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10PV記念  昔の話

忘れてたよ、こんちくしょうめ。

さて、今回はちょっとした紫達がまだアレスと仲が良かった時のとある日の昔話です。

リア友からリクはいくつか来てたけど・・・悪いが無視だ、今俺はこれが書きたいので!



夜中1時



紅魔館、アレスの部屋





皆様、こんばんわ

悪魔に仕える執事兼兄貴兼レミィの子育て(?)をしております、アレス・スカーレットでございます。

さて、今回は何かの記念だという話なのですが、一体何の記念ですか?



「アレス、これ読めや」


「・・・色々突っ込みたいですがあえて無視しましょう」



とりあえずいつ侵入したのか分からない謎の男かr、っと失礼、くそったれな作者から手渡された手紙を読んでみましょうか。



「くそったれ言うな、自覚してるから」


「・・・」



再度無視して読みましょう。どれどれ・・・・・・・・・・・・ナイフを構えますねえ、そして首に当てましょう、あのあほ作者の首に。



「とりあえず一度死にますか」


「や、やめてくれ!まだ死にたくない!!」


「いやいや、これは自殺願望の手紙でしょう?ならその願い、聞き届けましょう」


「待て、なんか今地獄のあれの言い方が、あ、いえ、すいません」


「はあ・・・」



とりあえず放してあげましょうかね。



「あ~、殺されるかと思った」


「殺す気でしたのに」


「うるさい、この男女ばk、ごめんなさい!!だからその神話の武器は仕舞ってくれ!!!」



全く、たかがゲイ・ボルグごときでビビりすぎです。



「いや、ビビるだろ、普通」


「そんなことはどうでも良いですから、これ、どういう意味ですか?」



と私は彼に読んだ紙を渡す。



「ああ、これな、要は昔話しろって話だ」


「・・・なぜに?」


「いや~、そういうきぶn(どごっ!)ひでぶち!」



とりあえず一発。



「そんなの嫌にきまってるでしょう?今の私にとってそれは黒歴史なんですから」


「ほう・・・そんなこと言えるのかな?」



そんな鼻血だらけの顔で言われても・・・



「なんならお前が紫とちょっとした大人な事をしてるところを書いても良いんだぞ~?」



ぴくっ



「なんならあの時のメンバー全員でも良いんだぜ?」



びくっ!

こ、こ、こいつは~!



「さあさあどうするどうする~?」



くっ!こんな奴に!こんな奴ごときに!



「く、この屈辱、いずれ雪がせてもらうぞ!」


「はい、おっけ~」



何時か殺す・・・

妖怪の山、にとり工房



「あ、来たね」


「よう、にとり。あれは完成してるかい?」


「出来てるよ!」



さて、いつの間にかにとりの工房に着いていましたが・・・さっきから何をしてるのでしょうか?



「アレス~」


「なんです」


「はいこれ」



と手渡されたのは・・・・



「ヘルメット?」


「そう、ヘルメット」


「・・・」



なぜにヘルメット?



「いや、それはもうあれでしょう、記憶再現の定番」


「・・・ああ」



なるほどね、でも、定番なのでしょうか?



「ついでに聞きますが、製作者は?」


「それはにとりと・・・」



と?



「・・・やっぱ秘密だ」



なんですかそれ。



「まあ、んなことは良いから、ほらさっさとヘル被ってその椅子に座れ。ちょっと時間使い過ぎたし」


「はあ・・・」



とりあえずこのヘルメットを被って椅子に座ってみることに。



「よし、じゃあにとり!」


「はいよ!おまかせ!」



そういうとなにかのリモコンを取り出し、ボタンを押し始めるにとり。

ガシンっ!



「・・・これは?」


「一応逃げないようにと手錠と足枷。ついでにそれ、核とか食らってもビクともしないから」



なんていう技術の無駄使い!まるでいつも最後にパンチ食らってキランと輝くバイキン野郎みたいです!



「それでは・・・・いざ!」


「え、なに・・・を・・・・」



にとりが何かのボタンを押した瞬間、私は意識を手放した。

(ここより先、アレスの口調が昔の口調に変わります)

時代は変わり、平安時代。



「ふう」



ったく、紫の奴、たまには俺の家に来いってんだ!毎回毎回俺を幽々子の家まで呼び出しやがって!

