「何でも無いわ・・・いつも思うけど、尻尾によくもそんなに乗せれるわね」



ナイス切り替え。でもその疑問も納得。確かにそうよね。



藍「私にとっては手足のようなものだからな、出来て当然だ」



そう言いながら一つ一つ丁寧に置いていく藍・・・どういう神経してるのかしら?



藍「ふう・・・あとは?」


妖夢「あとはお肉とトウモロコシだけですかね」


橙「持ってきました!」


藍「お、偉いぞ」


橙「えへへ」



どうやら全部揃ったようだ。



紫「さて、では揃ったようですし」


幽々子「そうねえ」


「「「「「「いただきます!」」」」」」

紫「だ~か~ら~!!ね!?もう一度言うわよ!?勝負下着は黒!!」


幽々子「何度言われても納得いかないわ!!」


幽香「アレスぅ・・・うう・・・ヒッ・」


藍「・・・ヒック・・・・ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ、ぷはっ!アレス様と紫様のばかやろーーーーー!!」


妖夢「だからぁ、猫って大変でしょう?・・・ッく・・・ゴクッ、ぷはー!」


橙「水は苦手ですからねえ・・・ヒック・・・ゴクッ、ぷひゃーーー!」



・・・・あれから20分、そこはまさに・・・地獄だった。

上から順に状態を見てみよう。


紫、幽々子・・・なぜか下着に関してかなり激しく闘論中。


幽香・・・どこぞの執事を思い出して号泣・・・泣き上戸だ。


藍・・・しばらく無言、そして一気飲み、最後に二人に対して「ばかやろーーーーーー!!」である。


妖夢、橙・・・と何やらお話をしているが、何を話してるんだ?



なぜこんなに酔ってるんだ?と思うでしょう。それはこの「神様殺し・絶」とか言うなにやら物騒な酒のせいである。ついでに製作者はアレスや他数名。度数は・・・聞かないでほしい。



「「「「アレスの馬鹿ーーーーー!!鈍感ーーーー!!勘違いーーーー!!!」」」」



おおう!?妖夢や橙以外がなぜか叫んでいる。



妖夢「だからですねえ、この、ひっ、刀はですね、っく」


橙「はい、ヒッく、その、ひっく、刀は?」



・・・刀?



こうしてそれからさらに20分、酔っ払いによる宴会が続いたのである。

ついでに後日、全員二日酔いでダウンしたの言うまでも無い。









さと、今回より、登場人数が5人を超える予定なら名前を書くことにしました。

だって、誰がどれって分かりにくいですし・・・

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