無茶苦茶遠いんだぞ?今日からあいつの家って。



「兄さん、待ってよ!」


「そうじゃ、少しは待たぬか」


「お前達が遅いんだろ?」



後ろから声を出している遅れてくる二人は・・・・



「早くしろよ、亜紀、清明」



俺の義理の弟の狐妖怪(尻尾は2本。髪はショートヘアー。外見などの詳細はまた近いうちに)、亜紀と、都では最強と名の知れた安倍清明だ(こちらも近いうちに。髪型はこの時代では珍しいポニーテール。セミロングバージョンだ)。



「ほら、あと50段くらいだ」


「ふう、もう少しだね」


「相変わらず、不便な場所じゃなあ」


「文句は後にしろよ、女男」


「む!なにやら馬鹿にされた感じがする・・・」



仕方ないだろう、お前の外見が女そのものなんだからよ。



「そうだよ兄さん、女男って・・・」


「ならお前は何にしようか」



そうだな・・・・思いつかん。



「うん、やっぱりお前も女男な」


「酷いよ!」



仕方ないじゃないか、お前もそんな感じなんだからよ。



「それよりもほら、喋ってる内に着いたぞ」


「あ、ほんとだ」


「次からは迎えくらい寄越せ」



とりあえず家の中へ。

「あら、やっと着いたの?」


「・・・お前は良いな、楽でよ」



俺はのんびり縁側でお茶を飲んでいたスキマ妖怪の紫を睨んだ。



「あらあら、そんな顔しないでよ、帰りは私が送ってあげるから」


「当然だ!」



あんな階段帰りも行きたくねえよ!



「今日はお招きありがとうございます、紫さん」


「あら、気にしないで」


「そうじゃそうじゃ、こんな楽して暮らしてる妖怪なんぞに礼なぞ言わんでいい!」


「そう怒らないでよ。そんなに怒ると白髪が増えるわよ?」


「余計な御世話じゃ!!お前こそ、そろそろお肌の心配でもしたらどうじゃ?」



ああ、どうやら相当ご立腹の様子だな、清明の奴。まあいつもの事だ。

で、この流れから行くとまず年齢の話に行って・・・



「あら、私は永遠の20歳よ?」


「はっ、失笑」


「そういうあなたはどうなの?もうそろそろお歳じゃないのかしら?」


「たわけ!お前のような小細工せんでもわしは素のままでも美形じゃ!」



でもって紫がいとも簡単にキレて・・・



「なんですって?この私のどこにそんな小細工したところがあるのよ!?」



そんでもって清明が追い打ちと言う名の火を火薬に放って・・・



「なんじゃ、そんなことにも気付いておらんのか?お前の存在自体じゃよ!」



それでさらに引火して・・・



「そう、私の存在自体が・・・そうなんだあ」


「ふん、お前みたいなそこらじゅうに出てくるような変態神出鬼没変態妖怪のどこに正当な部分があるんじゃ!?」


「なっ!誰が変態よ、誰が!しかも二回言った!!」


「え?お前しかおらんじゃろう」


「何よ、そのさも当然っていう顔は!」



でここからいつもの戦闘に入るっと。



「きぃーーーーー!!こうなったら戦闘よ!表に出なさい、安倍清明!今日こそ決着をつけてあげるわ!!」


「望むところじゃ、この変態淫乱女!!」


「誰が淫乱よ!私はまだあれよ!!」



あれってなんだあれって。まあとりあえず予想通りかな、この流れは。



「そういうあんたはどうなのよ!?」


「・・・さて、何回じゃったかな?」


「・・・」



ああ、紫が固まった。



「ああ、あの女子も良かったのお(←実はまだ未体験。ついでに・・・・おっとこれは秘密)」


「う、嘘よ、そんなの嘘だわ!!(←もはや冷静さが無くなってるようだ)」



うん、なんて次元の低い口上戦(なのか?)



「すまんのお、わしはすで大人への階段を上った後じゃったわ」


「ううっ!こうなったらボコボコにしてやるう!!!」


「はっ!やってみろい!!」



紫、そこはお前の方が淫乱じゃねえかって返せばよかったのでは?



「無理ですよ。今の紫様には」



そう言い横から近づいてきたのは尻尾が九つあり道士の服を着た九尾の狐妖怪、八雲藍であった。



「そうだな。今のあいつには無理だな」



そう言うと俺はいまだに口上戦をしながらやり合っている紫達を見た。



「あ、そういえば亜紀は?」


「こうなるだろうからって、先に幽々子様の所へ行きましたよ」


「さすがに学習してたか」


「みたいですね」


「じゃあ俺たちも行くかな」


「そうですね」



頑張れ二人とも。



「あんたなんか女に刺されたらいいのよ!!」


「なっ!わしはおんn、っといかんいかん。とにかく!お前はまだまだ子供と言う訳じゃ!」


「また言った!この変態陰陽師!」


「うるさい!変態三年寝太郎!!」

「あらあ、やっと来たのねえ」


「お前もか、幽々子よ」



さっきもそんな感じの事を言われたぞ。



「あ、兄さん」


「おう」


「で、どうだった?」


「まあ、いつもと一緒だった」


「そうなんだ。仲が良いんだね、あの二人」



・・・良いのだろうか?



「まあとりあえずだな、今日は何の用事だ?」



今さらながら、俺達をここに呼んだ理由を聞いてなかった。



「お茶会よ」


「まあそんなところだろう」


「ダメ?」


「今さらだから気にしてない」


「なら良かった!そうと決まれば、妖忌~」



パンパンと手を叩きこの屋敷の庭師を呼ぶ幽々子。



「はい、準備は出来てございます」



すると襖からそれなりの量の料理を持って立っている妖忌と藍が現れた。



「相変わらず藍も忽然と姿が消えるな」


「あはは、いつもの事だよ兄さん」



それもそうか。



「アレス殿!お久しぶりでございますな」



と料理を並べながら喋りかけてくる妖忌。



「そうだな」



こうして会うのも・・・



「1週間ぶりか?」


「はい、そうでございます」



ならそんなにだな。



「そういえば・・・・相変わらず幽々子は小食なのか?」



前から不安な事を小声で聞いてみた。



「・・・・ええ」



どうやら変わっていないようだ。



「そうか・・・」


「・・・」



何時頃からか幽々子の食事の量が減ってきていたのだ。一体なぜなのかは未だに判明していない・・・



「・・・まあとりあえず、これだけ楽しくなれば食うよな!」


「・・・そうですなあ!」



まあ今は気にしても仕方がない!とりあえず食わせれば良いんだ!



「よし、食うぞ!亜紀!」


「うん、兄さん!」


「ちょっと、私を無視しないでよ!」


「そうじゃそうじゃ!」



あ、帰ってきた。



「あらあら、紫、清明、二人とも服を着替えてらっしゃいな。ボロボロよ?」


「そうね、そうするわ」


「そうじゃな」



よし、とりあえず一時の平和を得た!



「よし、食うぞ!」

あれから30分。それは地獄のようだった。


まず紫。

酒の飲み過ぎか酔っ払ってしまい俺になぜか告白をしまくってきた。

挙げ句には

「なら既成事実を!」

と襲ってくる始末。そこに同じく酔った清明が来て

「ならわしだって!」

そして

「紫様!私も混ぜてください!」

とこれまた同じく酔った藍が来て

「あら、なわ私も混ぜて~」

と酔ったかどうか判断しにくい幽々子が来て大惨事。亜紀にいたっては

「妖忌さん、この料理は・・・」

と妖忌と話合ってるし!まあとりあえず襲ってきた4人は手刀で黙らせたが。

そして今に至るわけだ。



「・・・・平和最高」



とりあえずはこれが言いたい。でも・・・



「まあこうやって騒ぐのも悪くないな」



俺気持ち良さそうに眠っている皆を見る。こうやって騒いで、喋って・・・それがいつまで続くかは分からない。でも、今が楽しいならそれで良いじゃないか。



「度が過ぎたりするのは勘弁だがな」



ときどき暴走するが・・・まあ良いさ。とりあえず今はこの楽しい時を満喫することにしよう。



「ふああ・・・ちょっと俺も寝るかな」



ただ今はちょっと疲れた。だから寝ることにしよう。お休み、みんな・・・

(現代)



「・・・はっ!」


「あ、起きた!」



ここは?あれ、なぜ地面に寝転がっているのですか?



「大丈夫!?」


「何がですか?」


「え、あ、えっと・・・ま、まあ大丈夫なら良いの!」


「はあ」



なんだかよくわかりませんねえ・・・



「で」


「で?」


「気分はどう?」


「・・・・」



・・・・・・・・



「よく、わかりません」


「そう・・・」


「ただ・・」


「ただ?」


「何か夢を見てた気がします」


「夢?」


「ええ」



それもとっても楽しそうな。



「夢、ねえ」


「ええ」


「そう・・・」



そういうと下に俯くにとり。



「どうかしました?」


「え、あ、ううん、なんでもない!」


「そうですか」


「あ、ほら、そろそろ帰った方が良いんじゃない?」


「え?」



外を見ると・・・



「あ」



はい怒られますね。



「・・・・お疲れ様」


「・・・・」



はあ・・・気が重い。



「とりあえず、帰りますね」


「そうだね」



とりあえず帰ったらなんて説明しようかな・・・・あれ?そういえばなぜここにいたのでしょうか?今日は不思議だらけです。

「・・・・・・・・これでよかったの?」



そういうと隣から紫が出てきた。



「ええ、ありがとう」


「・・・」



そう、今回のもう一人の製作者は紫だったのだ。



「で、感想は?」


「・・・・・・悪くなかったわ」



それだけを言うとスキマに帰っていく紫。



「・・・・あんな人でも泣くんだね」



その時に光って見えたのは涙だろう・・・それが悪い意味なのか良い意味なのかは分からない。ただ・・・



「満足はしてもらえたみたいだね」



満足してもらえたならそれでいい。ただそれだけ。



「手を貸すのは今回だけだよ」



さて、この記憶再現装置、どうしよう・・・・
















次の記念は50万だ!・・・気が遠くなる

そして深夜テンション・・・パネエ、マジパネエ

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